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102通目:何かが足りない
本や漫画で途中で飽きて読むのをやめてしまう作品って、何が足りないのでしょうか?
僕はだいたい本は最後まで読み切ります。途中でやめてしまうのは一回既に読んだことのある本か、続編が出たときか。漫画についても、一冊はだいたい読み切る。途中でやめるのは短編集だったり一話完結だったり、途中と言っても終わっている場合が多く、全くの途中で飽きてやめるってことはあまりないかな。続きがまだ出てないときは、そのまま止まってしまうこともある。
何が足りないって、単純に言うとやっぱり引きが足りないんじゃないですか。続きが気になる要素、先を読ませようという引っ張り要素。典型的なのは、続きはCMの後のCM前の煽りだったり、「この後、とんでもないことが…!」みたいなやつ。まあそういうのに騙されるのは最初だけだと思うけど。この先に何かが待っている匂わせも、引きの一つだと思います。
集中力が足りないってこともあります。もっと言えば、読み終えるぞという意志が足りない。ながらでなんとなく見たり読んでいたら、途中で飽きてやめてしまうのは必然だと思います。その時間は繋ぎでしかないから。寝落ちとかまさにそう。
現代はサブスクなり無料アプリでコンテンツ飽和状態だから、手の届くところに他の作品がありすぎるのも重要な要素だと思います。昔は飽きてようと手元にある現物を繰り返し読むしかなかったから。今は待ち時間でもスマートフォン一つあれば暇つぶしに事欠かなくなって、以前なら何もやることがない暇な時間だったところに、新鮮なコンテンツをいくらでも放り込めるようになった。その分一つ一つのコンテンツに愛着を持ってもらうのは、そうとう難易度が上がってると感じます。コンテンツを消費する時間も足りない。いろんなものが足りない。
これまでのヒトコト、回答をまとめました。