この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

「道の駅 但馬楽座」は、竹田城跡から近いコンビニと温泉が併設する道の駅
道の駅 但馬楽座【目次】
「道の駅但馬楽座」のロケーション
「道の駅但馬楽座」は、鳥取方面に通じる国道9号と、豊岡に抜ける国道312号の交差点にある古株の道の駅だ。
筆者が車中泊を始める以前の1996年に開駅しており、「道の駅 ようか但馬蔵」が2007年にオープンするまでは、城崎温泉や湯村温泉への行き帰りによく利用した。
「道の駅但馬楽座」の施設
「道の駅但馬楽座」は、当時にしては珍しく温泉付きのホテルに隣接し、駐車場を挟んで売店と食事処が揃う大型の道の駅だ。
駐車場はホテルの駐車場のような感じで、場所によっては傾斜があるものの、車中泊時の治安が気になる人にお勧めだ。
施設はけして新しくないが、とりあえず道の駅に必要なものはきちんと揃っている。それは可燃物のゴミ箱にも共通していた。
また駐車場にある24時時間トイレは古くて和式だが、ホテルの中のトイレにはウォッシュレットがある。
2014年11月。久々に立ち寄ってみると、リニューアルされてホテルの一階がローソンになっていた。
ただし2018年10月にはヤマザキショップに変更されている。営業時間は7時~22時だが、それでもコンビニがあるとないでは利便性が大きく違う。
また構内にあったうどん屋の「なかの製麺」は、中華料理店になっている。
「やぶ温泉」がある宿泊施設の一階には、名物の但馬牛の本格的なレストランがある。ちょっと贅沢に外食するなら、ここはビールも飲めていいと思う。
なお、松葉ガニ漁が解禁になる11月初旬から3月中旬までは、カニ会席(日帰りひとり1万円・入浴券付き)や、カニ鍋定食1350円が用意される。
但馬名産の牛やカニを食べて、温泉でほっこりして、車中泊で泊まれる道の駅はそうはない(笑)。
「道の駅但馬楽座」の車中泊好適度チェック!
「道の駅但馬楽座」の最寄りの温泉
やぶ温泉(隣接)
入浴料:大人500円
業時間:8時30分~22時(受付は21:30まで)・無休
泉質:弱アルカリ性単純温泉
コンビニ
道の駅以外では、約500メートルのところにミニストップがある。
スーパーマーケット
「マックスバリュ養父店」まで約800メートル。