風と君を待つだけ
暑く覆った雲の隙間から、太陽が時折顔を出し、白一色の雪原を照らす
光が走る
一瞬の蒼の光を追い、丘をかける
キタキツネや野うさぎの足跡が浮かび上がる、まるで白いキャンバスに描かれた絵のように。。。
広い丘に一人静かに立つ名も知らぬ木
夕陽のやさしい光が降り注ぐ
ブルーとパープルの 言葉では言い表せない穏やかでやさしい空間
マイナス10度に冷え込む日没後の風は冷たく頬に突き刺さる
けれども
なぜだろう
こんなに温かく感じられるのは。
こんなにやさしくつつんでくれるのは
なぜだろう
パープルアワーの丘に一人立ち
透明な風に吹かれて、澄んだ空気を吸ってみる
鉛色の雲のごとく重い鎧をきているような心身を
清涼な光と風がつつみこむ
氷のように冷え切って閉ざされた心がスーと溶けていく
何とも不思議な
そして しあわせなとき
自然の力、厳冬の丘に立つ木々の生命力、北の大地で生き抜く動物の生命力の
なんと大きく力強いことか
そして
何と気高く、美しいことか
心が折れそうなとき、いくら頑張っても前を向いて歩いて行けそうになくなった時
いつも 私を励まし、勇気づけてくれた小田さんの曲
「風と君を待つだけ」
誇りを捨てないで あきらめないで
ひとりにならないで
僕らは信じている 君が手を高く上げて
いつかまた 走りはじめることを
それぞれの想いと夢を乗せ
静かにときはゆく
今 船は真白にかがやく
帆を高く上げて
あとはただ 強い風と
君を待つだけ
風の音を聞きながら
この自然の中に身を置こう
手を大きくあげて 風を感じて
そして
心の赴くままに心の目でシャッターを切っていこう
私が私であること
今あることの証として
一期一会の一瞬
今を
切り撮り、残していこう
さぁ
明日は どんな朝が待っていてくれるのだろう
ゆっくりと
顔を上げて
歩いて行こう
*長い間 blogを更新することもなく、時が過ぎてしまいました
にもかかわらず、ずっと待っていてくださった皆様、案じて訪問してくださった皆様、本当に申し訳なく思っています。 ご心配をおかけしてしまい ごめんなさい。
また、超鈍行運転の不定期便になろうかと思いますが、ゆるりと更新していきたいと思っておりますので、どうぞ、よろしくお願いいたします
by komachibbt
| 2019-03-22 17:11
| 美瑛・富良野