「頑張れない」というあなたへ 「また頑張りたい」に変える方法を解説
こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。
「頑張る」という言葉は、何かとよく使いますよね。
- 今回はよく頑張った
- 次はもっと頑張れ!
- 頑張りが足りなかったから結果が出なかった
- 頑張ってもらわないと困る
- 頑張らないのは甘え
あなたは、頑張るという言葉を見聞きして気が重くなり、「もうこれ以上頑張れない…」「頑張りたいけど頑張れない…」と感じていませんか?
このコラムでは、頑張れない理由や「また頑張りたい」に変える方法について解説します。
「頑張れない自分は甘えているだけ」「周りからクズだと思われるかも…」と悩み不安な人も、ぜひ楽な気持ちで目を通してみてください。
このコラムが、頑張れないことで自己嫌悪やつらい気持ちを感じているあなたの助けになれば幸いです。
私たちキズキ共育塾は、「頑張れない」という人のための、完全1対1の個別指導塾です。
生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。
目次
頑張れない6つの理由
この章では、頑張れない理由について解説します。
あなたの気持ちに近い、頑張れない理由が見つかるかもしれません。
また、頑張れない理由がわかると、「自分はクズじゃない」「甘えじゃないのかも」と思えるきっかけにもなるかもしれませんよ。
なお、ただし、ここで紹介する理由はあくまで一例です。実際のあなたに当てはまらないかもしれません。また、必ずしも紹介した理由が頑張れないにつながるとは限りません。参考としてご覧ください。
頑張るために必要なことや、逃げたいと思う理由については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。
理由①本当はやりたいことではない
今やっていることや頑張らなければならないことが、本心ではやりたいことではないために、頑張れないのかもしれません。
- 親にやれと言われたから勉強している
- なんとなく就職した会社で仕事をしている
このように、自分の本心に気づかずに頑張っていると、頑張る意味が分からなくなったり、価値を見出せなくなったりします。
また、親や周囲に期待されているからという理由から、無理をしてでも応えようとしている可能性もあります。
周囲の期待に応えようとする姿勢はとても良いことですが、中には過去のトラウマが影響し、知らず知らずのうちに無理をすることも少なくありません。
このような理由によって、頑張れないという感情に至っているのかもしれません。
自分のやりたいことが見つからずに悩んでいるという人は、以下のコラムもぜひご覧ください。
理由②このまま頑張っても先が見えない
頑張りを評価してもらえなかったり、頑張っても明るい未来が見えなかったりなどの頑張っても先が見えない状況は苦しいものです。
- テストでいい成績をとっても「当然」と言われる
- 残業して仕事をしても誰も成果を認めてくれない
- 家事や育児をしてもほめてもらえない
このような状況だと、どんなに頑張っても終わりが見えず、心身ともに疲れることもあるでしょう。
もし、あなた自身がもともと自信を持ちにくい性格だった場合、周囲の評価が厳しすぎるために、先が見えなくなっている可能性も考えられます。
ほかにも、今後や仕事に対して具体的な目標がない、計画性がないなどの理由も、将来のビジョンにイメージが湧きにくいために、思うように頑張れないこともあります。
頑張り続けた結果、「しんどい」と感じているという人は、以下のコラムもぜひご覧ください。
理由③できない自分しか想像できない
うまくいかないことが続くと、「どうせまた失敗する…」と思うようになります。
また、実力以上のことをする必要があるとき、見通しが立たずに「自分にできるだろうか…?」と不安になり頑張れないこともあるでしょう。
- 勉強しても成績が上がらない
- 仕事でミスを連発してばかり
- いきなり大変なプロジェクトを任された
このように頑張りが成果につながらないと、学習性無気力という何をしてもうまくいかない感覚に囚われることがあります。
ほかの可能性として、自己肯定感が低い、完璧主義、過去の失敗体験がトラウマ化していることも挙げられます。
自分を褒める・認めるといった習慣が少なかったり、自分に課す目標が高すぎたりすると、できない自分の方が強くイメージされることもあります。
また、過去に周囲や職場の人から強い叱責を受けた経験がある場合も、その事実がトラウマとして心の深い部分に残り、できない自分しか想像できなくなることもあります。
完璧主義については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。
理由④人間関係に疲れた
学校、職場、家庭などで気を遣うことが多いと、疲れがたまり頑張れない状態になりますよね。
- 学校での集団行動に疲れた
- 会社の飲み会が多く疲れた
- 結婚相手の家族との折り合いが悪く疲れた
このような人間関係で神経がすり減り疲れがたまると、頑張りたいけど頑張れない状態になります。
人間関係に疲れているものの、コミュニケーションを取らざるを得ない環境によって、疲労感をそのままにしていると、うつ病や適応障害などを発症する可能性もあります。
どうしても人間関係に苦痛を感じ、頑張る気力が持てないというときは、こちらで解説する方法を試してみると良いかもしれません。
学校の人間関係に疲れたという人やクラスでの人付き合いが上手くいかず悩んでいるという人は、以下のコラムもぜひご覧ください。
また、コミュニケーションを取ることに苦手意識がある人は、周囲の輪に入ることができないために、孤独を感じたり、劣等感を感じたりすることもあります。
孤独感を覚えているという人や劣等感を持つという人は、以下のコラムもぜひご覧ください。
理由⑤現状に満足している
今が楽しければ、「頑張ろう」と思わないかもしれません。それはつまり、現状に満足できるくらい今まで頑張ってきたということでもあります。
もちろん、現状に満足していて頑張れないのは、甘えではありませんし、悪いことでもありません。
ですが、その状態が長く続いている場合は、マンネリ化していないか確認してみてもよいでしょう。
また可能性として、変化を嫌ったり、安定志向な性格だったりすると、穏やかな環境が心地良く、現状に満足することも多いです。
「いまが楽しい」「現状で満足」などの感情は気持ちのいいものですが、新たなチャレンジが更なる楽しさや満足感に繋がることもあるかもしれません。
理由⑥頑張ることに恐れがある
過去に一生懸命取り組んだものの、周囲が求める結果には至らず、悲しいできごととなって記憶に残っていることはありませんか?
つらい記憶が鮮明に残っていると、頑張ることそのものに恐れを感じることもあります。
自分の中で昇華できていない事柄があるときは、なぜそのような結果になってしまったのか、一度思い出し、原因を探すことをオススメします。
その上で、こちらで紹介する方法を試してみてください。
「頑張れない」を「また頑張りたい」に変える方法20選
この章では、「頑張れない」を「また頑張りたい」に変える方法について解説します。
「頑張りたいけど、もう頑張れない……」とお思いかもしれませんが、これから解説する方法は「何がなんでも頑張れ!」といった精神論ではありません。気楽にお読みいただければと思います。
方法①目標を設定する・設定しなおす
無理を続けるとキャパオーバーになり、頑張れない状態につながります。その場合は、以下の方法を試してみてください。
- 必要最低限のことだけ集中してやる
- すぐ達成できる目標を立て、達成する
これらを実践することで、達成感が生まれ、自信につながるでしょう。
今の目標に余裕が出てきて頑張れない気持ちがなくなってきたら、もう少し上の目標を設定してみてください。
なお、完璧主義な性格を持つ人の場合、厳しい目標を立てることがあり、自分でも知らないうちに無理をして、心身ともに疲労している可能性があります。
頑張れないと思うときは、まず小さな目標を立てて、一つずつクリアすることから始めてみましょう。
達成できた環境を振り返ることで、目標を達成した自分、きちんと乗り越えられた自分を大切に思えるようになります。
達成できた項目が増えることで、自己肯定感の向上や自信につながり、また頑張ろうという気持ちに戻ることができます。
方法②したいことだけする
やりたくないことばかりをやっていていると、頑張れないのは当然です。
一度、やりたくないことを置いておいて、やりたいことだけをひたすらやってみるのはどうでしょうか?
挙げだすとキリがないですが、あなたが「やりたい!」と思うことであれば何でもいいのです。
- 寝たいだけ寝る
- 趣味にひたすら打ち込む
- ゴロゴロしながらテレビを見る
- ぼーっとする
- 買い物に行く
- 友人と思いっきりしゃべる
リフレッシュできれば、頑張れないと思う気持ちが薄れていき、また頑張ろうと思えるようになるはずです。
方法③休息をとる
そもそも心身ともに疲れた状態では、頑張る気力は湧きません。疲れたと感じる時は、一度じっくり体を休めましょう。
具体的には、以下のような方法があります。
- 昼ぐらいまでゆっくり寝る
- 体にいい食事をゆっくり味わって食べる
- 自然の中で過ごす
もっと本腰を入れて休みたい、長い間健康のことを気遣えていなかった場合は、以下のことを実践してみるのもオススメです。
- 長期休暇をとる
- 健康診断を受ける
- 心配な症状があれば、病院を受診する
休暇をとる場合は勇気がいるかもしれませんが、できる範囲で試してみてください。
「疲れた…」という気持ちがなくなると、自然と「また頑張れるかも!」と思えてくれるはずです。
気持ちの切り替え方やしんどい・疲れたときの対処法については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。
方法④信頼できる人に話を聞いてもらう
家族や友人、同僚、上司、恋人、誰でもいいです。あなたが今、「もう頑張れない…」と感じていることやその理由などをじっくり聞いてもらいましょう。
あなたのことをよく知っている人ならではの、アドバイスがもらえるかもしれません。
「頑張れないと言ったら甘えてると思われるかも…」と不安かもしれませんが、話すことでスッキリすることもあるのです。
頼れる人には、積極的に頼ってみてください。
遠慮する気持ちがあるかもしれませんが、あなたが元気なときに、誰かの相談にのればいいのです。
また身近な人に相談しづらければ、公民問わず相談窓口を利用することをオススメします。
方法⑤環境を変える
学校や職場は1日の大半を過ごすので、環境が大切ですよね。周りの環境が整うと心も整います。
環境が整い、人間関係の不安が減れば頑張れないと思う気持ちが和らぎ、再び頑張れるようになることがあるでしょう。
以下のようなことは、比較的すぐできると思います。
- 片づけをする
- 負担になる人と距離を置く
- 生活習慣を変える
もう少し環境を変えたい場合は、転校、転職、転居などを考えてみてもよいでしょう。
環境が変わると、頑張れない気持ちが和らぎ「もう一度頑張れるかも」と思えるはずです。
方法⑥頑張らない生き方を模索する
一言で「頑張る」といってもその基準は、人それぞれです。
つまり、同じ内容に取り組む場合でも、無理なくできる人とつらい思いをしながら取り組む人がいるのです。
好きなことや得意なことであれば、頑張るという意識がなく取り組めるでしょう。
「頑張らない=なまけている」というだけではないはずです。
自分の得意なことや楽しいことを軸にやることを考えると、余分な力を抜いて頑張らずに生きる方法が見つかるでしょう。
また、頑張らない生き方を模索する際は、過去の成功体験を振り返り、自分にもできることはあると前向きな気持ちに切り替えられるような習慣を付けるのもオススメです。
幼少期の頃の、自転車の練習を例に挙げると、最初の頃は上手く乗りこなすことができなくても、毎日少しずつ練習することで徐々にできるようになった記憶はありませんか?
できないことからできることに変わった瞬間は、大きな喜びを感じたはずです。
頑張れないときは、自分にできることを少しずつクリアし、できることが自分にもあるということを再認識できる時間を作ってみましょう。
そうすることで、少しずつ自分に自信が持てるようになり、また新しい気持ちで頑張ろうと物事に取り組めるようになるはずです。
自分らしく無理なく生きるための方法については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。
方法⑦自信をつける
頑張れないときは無理に頑張ろうとせず、自信をつける時間に切り替えてみるのも方法の一つです。
例えば、自分の得意なことを紙に書き出し、どのようなことなら夢中で取り組めるかを考えてみましょう。
「好きこそものの上手なれ」ということわざのように、得意と感じることほど上手にでき、無理なく取り組むことができるかもしれません。
得意なことは自分にとってできると感じていることでもあるので、自信を高めるきっかけにもなります。
もし得意なことが思い浮かばないときは、過去に職場の人や家族、友人から褒められたことを洗い出すのもオススメです。
「あなたは計算が得意なんだね」「暗算が得意なんてすごいね」と褒められた経験があるのなら、計算する機会の多い仕事を選ぶことで、これまでの自信を活かして前向きに取り組むことができるでしょう。
方法⑧恐れを克服する
過去に、自分なりに頑張ったものの、周囲の人や職場の人が納得するような結果には至らず、つらい思いをしたことがある場合、頑張ることに恐れを抱いている可能性があります。
もし頑張ることに恐れがあるのなら、克服するためのアクションを実践してみましょう。
過去のつらい記憶がトラウマになっている場合は、一度その理由を振り返り、対処法を自分で考えてみましょう。
そうすることで失敗を次に活かすことができ、やがて失敗が自分の経験値となります。
経験値は自分の実力を高める鍵になるので、積む数が多いほど自信に変わります。
頑張ることへの恐れは完全に消えるものではありませんが、自信を付けることで、以前よりも前向きに取り組める自分に変化していることに気付けるはずです。
方法⑨なにものにも感謝の気持ちを持つ
なにものにも感謝の気持ちを持つというのもオススメの方法の一つです。
例えば、自分が今現在手にしているもの、そして今日という一日が大きな事故もなく無事に過ごせていることに感謝してみましょう。
感謝することを癖を付けることで、これまで何気なく過ごしていた一日も尊いものと再認識できます。
「そんな一日のなかでも、自分はさまざまな事柄に取り組み、頑張れた」と前向きな気持ちで振り返ることができます。
感謝する癖を付けることは自己肯定感を高めることにもつながるはずです。ついネガティブな気持ちになりやすいという人はぜひ試してみてください。
方法⑩自分を責める癖をやめる
もし仮になにかに失敗しても、誰よりも先にまず自分が自分を許してください。
「最終的に、失敗は経験値や知識になる」と頭では理解していても、当時の状況や感情を振り返ると、つい「なんであのときこうしなかったんだろう」と、自分を責めることもあるでしょう。
しかし、失敗をいつまでも後悔していると、失敗に対する恐怖心が生まれます。
できるだけ失敗しないよう簡単な業務、仕事を選ぶといったことが習慣になれば、スキルアップやキャリアアップを目指すときに一歩前に踏み出すことができず、諦める可能性もあります。
このような癖があるのなら、今日からその癖と決別しましょう。そして自分の失敗を振り返り、なにがいけなかったのか原因を探してみてください。
原因を突き止めたら、自分なりの対策を考え、実践してみましょう。失敗を経験値に変え、頑張る気持ちを少しずつ高めてくれるでしょう。
方法⑪自己研鑽を積む
どうやっても頑張れない、頑張ろうという気持ちすら持てないなど、自分でもどうして良いのかわからないときもあるでしょう。
そのようなときは、自己研鑽を積み、自分を高めるのもオススメです。
例えば読書。頑張れないという気持ちから脱出した人の本を探して読んでみると、自分では見つけられなかった理由や対策の発見につながることがあります。
もちろん、自分に不足している技術や知識を高められるような本でも構いません。
自己研鑽によって知識や新たな視点、発見などが得られれば、業務や普段の生活のなかでも活かすことができ、自信を高めるきっかけにつながります。
方法⑫社会貢献を行う
頑張れないときは、ボランティア活動に参加するのもオススメです。
ボランティア活動に参加すると、さまざまな人や環境を目の当たりにし、自分の今ある環境を俯瞰で捉えることができます。
一般的な仕事という環境から離れ、まったく異なる環境に飛び込むことで、自分の環境がいかに幸せであり、恵まれているかに気付くことができます。
また、ボランティアの参加によって、自分の存在意義に気付くきっかけにもなることもあります。
「ありがとう」「とても助かったよ」という感謝の言葉を直接受ける機会が多く、大きなやりがいを感じられます。
頑張れない気持ちが強いときは、ぜひ積極的に参加してみてください。
方法⑬成功体験を積み重ねる
頑張れない気持ちから脱出したい人は、成功体験の積み重ねも意識してみましょう。
仕事に取り組むときや日常生活を送る中では、なにかしらの目標を立てることがあるでしょう。
特に完璧主義な性格の人だと、知らず知らずのうちに高めの目標を課すことも少なくありません。
しかし、何気なく立てていた目標も、身体的な疲労や生活習慣の乱れなど些細なことで、重しになることがあります。
そのような日が続くと、どうしても頑張ろうという気持ちが起きません。
成功体験というとどこか大げさなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、ここでの成功体験とは小さな目標を細かく達成することを意味しています。小さな目標はどんなことでも構いません。
- 毎日10分散歩する
- 寝る前に歯を磨く
- 1ページだけ参考書の問題を解く
どんなに小さな目標であっても無事に達成することで、少しずつ自分に自信がつきはじめ、前向きな気持ちを取り戻しやすくなります。
成功体験を積み重ねるときは、できるだけ毎日達成した目標を振り返るくせをつけてみてください。
方法⑭ポジティブな言葉を心がける
頑張れない、という言葉以外にも、もしかすると「〇〇ない」といった言葉を使っていませんか?
- できない
- やりたくない
- わからない
以上のようなネガティブな言葉を使いすぎると、気持ちまでネガティブな気持ちになります。
ネガティブな言葉を使ってはいけないということではありません。ただ、言葉の意のままで終わらせる日と、そうではない日をどこかで設けてみるといいでしょう。
これらの言葉の最後にポジティブな言葉を付け足してみると、気持ちもポジティブになり、「また頑張ろう!」と思いやすくなります。
- できないとは思うけどちょっとやってみよう
- やりたくはないけど5分だけやってみよう
- わからないから調べて解決させよう
このように語尾に次のアクションを付け足すことで、何事も前向きな気持ちで取り組めるようになります。
頑張れない気持ちが続き、しばらく外にも出ていないというときは、「頑張れない日が続いているけれど、今日は散歩に出て気分転換だけでもしてみようかな」などです。
気持ちが少しでも前向きなときは、「〇〇ない」という言葉で終わらせるのではなく、その次のアクションにつながる言葉を付け足して、環境ごと変えてみてください。
方法⑮コミュニティを活用する
同じ悩みを抱える人と交流できるコミュニティへの参加も試してみましょう。
あなたと同じように頑張れないと悩む人との交流によって、悩みを共有できたり、人それぞれで抱える悩みが違うことを知ったりと、さまざまなことに気付き、別の視点で自分を振り返ることができます。
また、多くの人と情報交換ができるので、これまでとは違った解決策をみつけるきっかけにもつながります。
コミュニティの参加によって、同じような悩みを抱えているからこそお互いを無理なく励まし合えるので、少しずつ「また頑張ろう」という気持ちが湧き上がるでしょう。
方法⑯自分にご褒美を与える
自分にご褒美を与えると聞くと、どこか自分を甘やかしているように聞こえる人もいるかもしれません。
しかし、頑張りたいと思うけれど頑張れないという日が続くときは、ご褒美を設けることで抜け出せる可能性があります。
自分の頑張りを誰よりも1番知っているのは自分です。だからこそ、そんな自分を労うためにも、とっておきのご褒美を用意しましょう。
これまでほしかったけれど我慢していたもの、または長期の旅行に出掛けるなど、思い切ったものでも構いません。
ご褒美によって「頑張ってよかった!」と心から思えることができれば、また次も頑張ろうと思えるはずです。
方法⑰自分の特徴・得意なことを活かせる仕事を選ぶ
現在の仕事に対して頑張れないときは、自分の特徴や得意を洗い出し、それらを仕事にするのも方法の一つです。
特徴や得意なことを仕事にすることで、スキルを発揮しやすく、自信につなげることができます。
逆に、不得意なことや苦手意識の強いものが仕事だと、うまくできないときや結果が出せない自分に対して強いストレスを感じるでしょう。
モチベーションや自信を維持しながら頑張りたいと思うときは、自分のことを棚卸しして、得意とすることを仕事にすると良いでしょう。
方法⑱フィードバックを求める
エネルギッシュな自分に戻りつつあるときは、何事も前向きに考えやすい状態です。
そのようなときは、積極的に周囲にフィードバックを求め、自分に不足していることややってもらいたいことなどを聞き出してみましょう。
フィードバックをもらうことで、自発的に動ける自分をアピールできるほか、職場や生活環境をポジティブなものに変えることができます。
自分から動かない限り周囲に変化は訪れることは少ないので、エネルギーが充填されたときは、ぜひ試してみてください。
方法⑲自分のキャパシティを把握する
人間は一人ひとり、キャパシティが違うものです。まずは自分のキャパシティがどれくらいなのかを振り返ってみると良いでしょう。
どこまで我慢し続けたときに、頑張れないという気持ちが芽生えたのかを思い出すことで、自分のキャパシティに気付くことができます。
自分のキャパシティを知ると、「人には誰しも限界があり、さらに人それぞれで違うんだよな」ということに気づきます。その結果、周囲と比べることそのものに意味がないことに気付きます。
キャパシティを把握できると、「ここまでできたなら自分にしては頑張った方だ」「こんなところまで頑張って、今日は充実した一日だった」など、ポジティブに一日を終えることができ、自己肯定感の維持にもつなげられます。
方法⑳やりかけの状態を作る
エネルギッシュな日であれば、自分の目標を達成するため、完璧に終わらせても構いません。しかし、そのような日が毎日続くと、知らず知らずのうちに自分を苦しめる環境になる可能性があります。
今現在、頑張れないという気持ちが強いときは、その日のうちに無理に終わらせようとするのではなく、中途半端、つまりやりかけの状態で残しておきましょう。
頑張れないという気持ちのときに少しでも取り組んだことは、この先にとって大きな成果になります。少しでもやりかけを作ってしまえばその途中から進められる、つまり、最初から取り掛かるよりも早く終わらせることができるのです。
また、やりかけの状態を作る予定だったのに、始めてみれば特に苦痛を感じず、思いのほか作業が進む、といったこともあります。
やりかけの状態を作るつもりだったものの、まだもう少し頑張れそう、といったときは、時間や区切りのいいところで終わらせ、次の日に残しましょう。
そうすることで、知らず知らずのうちに無理をする、といったことを防ぎながら、少しずつ物事に対して前向きに取り組めるようになるでしょう。
補足①:過去のトラウマが関係しているときは専門家を頼りましょう
もし、過去のトラウマによって頑張る気持ちが持てないときは、一度カウンセリングやセラピーを受けるなど、専門家の知識を借りるのも方法の一つです。
過去のつらい経験を専門家に話すことは、当時の記憶を強く思い出させることになりますが、専門家に相談することで適切なアドバイスが受けられ、同じ経験をしないよう未然に防ぐことができます。
最近では職場のメンタルヘルス対策として産業医が在籍していることも増えています。
カウンセリングやセラピーを受ける前に、まず一度、どのような行動が必要かを知りたいときは、厚生労働省による電話相談窓口やSNS相談窓口を利用してみると良いでしょう。
補足②:病気の可能性があるときは速やかに医療機関を受診しましょう
頑張れないという気持ちにあわせて、気力が湧かない、食欲がない、倦怠感があるなど、さまざまな症状が見られるときは、病気や障害が関係しているかもしれません。
「まさか自分が」と思う人もいるかもしれませんが、うつ病や適応障害などは心理的なストレスや、なりやすい体質によって引き起こされることが少なくありません。
頑張れないという心理的症状など、どこか心身に違和感を覚えるときは、医療機関を受診し、必要に応じて治療を受け、ゆっくりと改善を図りましょう。
もし、現在生活習慣が乱れているのなら、生活習慣の見直しや必要に応じて休養を取ることも検討してみてください。
まとめ〜「頑張れない」から抜け出す方法はたくさんあります〜
頑張れるときと頑張れないときの、両方があることはごく自然なことです。
つまり、頑張りたいのに頑張れない、疲れたから頑張れないということは、人間誰しもあることなのです。
また、ここまで読んでくださったあなたは、「本当は頑張りたい」「もう一度頑張れるようになりたい」と思っているのではないでしょうか。
自分との向き合い方や周りの環境次第で、少しずつ頑張れるようになっていくはずです。
このコラムが、あなたの頑張れない原因を取り払うきっかけになればと願っています。
さて、私たちキズキ共育塾は、不登校やひきこもり、中退・ブランクなど、「もう一度頑張りたい」と思う人のための個別指導塾です。
完全個別指導の授業で、勉強や社会スキルの習得など目標を決め、頑張る方法を一緒に考えたり、一緒に頑張っていったりする環境があります。
授業では、勉強以外にも、さまざまな悩み相談や雑談も可能です。興味がありましたら、ぜひ一度ご相談ください。相談は無料です。保護者さまだけでのご相談も歓迎です。
Q&A よくある質問
なぜ頑張れないのでしょうか?
以下が考えられます。
- 本当はやりたいことではない
- このまま頑張っても先が見えない
- できない自分しか想像できない
- 人間関係に疲れた
- 現状に満足している
- 頑張ることに恐れがある
詳細については、こちらで解説しています。
「また頑張ろう」と思うための方法はありますか?
以下が考えられます。
- 目標を設定する・設定しなおす
- したいことだけする
- 休息をとる
- 信頼できる人に話を聞いてもらう
- 環境を変える
- 頑張らない生き方を模索する
- 自信をつける
- 恐れを克服する
- なにものにも感謝の気持ちを持つ
- 自分を責める癖をやめる
- 自己研鑽を積む
- 社会貢献を行う
- 成功体験を積み重ねる
- ポジティブな言葉を心がける
- コミュニティを活用する
- 自分にご褒美を与える
- 自分の特徴・得意なことを活かせる仕事を選ぶ
- フィードバックを求める
- 自分のキャパシティを把握する
- やりかけの状態を作る
詳細については、こちらで解説しています。