みんからきりまで

きりみんです。

29歳になったので30歳まであと1年で達成したいことに関するポエム

9月1日が誕生日だったので29歳になりました。
前に「○○歳になりました」みたいなエントリを書いたのはいつだったかなと掘り起こしてみたら、なんと5年も前だった。

kirimin.hatenablog.com

基本的にふりかえりエントリは誕生日前後ではなく年末年始に毎年書いていたっぽいんだけど、今回はちょっと思うところあったので29歳になったエントリを書こうと思う。

30歳まであと1年

ぼくはわりと年齢の節目を意識する方で、それは占いとか宗教とかとは一切関係なく、単に数字が変わる区切りとして分かりやすいからなんだけど、とにかくぼくにとって30になるというのはわりと大きな事態である。

ところでぼくは20代の半ば頃から漠然と30という節目を意識してきていて、「30歳の時にはこうなっていたい」という目標が脳内にある。(多分あまり人に話したり書いたりしたことはない)

それがどんなものかをざっくり書くと、次の4つの分野について自分である程度自信を持って強いと言えるスキルレベルになっているということである。

  • エンジニアリング
  • イラスト
  • デザイン
  • 英語

もちろん他にも漠然と意識している目標はいろいろとあるけど、大きくはこの4つだ。

それぞれについて現状と1年後の見通しについてちょっと考えてみたいとおもう。

エンジニアリング

現状認識

本業であるわけだけど、正直なところこれが一番きびしい状態だと感じている。
現状でいうと、相変わらず仕事はAndroidアプリ開発ばかりをやり続けている。
正直Android開発のスキルに関してはすでに頭打ちというか成長曲線が限りなく水平に近くなっていると思ってる。毎年発表される新しいバージョンやライブラリ、界隈の流行りなどを追いかけてはいるけど、これはほとんど「成長」ではなく「現状維持」でしかない。
技術力という意味ではこの3,4年はほとんど変わっていないのではとすら思える。
おそらく実際にはさすがにそんなことはなくて、それなりの量のソフトウェア開発やエンジニアリングに関する本を読んだり、様々な現場で経験を詰んだりしてソフトウェアエンジニアとしての総合的なスキルは向上しているのだと思うが、表面的に見れば「普通のAndroidアプリ開発が出来る」というところから変わっていない。

一応、この1年ほどでフロントエンドの開発が多少出来るようになったりはしたが、あくまで独学して個人で簡単なものをいくつか作ったというだけなので、実務で通用するレベルなのかはよくわからない。

もちろんAndroidエンジニアとしてどんな現場でもきちんと仕事が出来るというのはそれなりに貴重なスキルだし、少なくとも当分はAndroidエンジニアは需要に対して供給が足りていないので、Androidだけをやっていてもおそらく仕事がなくなることは早々ない。
また、モバイル開発分野に詳しいEMやテックリードなどマネージャーに近い立場でキャリアアップしていくことも可能だとは思う。

問題は、ぼく自身が現状に対して「自信を持って強いと言えるスキルレベル」、つまりエンジニアとして辿り着きたいレベルだとは思っていないということだ。
すっかりAndroidに閉じた世界に意識を縛られるようになる前、純粋に思い描いていた凄いハッカーという存在は、自分にとってまだまだ遠い。
であれば、人生は長いとはいえそろそろ大きく動き出さなければならない。

見通し

そもそもじゃあ、30代のエンジニアとしてどのくらいのレベルになっていたいかという話を書いていなかった。

  1. 情報数学やコンピューターサイエンスがしっかりと身についている
  2. モバイルだけでなくバックエンドの開発、特にネットワークやDBなどのインフラも含めてWebサービスの開発運用が業務で通用するレベルで出来る
  3. データ解析や機械学習などの基礎が身についていて、ある実装運用出来る
  4. その他いろいろな分野の技術を素早くキャッチアップして思いついたものを素早く実装出来るくらいの筋力がついている

という感じだ。
直近では、きりみんちゃんの影響で競技プログラミングにハマっていて、その関係で今までコンプレックスを持っていた数学やアルゴリズムなどについて勉強している。
また、Androidエンジニアの業務ではあまり鍛えられない複雑なロジックのコードを書く筋力も同時に鍛えられている。
これらは1を達成するために大きく寄与していると同時に、2,3,4を学ぶための基礎にもなるはずだ。

競技プログラミングがある程度のレベルに到達出来たら、本格的に2や3の学習を始めたいと思っている。
と、同時に、おそらく仕事でもAndroid以外の案件を探すことになるだろう。
やはりいくら独学や個人開発をやっても、実務で通用するという実感を得られなければいつまでも出来るという自信がつかないし、経験出来る量も大きく差があると思っている。

1年後の時点で、競技プログラミングで高いスコアを出せて実務でAndroid以外をやっている状態というのが一旦の目標だろうか。
少し動き出すのが遅かったかもしれないと後悔もしているが、人生に遅すぎることはほとんどないというのがぼくの思想だ。

イラスト

これは(現状では)仕事ではないけど、ぼくの人生においてとても大きな割合を締めている、ライフワークに近いものだ。

現状認識

素直に考えれば、イラストの技術は向上している。
一度は「自分にはまったくセンスがないからこれ以上は上手くならないだろう」と諦めていた5年ほど前の状態から考えたら、信じられないくらい上手くなっていると思う。

当時ははっきりいって小学生以下というレベルだったが、現在はイラストを投稿すればそれなりにリアクションを貰ったりするくらいにはなったし、実際に自分のイラストを様々な創作に利用したりもしている。

しかし、相変わらず自分は致命的に才能がないのではと思うことも多いし、他人と比べてしまうと成長曲線はかなりゆるやかだ。
どうしても動きのない平面的な絵になりがちで、複雑な構図や立体的なイラストを自在に描いたりすることは出来ない。

見通し

最終的にどのくらいのレベルになりたいかといえば、一言で言えば神絵師だ。
つまり、プロのイラストレーターと遜色ないレベルになりたい。
将来的にはイラストの仕事をしたり、オリジナルの漫画を描いて人気を博したり連載したり出来たら最高だ。

もちろんこれは将来的な理想の話なので、すぐに大きく現状を変えられるとは思っていない。
一年後の状態としては、「イラストを描く人」としてのファン(フォロワーなど)がそれなりにいて、自分が描きたいと思ったものが満足出来るレベルに描けてたくさんのリアクションを貰える。また、漫画がそれなりに描ける状態になっていたい。

漠然としているけど、要するにもっともっと上手くなりたいということだ。
見通しとしては、描いたり学んだりすればするほど少しずつ上手くなってはいるんだけど、今のペースでは理想に届くのに何十年も掛かってしまうので、もっとペースを上げて継続的かつ効率的なトレーニングをやっていきたいと思っている。

デザイン

これはそこまで大きな要素ではないものの、出来るようになりたいと思っているものだ。

現状認識

デザインというのは具体的にはアプリケーションのUIデザインに加え、同人誌の表紙や動画のサムネイルなどのグラフィックデザインなども含めたデザインスキルだ。

現状がどうかというと、UIデザインに関してはマテリアルデザインのキャッチアップから始まり、要素の配置やマージン、文字のサイズ、配色などUIデザインやUXの基礎に関してはいくつかの本を読んだりしてある程度あるというくらい。
とはいえ、「Webデザイナー」が出来ます!と言えるかといえばそんな自信はない。

グラフィックデザインに関しても、UIデザインに通ずる文字や画像の配置などの部分に関しては多少基礎知識があるので、まったくの素人よりは出来るとは思う。
最近ではPhotoShopを使って動画のサムネイルや同人誌の表紙をデザインしたりを個人でよくやっているので、多少は経験もあると言えるかもしれない。

一方、フォントの違いについてはかなり鈍感だし、ロゴデザインやアイコンデザイン、エフェクトなど美術に近い部分に関してはかなり苦手でどうやって学べばいいのかもよくわからないという感じ。

見通し

デザインに関してはあまり優先度は高くないけど、サービス開発ともイラストとも相乗効果のあるスキルなので、もっときちんとしたスキルを身に着けたいと思ってる。
理想としてはデザイナーを名乗りデザイナーとしての仕事も出来るくらいになりたい。

これに関してはあと1年であまり大きく成長出来るかは微妙なところだけど、時間を見つけて学習してスキルアップしていきたい。

英語

最後は英語について。

現状認識

英語はもともと学校に行っていなかったこともあり、大人になった時点ではまったく出来なかった。
20代の半ばに独学でリーディングとリスニングの勉強しはじめ、TOEICで650点を取った。

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その後、英会話のトレーニングをしたり海外に何度か行ったりしてライティング、スピーキングも多少できるようになった。
1年ほど前からはSlackやGitHubなどのコミュニケーションを英語で行う職場になったので、更にもう少し実用的なレベルになったと思う。

多分今TOEICを受けたら750点くらいは取れるような気がする。

見通し

英語に関してはわりと良い状態まで来ていると感じているけど、まだまだカジュアルに英語で雑談をしたり英語の本を抵抗なく読めるようなレベルかというともう一歩といったところ。
ここは1年以内にもっと学習をがんばって、自信を持って英語が得意だと言えるレベルになりたい。
具体的には英語での会話や読書が抵抗なく出来るレベルになって、いつEnglishスピーカーばかりのチームにジョインしても問題なく働けるようになりたい。
TOEICも1年以内にもう一度受験してみたい。

まとめ

なんか唐突に自分の学びたいことについて長文を書きなぐってしまった。
「やりたい」を話して自分を縛るよりも、「やりました」と言ってドヤ顔する方が好きなので、普段あまり目標について具体的に言及しない方なんだけど、書きたくなったから書いた。
一種の気合い入れみたいなものかもしれない。