気力体力の復活／手紙を書いた日

 

 

午前９時過ぎのこと

突然に、本当に突然に、手紙を書き始めた。

残暑見舞いへの返事だから、遅すぎるのだけど。

ずっと気にはしていた。

一度も会ったことのない人への手紙。

いや、学生時代にキャンパスですれ違っていた可能性はある。

何枚も書き損じてしまったけれど、

１時間後にはなんとか書き上げて、

歩いて３分の郵便局へ行って、切手を貼った。

切手は110円に値上がりしていて、びっくり！

 

その日に何が起きるか、起きた時点では分からないもの。

だけど、何かは起きるし、起こせる。

どんな１日にするのかは、わたしにかかっている。

もちろん、予期せずに何かが振りかかることもある。

だけど基本的には、わたしの時間はわたしのもの。

その時間をどういうふうに使っていくのか。

それほどのバリエーションもないので、

悩ましいことではあるけれど。

 

手紙を書いて、新しいタネを撒いた気分になった。

これから彼女との関係が続くのかどうか。

それは分からないけれど、

タネを撒かぬことには先はない。

どんなことが起きるのか。

ちょっと楽しみではある。

 

何かやりたい！

 

60代も後半にさしかかって、

晩夏には大きな病気にかかってしまったけれど、

こうしてブログをやってみようというところまで、

体力と気力が回復したことに感動している。

 

毎日、目が覚めると、今日をどう作ろうかと思う。

どんな１日になるのか、楽しみでもある。

昨日まで知らなかったことを知ったり、

初めての何かに出会えたらいいなと、期待している。

 

ここまで生きてきたんだ。

ここから先はおまけみたいなもの。

いやいや、人生とはなんぞやと、

自分に問いかける時間かもしれない。

 

クリスマスソングを聴きながら、

暮れていく今日１日を思って、

満ち足りた気分になっている。

 

それにしても、久しぶりに手書きの手紙を書いて、

文字がヨロヨロしていることにがっかりした。

たまには文字を書こう！