続・岩本論争

岩本氏がteitterで

国枝繁樹先生の「『政府紙幣発行で財政再建可能』のウソ」 http://t.co/hZKwwWW 。通貨発行益に関する議論は,私のブログで以前に説明したもの http://ht.ly/5RKhQ と同趣旨です。

(http://twitter.com/#!/iwmtyss/status/97869524833026048)
とつぶやいているが、これはすでに私が間違いを指摘している。

http://d.hatena.ne.jp/keiseisaimin/20110429


これに対して、岩本氏は

貨幣需要なり流通速度は金利に反応するので,金利低下(上昇)局面では流通速度は低下(上昇)する。それがトレンドに解釈されないように長い期間をとるのがいいが,長い期間をとると,様々な構造変化が需要に影響を与えるので,貨幣需要が安定的でなくなるかもしれない。
それで,貨幣需要関数の安定性を見るのかにどの期間をとればいいのかに単純な正解はない。そこから導かれる解釈が全体として妥当するかどうか,が大事になる。

(http://twitter.com/#!/iwmtyss/status/64187480781496320)
(http://twitter.com/#!/iwmtyss/status/64190054523875328)


と構造変化によって、Vが安定的でなくなり、自説の間違いを認めている。


自説の間違いを認めながら、訂正せず私がブログに書いたのと同趣旨ということは、
国枝氏の記事が間違いと言っていることだろうか。