VirtualBoxでADサーバの勉強をしてみる。第2回 ADサーバ構築編

前書き

前回セットアップしたWindows ServerをADサーバにして、OUとドメインユーザの作成まで行う。 下図のような構成を目指す。

ADのインストール

サーバーマネージャーのダッシュボードから、「役割と機能の追加」をクリック。表示されたウィザードで「役割ベースまたは機能ベースのインストール」を選択。
「サーバーの役割の選択」まで進んだら、「Active Directoryドメインサービス」と「DNSサーバー」を選択して「次へ」。

進めていってインストール完了したら、「このサーバーをドメインコントローラーに昇格する」をクリック。

「新しいフォレストを追加する」を選んで、ルートドメイン名に「animals.local」を入力。

機能レベルに「Windows Server 2016」を選択して、パスワードを入力。

NetBIOSドメイン名に「ANIMALS」と入力。

以降はデフォルトのままインストール完了まで進める。

Windows 10の設定を更新

Windows 10のVMを起動。「ネットワーク設定」でイーサネットを選択して、IP設定でIPv4の「優先DNS」にドメコンのIPアドレスを入力する。

VMをドメインに参加させるため、「設定」→「システム」→「詳細情報」→「システムの詳細設定」と進み、表示されたダイアログで「変更」をクリック。

「所属するグループ」を「ドメイン」にし、さっき作ったドメイン名を入力する。

権限あるアカウントの名前とパスワードを求められるので、Windows Serverにログインできるアカウントの名前とパスワードを入力する。ドメイン名が表示されたら完了。

OUを作る

Windows Serverにログイン、サーバーマネージャーの「ツール」→「ActiveDirectoryユーザとコンピュータ」を選択。ドメイン名を右クリックしたら、「新規作成」→「組織単位(OU)」と選択する。

「名前」に「イヌネコOU」と入力。

同じ要領で「ニンゲンOU」、「イヌOU」、「ネコOU」を作る。OUのツリーが下図の感じになればOK。

ドメインユーザーを作る

「ActiveDirectoryユーザーとコンピューター」の画面でさっき作った「イヌOU」を右クリック、「新規作成」→「ユーザー」を選択。

ダイアログに従いユーザを作る。

Windows 10を起動し先ほど作ったユーザにログインできることを確認し完了。 同じ要領でほかのユーザも作って終。