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2005年 01月 14日
Amazonでも書影なし。
決定の本質 昨年読んだ本のベストワンをあげろといわれたら、躊躇なくこいつになります。名著。 いわゆる政治学の本だけれども、ビジネス本としても超一流の価値がある。戦略コンサルのアホ本だとか、マイケル・ポーターのインチキ本読むんだったら、こっちを読みなさい。グレアム・アリソン28歳のときの学位論文を元にした本。こいつが学位論文ですぜ、なんと。 1962年に起こった米国のキューバ危機を冷徹に分析し、その危機の本質を説明する三つの概念モデル(合理的行為者モデル、組織過程モデル、政府内=官僚政治モデル)を比較考量して、その決定(海上封鎖とかミサイル撤去とか)にいたるプロセスを描いた一大論文。というと、なんのこっちゃわからないだろうけれど、とにかく読め!読めばわかる。欧米知識人の良い面である合理的思考に存分に触れられる。そして、その合理的思考の導きにより、反語的ではあるが、いかに戦略的思考や論理的思考や合理的思考なんてものは限定的であるかを思い知らされるはずだ。さらに、不用意に「戦略」なんて言葉を使わなくなるはずだ。 副読本としてロバート・ケネディ「13日間」を読むと、「おおっ、ここで政府内=官僚政治モデルが、おおっ、ここで組織過程モデルがっ!」と楽しめること間違いなし。 #ケビン・コスナーが大統領補佐官役で出てくる映画「13days(サーティーンデイズ)」だとかなりすっ飛ばしていてあまりよろしくない。 こいつを読んだ経験をした後に、ビッグフロント(とそのなかまたち)の書く本を羞恥心なしに読むことができたり、書店でカバーかけないで購入することのできるやつとは一生知り合いになりたくないね!! #ちなみにビッグフロント大先生は僕の御義母さんと同級生で、彼女が言うには、学生時代からかなりのビッグマウスでイン*キ野朗だったそうです。
by yutakashino
| 2005-01-14 01:13
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