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Belkin Tablet/Ultrabook USB 3.0 Dock導入


Belkin Windows8タブレット/ウルトラブック用 USB3.0ドッキングステーション B2B044jaC00はそのものずばりで、主にWindows 8対応タブレットやUltrabook、2-in-1マシン等での利用を想定したUSB3.0接続のポートリプリケーターです。ただし、名前も見た目もドッキングステーション風ですが、あくまでUSBとPCのACアダプタは別途接続する必要があるポートリプリケーターであることには代わりありません。
この手の製品はたくさんあるので、なぜこれに、という話になるわけですが、この製品の特徴は

  • 見ての通り、ノート置きもタブレット置きもできる土台
  • USB 3.0対応
  • USB 2.0 x2, USB 3.0 x2のハブ機能
  • RGB, DVI, HDMI, DisplayPort出力, Gigabit-Ethernet対応
  • DisplayLink DL-3900シリーズのチップ搭載
  • DisplayPort接続で最大解像度WQHD(2560x1440)出力対応

といったところです。
ちなみに、ほぼ同スペックで、タブレット用としてよりシンプルなスタンドタイプも有り(価格はほぼ同じ)。

先日導入したVaio Fit 13Aの外部モニタ出力がHDMI1.4のみで、出力解像度の上限が限られるため(公式にはFHD(1920x1200)まで)、HDMI1.4の限界を超えてWQHDクラスの高解像度出力可能なUSBアダプタはないか、と探していた結果、新製品で登場したこのドックにたどり着きました。
意外と、ここまでできる製品は限られていて(DisplayPort出力対応製品がほとんど無い)、これまでは輸入物のUSBポートリプリケーターぐらいしか選択肢がなかったのですが、国内代理店の正規品として買える製品が出てくれたのは安心ですし、企業ユーザー的にもありがたいですね。

使い勝手的には、まぁ載せて繋ぐだけなので、まずは写真をご覧ください。

ちなみに、この机、クルーズ&アトラスなので、机面が手前に向けて若干傾斜しています。平らな机の場合、若干傾き具合が違うのでご了承ください。
ACアダプタは差し込み部分が交換式のマルチタイプですが、馬鹿でかいというほどでもありません。

ケーブルの留め具も付いているので、外した電源やUSBケーブルが遊ばずに接続しやすい状態にしておくことができるあたりに気が利いています。

ノートPCとして平置きした場合、ディスプレイ位置が割と高めになりますが、自分は最近着座姿勢改善のためにわりと高めに外部モニタを置いているので、ジャストな高さという感じですね。

机の専有面積が減る分奥に寄せられるので、キーボードの横に持ってくるのにもちょうどいいサイズ感です。

タブレットとして横置きすれば、より低い位置にできますし、スタイラスでお絵かきにも使える角度・安定感がいい感じ。それなりに重量があるので、動いたりぐらついたりすることはありれません。

せっかくタブレットなので縦長に置いてみるとか。(ちなみにマルチモニター時に加速度センサーで自動回転し無い場合、Intel GraphicsならばAlt+Ctrl+←↑↓→で画面を強制回転することができます)

タブレット用の溝を使った縦置きの場合は、溝がちょっと深いかなと思っていたのですが、Vaio Fit 13Aならちょうどいい深さ、Surface RTで使うなら若干深いので上げ底したいところ。手前の部分に物を置いたりもできますね。

強いて言うと、各所にパッドがついているものの、土台そのものはアルミ削り出しの質感で角が立っているので、金属質のノートPCを載せるときは、角に当たらないよう若干気を遣う感じです。

モニタに接触した拍子などで、キーボード下端が浮き上がってずり落ちてしまうことがあるので、ここが引っかかるようになって居るか、ゴムのプロテクターが付いているとなおよかったのですが...。

ドライバの認識も、Windows8ならば順調にいけばそのままPlug&Playでドライバを引っ張ってきます。初回はうまく認識しなかったのですが、デバイスマネージャーからドライバの更新をかけたところ自動的に更新され無事組み込むことができました。基本ドライバディスク不要なのは助かりますね。最悪、どうしてもうまく行かない場合は、DisplayLinkのサイトから汎用ドライバを引っ張ってくればなんとかなりがちなのもDisplayLink応用製品のありがたいところです。
ちなみに、Surface RTもつなげてみましたが、Windows RTはDisplayLink未対応なのでデバイスは発見するものの使用不可能でした。

バイスとしての動作も今のところ遜色なく、ビジネス・デスクトップ用途には問題ないパフォーマンスが出ているようです。
DELLのU2713HMにDisplayPortで繋いでWQHD出力した状態でYouTubeの1080pや4k動画をフルスクリーン再生してみましたがコマ落ち無しで再生できました。CPU負荷の上昇も10%以下というところでしょうか? (DisplayPortケーブルは付属しません)

ノートPCを外部モニタと外部キーボードを接続して、デスクノートとしてがりがり使うと、熱的な負荷が大きくバッテリーの消耗も早いので(Li-Ionバッテリーに熱は大敵)、このように風通しが良い状態で置けるドックは、数年に渡るデスクトップ利用には放熱による耐久性向上効果も望めるのではないか、と思います。

どうでしょう? 特にVaio DuoやVaio Fit Aシリーズ, Dell XPS 12など、置いたままでタブレット状態に変形できる2-in-1タイプのタブレットPCには最適なUSBドック(ポートリプリケーター)なのではないでしょうか?