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犬夜叉第56巻の紹介

2009-02-20 (Fri) 23:33

 10年以上もの長きに渡って連載された戦国御伽草子もついに感動の完結となりましたね。連載が始まった当初は犬夜叉が四魂の玉で人間になりたいという望みをかなえて、かごめと幸せに暮らす結末を迎えるものだとばかり思っていましたが。こんなにも長引くとも思っていませんでしたが…

 ついに全てのかけらを手に入れて、四魂の玉を完成させた奈落。四魂の玉と同化した奈落の体内では、犬夜叉たちと奈落の激しい戦いが繰り広げられます。犬夜叉たちの攻撃によって、次々と破壊されていく奈落の体。まるで自ら自滅への道を進んでいるかのような奈落の真の目的とは…

~第1話「集結」~

 奈落と戦う犬夜叉の仲間達が集結。彼らの攻撃は奈落の体を破壊していきますが、どこか様子がおかしい。他の攻撃はどれだけ喰らっても、かごめに矢を撃たせるのだけは阻止しているよう。奈落は桔梗を手に入れるために四魂の玉の力を欲していたはず。それならば今の奈落は一体何のために…

~第2話「崩壊」~

 四魂の玉の力を利用するつもりが、逆に四魂の玉に身も心も喰われていくとは、何とも皮肉なものです。強力な瘴気の塊の攻撃を次々と繰り出しながらも、犬夜叉たちの攻撃でひび割れていく奈落の体。それでも動き続けるのは奈落の執念なのか、それとも四魂の玉の意思が奈落を動かすのか…

~第3話「落下」~

 ここまできてもなおバカの一つ覚えの瘴気の塊の攻撃とは。もはや犬夜叉たちには通じない事ぐらい、奈落だってわかっているはずなのに。村に向かったのは奈落の最後の悪あがきかとも思いました。でも村を巻き添えにしたとしても奈落には何が残るのか?村に向かった理由は他にあるのでは…

~第4話「奈落の死」~

 桔梗を欲するがゆえに力を求めて、力を求めるがゆえに四魂の玉に固執し、四魂の玉を手に入れるためなら愛する桔梗を傷つけることすら厭わず。どこかで奈落の中の何かが狂い始めていったんですね、奈落自身が気づかぬうちに。最後の最後になって本当の望みに気づくとは何とも皮肉な…

~第5話「井戸の異変」~

 かごめの矢が四魂の玉を貫くも、奈落によって仕組まれていた罠=冥道に飲み込まれてしまったかごめ。まさか夢幻の白夜がかごめを斬ったのはこのためだったとは。奈落の望みは桔梗、だとすればこれは四魂の玉自身の望み。どうやら奈落を倒しただけでは、真の決着とはいかないようです…

~第6話「高校生活」~

 高校の制服を着たかごめにドキッとしてしまいました。戦国の世での過酷な戦いの日々とは対照的な現代の平和な学生生活に戻ったかごめ。でもこれも四魂の玉が作り出した幻想、ある意味かごめの願望が作り出した世界なのかも。かごめが求めてやまない平和な日常なのかもしれませんね…

~第7話「闇」~

 最初にそれを見させることで、闇の中にいるかごめに元の世界へ帰りたいと願うように仕向けようとする四魂の玉。奈落がよくやっていた人間の精神的な弱さをついたイヤらしいやり方ですね。いつの世も四魂の玉をめぐる争いが絶えない理由というのがわかったような気がします。奈落もそうでしたが、四魂の玉の力を利用しているようでいて、実は四魂の玉に踊らされていたんですね…

~第8話「運命」~

 暗闇の中から聴こえてきた犬夜叉の声は、かごめにとっての一筋の光明となったに違いありません。四魂の玉は本当の願いをかなえてはくれない…でも誰もそのことに気づかなかったら、四魂の玉をめぐる争いが続いてきたのかもしれませんね。そのことに気づいたかごめが因縁を断ち切るのか…

~第9話「会いたい」~

 四魂の玉の謀略に打ち勝ったのは、相手を傷つける強さでも、相手を騙す狡猾さでもない、かごめと犬夜叉の絆とお互いに対する想いの強さでしたね。再会して抱き合う二人の姿は、何者も引き裂くことができないと思いました。かごめの言葉で、砕け散った四魂の玉。これでようやく全てが終わって…

~最終話「明日」~

 かごめが戦国の世に行って、犬夜叉と一緒に生きていくことに。これ以上ないハッピーエンドとなりましたね。他の登場人物達の後日談もそれなりに描かれていて良かったですし。犬夜叉とかごめが何年も離れ離れになってしまったからこそ、再会のシーンがとても感動的で思わずグッときました。

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