漫画の感想とかを書いています。【ネタバレあり】

　自分の百鬼夜行を斬り付け、その者の血肉と恨みを力に変えていくことで、強大な力を手に入れた玉章。その力は立ちはだかるゆらの強力な式神達を一瞬で斬り捨ててしまうほど。絶体絶命の危機に陥ったゆらを救ったのはリクオでした。百鬼夜行を背負うものと百鬼夜行の主の戦いが今始まる…

　まさにそれぞれの意志がぶつかり合う激しい戦いが繰り広げられています。百鬼をまとう妖怪となった玉章の圧倒的な力の前には夜のリクオでさえも全く歯が立たず。何度やられても立ち向かっていく姿はもはや痛々しくもあり、ただただ圧倒的な力の差を見せつけられているのですが…

　さらに空が白みかけてきて、人間にもどりつつあるリクオ。再び立ち上がったリクオは昼の人間の姿でもなく夜の妖怪の姿でもない、どちらの血も混じっているようなそんな姿でした。今のリクオの瞳に意志の強さを、リクオの言葉に力強さを、人間と妖怪の両方の強さを感じましたが…　

　玉章がリクオを斬ったかと思いきや、リクオの姿がゆらめき、そしてリクオの必殺技「鏡花水月」が玉章を一閃。リクオが手に入れた新たな力は百鬼夜行の力を手に入れた玉章をも凌駕するものでしたが、人間と妖怪の強さがあわさったからこそ、あのような力を発揮できたのかもしれませんね…