お別れ
働いている介護施設の入居者様が、亡くなられた。
97歳の女性
最近ではトイレに行った事も忘れて、何度も何度もトイレへ行き、10分と落ち着いて座っている事が難しくなっていました。シルバーカーを利用されていたが、歩行状態も危ない時があり、車いすを進めるも利用せず、ご自分の足で歩きたいと強い意志を持っていました。
ある日、いつものようにトイレに行こうとして、転倒してしまい大腿骨を骨折し、救急搬送されました。
手術も無事に終了し、リハビリも開始されました。
無事に退院してくる日を待っていましたが、誤嚥でご逝去されたと連絡がありました。
長年、看護師として働いて来られた、その方は時に厳しく、時に優しく…存在感が大きく、亡くなったと聞き寂しくなってしまった。
いつも、ここでの生活の希望を聞くと、ここの人は皆んないい人だから、何も言う事ないよと言ってくれて、私が帰る時も、帰るの?気を付けて帰ってねて笑顔で言ってくれた人
看護師をしてた時に心がけた事は?と聞いた時は、患者さんを分け隔てなく対応することと、教えてくれた。
本当に立派な方でした。
いろいろ、思う事はあります。
転倒しなければ、もっと長く生きていたかも…
でも、自分の意思をしっかり持ち、自分の思いを貫き通した立派な生き方だと思います。
私の出会った素敵な女性の1人です。
出会って下さり感謝します。
ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。