1年間本気でデジタルデトックスやってみた

「スマホを見ながらだらだらする時間が一番幸せ」そう1年前は思っていた。現在の1日のスクリーンタイムは1日たったの1時間。少ない日は20分なんとことも。

 

それまでの私はスマホ大好き人間。

「朝起きて、暖かい布団でゴロゴロスマホ最高!」

「お菓子食べながらSNSしか勝たん。」

「寝る前のスマホ面白すぎてずっと見ちゃう…」

 

そう思う一方、朝から頭は痛いし、昼は無気力。ちょっとしたころでイライラするし、ずっと疲れてる。疲労感はあるのに夜は1時間経っても寝付けない。

 

不調を改善するためにあの手この手を試した。

生活習慣の改善。食事、運動、それでもだめなら、漢方、命の母、頭痛薬、睡眠薬。

 

一時的には効果があったが、これだというものは正直なかった。

藁にも縋る思いで解決策を探す中、『スマホ脳』 アンデシュ・ハンセン、久山葉子/訳 | 新潮社を読んだ。読了後、「これだ!」と思い、1年間本気でデジタルデトックスに取り組んだ。メリットは数えきれないが、大きく分けて3つある。

 

①睡眠の改善

以前は寝るのに1時間かかった。そのくせ眠りは浅く、夜中、中途覚醒する。眠れない時間はマイナス思考を助長する。今更解決しない過去をわざわざ引っ張り出して、何度もぐるぐる考える辛く、長い、夜。当然朝の目覚めは悪く、身体も重い。

それが今、夕方以降スマホを触らなくなってからは嘘のよう。夜布団に入ったら気づいたら寝てて、朝にはスッキリ起きる。

寝れなかった頃は、前日にモヤモヤを引きづって朝を迎えていたが、今は「まぁいいか」と穏やかに受け止められるようになった。

ぐっすり寝れて迎えた朝は希望がある、丁寧に身支度を整え、1日を前向きな気持ちでスタートできる。

 

②頭痛が消えた

週3回頭痛薬を飲むほど悩まされていた。頭痛を緩和するため、ヨガ、散歩、運動、目を温める、片っ端から試した。でもスマホに依存した生活を続けたままでは、どれも効果は薄かった。

頭痛から解放されるためにやったことはシンプルだった。朝身支度を終えるまでスマホを触らない。夕方以降スマホを触らない。これだけだった。

 

③月7冊も本が読めるようになった

スマホを触らなくなり時間ができた。空いた時間で本を読むようになった。

私は活字を読むのが好きだ。そして実感したことがある。同じ文字でもネットと、本を読むのでは違う。「1時間ネットしていた」と「1時間読書していた」では自己肯定感が高いのは後者だ。「ネットでみた情報が~」と言うよりも、「この前本で読んだんだけど~」と言われ、説得力があるのも後者だ。

残念ながらせっかく見た情報だって、スマホでは右から左に流れてしまう。頭に残らないことも多い。スマホでは広告も邪魔して、寄り道をしているうちに、すっかり見ていたことも忘れてしまう。

本は文字だけで余計な情報がない。本だけのことを考え、集中する。そうしてしっかり頭にいれた知識が、自分の財産になる。

 

まとめ

スマホは時間も気力も奪ってくる。

そう、時間だけではなく気力も。画面からでる強い光が目を通して脳を刺激し、疲れさせてしまうのだ。また自分で画面を操作することにより脳が快感を覚え、依存してしまう。疲れてるのに、やめられない。

スマホを手放せば、時間も気力も戻る。具合もよくなり、やりたいことで充実した時間が送れる。

私たちはスマホを見るために時間を割いて生きているのではないのだから。

 

 

 

 

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