■ インスパイアー「第1四半期に8千円の売上がありました」
上場企業が3ヶ月頑張って売上が8千円。「おまえ今まで何やってたんだ?」という数字に戦慄が走りました。
「大丈夫なのかこの会社?」
「いや、大丈夫じゃないから売上8千円なんだろ・・・」
一応インスパイアーの業績をみてみますと、ITセキュリティ事業・フランチャイズ事業・広告事業・カード事業・グリーンエネルギー事業と5つのセグメントがありました。
売上8千円のくせに名前だけは立派だなおい。
このうちカード事業の売上が8千円。残り全てが0円。
逆にカード事業で何をやって8千円貰えたのか詳しく教えてよと言いたくなります。
「カードお持ちですか?」と銀行でよくあるバイトでもしてきたのでしょうか?
もちろん時価総額は日本市場でダントツの最下位(8月13日時点で1億7千5百万円)。
最下位としての落ち着きと風格。
こんな会社でも未だに上場している事実にむしろ鼓舞される人もいるかもしれません。
社名がインスパイアーなだけに。
時価総額が全市場最下位のインスパイアー「第1四半期に8千円の売上がありました」
■ インスパイアー「リストラを進めた結果、営業スタッフがいなくなり新たな営業が行えない状況になっております」
またインスパイアーですよ。また上場企業が3ヶ月頑張って売上が1万5千円ですって。
前回より売上増えてんじゃん。良かったじゃん。
しかし待ってください。これは東証ジャスダックに上場してる会社なのです。
京大生が学祭で素数クレープ売ってるとかそんなレベルの話ではないのです。
いったいどうなってんだこの会社?という疑問に答えてくれました。
「リストラを進めた結果、営業スタッフがいなくなり新たな営業が行えない状況になっております」
なるほど。
会社が生き残るためにはどうしてもリストラが必要な時が出てくるのは仕方のないことです。
名立たる上場企業だって何処も同じです。
でも、やりすぎると営業スタッフがいなくなって営業ができなくなる。
とても大切なことをインスパイアーさんは身を挺して教えてくれたのです。
3月末の有価証券報告書には「従業員数3人 前事業年度末に比べ従業員数が2名減少しております」と掲載されておりました。
残った3人は何やってたんだ?こいつら使えないならリストラしちゃえよ。
時価総額が全市場最下位のインスパイアー「リストラを進めた結果、営業スタッフがいなくなり新たな営業が行えない状況になっております」
■ 近畿日本鉄道「783億円の公募増資のうち500億円が借入金の返済であります」
日本一の超高層ビル「あべのハルカス」を建設した近畿日本鉄道が783億円の公募増資を発表。そのうち500億円が借金の穴埋め。
ハルカス建てる→借金増える→財務悪くなる→公募増資する→株主泣く。
でも安心してください、売上8千円の何やってるか不明な会社と違って今期の連結売上予想が1兆円を超えてくる鉄道会社です。
とはいえ、借金も1兆円以上あるんだけど。
ハルカスの売上目標もいきなり未達という恥ずかしい状態にあり、大阪にこんなバカでかいビルが必要だったのかって疑問が湧いてきます。
死にかけたシャープの本社も早くここに移って頂いて一緒にピエリ守山っちゃえばいいのに。
ハルカス失敗する→借金増える→財務悪くなる→公募増資する→株主泣く。
とりあえず一番最初にハルカス建てようと言い出した奴出てこい。
近畿日本鉄道「借入金500億円の穴埋めにみんなの元気(783億円)をわけてくれ」
■ 王将フードサービス「アホな客を刑事告訴しました」
餃子の王将金沢片町店で起きたアホな客の全裸事件。やらかしたのは「男変」という金沢のホストクラブ。
事件発覚当初から「当該客に対しては損害賠償等を請求する考えであります」と「徹底的にやったるで~」という姿勢を見せておりましたが「刑事告訴が受理されたで~」と発表。
「男変って書いてオカワリって読ませるの、じわじわきてる」
「確実に攻められそうな刑事からやって然るべき後民事で取るのかね」
「この件で特別利益の計上のおしらせリリースまで続いたら凄いなw」
こんな一時の盛り上がりも社長の大東隆行さんが本社前で射殺される悲劇により全て吹き飛んだ感じであります。
しかし新社長の渡辺直人さんが店長研修で力強く活を入れる動画を見て「これなら安心だ」と思われた株主も多かったことでしょう。
男変だけでなく反社会的勢力に対しても「徹底的にやったるで~」という姿勢でこの難局を乗り切って頂きたいものです。
王将フードサービス「アホな客を刑事告訴しました」
■ MCJ「ご教示ください」
村上ファンド系の投資会社のレノがマウスコンピュータでお馴染みのMCJの株を大量保有していることが判明。それに対してMCJがとった行動が「ご教示ください」作戦。
自社で調べても何もわからないの的にとにかく教えてとトンデモナイ数の質問状をレノに送り付けるという嫌がらせ。
イライラしたら負けっぽい質問状の一部を意訳してみました。
「レノの役員の経歴教えて、それとうちはパソコン屋だけどパソコン売ったことあんの?」
「レノのオーナー誰なの?あの人(村上世彰)だよね?」
「レノのグループに実刑判決貰ったりヤバイことになった人いない?」
「三浦恵美さんと中島章智さんって裁判沙汰になったことない?」
「村上ファンド事件に三浦ちゃんと中島ちゃん関与してたんじゃね?」
「レノってどこから金出てんの?儲かってんの?」
「なんだかんだ言って株を買い占めて転売して儲けてるよね?うちにもそうするんじゃないの?」
「他にも買い占めした会社あったら教えて」
「レノさんに買い占めされると碌な事にならないと思うんだけど構わず買い占めんの?」
「レノさん純投資とか中長期保有とか言うけどそれって心変わりしない?」
「うちの株を買い占めてる資金て何処から出てんの?」
「うちがパソコン屋としてこの先生きのこるにはどうすればいい?」
「パソコン業界どうなっていくと思う?」
「レノさんうちに役員送り込んだりしちゃう?」
いやあ、イライラしますね。マウスコンピュータのパソコンが一気に嫌いになりました。
ちなみに、MCJはこの後さらに2回も「ご教示ください」と質問状を送りつける嫌がらせ作戦を行いました。
そしてMCJはとうとう「レノさんわかったよあんたの株の買占め受け入れるよ」と宣言しました。
「MCJが受け入れたぞ~」
「凄いことになるぞ~」
と株式市場が盛り上ったその瞬間、それまで買占めを進めていたレノがMCJの株を半分くらい売り抜け(笑)
投資家は「何でそのタイミングで売り抜けたのかご教示ください」状態に。
どうやら村上ファンドが嫌いなった人がまた増えたようです。
村上ファンド系の投資会社レノが買い集めていたパソコン屋MCJの株を高値で半分くらい売り抜け
■ コロプラ「業績予想の修正は10月16日に発表を予定しております」
勝間和代さんも廃プレイしてると話題になった「魔法使いと黒猫のウィズ」でお馴染みのコロプラ。今年の5月にはキラキラ女子のサイバーエージェントの時価総額まで追い抜いてしまいました。
株価だけでなく業績も絶好調で推移し、10月11日には日経新聞に営業利益が55億円となったようだとの記事が掲載されました。
「また日経か」がよくやる観測記事に対しては「業績予想につきましては修正が必要となった場合には速やかにお知らせいたします」といったIRを出すのがこれまでの通例でありました。
しかし絶好調のコロプラさんは違います。
「業績予想の修正は10月16日に発表を予定しております」(ドヤッ)と、前代未聞の業績予想を修正する日を発表。すみません、(ドヤッ)を勝手に付け足してしまいました。
そして予告通り16日に事前報道より2億円多い営業利益57億円の上方修正(ドヤッ)を発表。
みんな55億円と思ってた?残念コロプラちゃん57億円でした~。
コロプラが今後業績が悪くなって下方修正の観測記事が出ることがあったとしたら、それに対するIRでもこの姿勢を貫いて欲しいものです。
前代未聞「業績予想を修正する日」を発表したコロプラが予定どおり修正を発表
■ 日本通信「大言壮語」
上場初値7万円から1ヶ月足らずで37万円まで化けたり上場来安値から1か月半で4倍近くまで化けたり株式市場ではマネーゲームの対象となってきた日本通信。残念ながら名前の割に業績が追いつかない。むしろ周回遅れしちゃってます。
さらに特筆すべきなのが喋り方がルー大柴風で胡散くさい三田聖二社長。
日本より海外生活の方が長いためらしいですが、三年連続下方修正をぶつけてくる社長の力量は投資家を不安にさせるには十分すぎる材料です。
そして日本通信といえば発表するごとに無駄に大言壮語となるプレスリリースが話題となりました。
「日本通信、KDDIとソフトバンクモバイルにも、相互接続申し入れ」
↑申し入れするだけなら誰にでも出来るだろ
「WiFi3出荷停止、本来あり得ない理由で」
↑本来あり得ない理由なのはこっちが言いたい、おまえが言うな
「日本通信、MVNOの価格競争に終止符を打つ、フリーData」
↑200kbps・基本料月1,560円で終止符?
「日本通信、市場育成時代から切磋琢磨時代へ 価格を合わせ、より高サービスを提供開始」
↑次は切磋琢磨か、この前の終止符はどうなった?
日本通信界隈に詳しい方々からは厳しいツッコミも入りつつこの大言壮語なプレスリリースも三田社長が書いてるのではないかと噂されております。
来年も期待して良さそうです。
日本通信が「価格競争に終止符を打つ」とのプレスリリースを発表して株価急騰するも終止符は言い過ぎと定位置に落ち着く
■ クレアHDが「実質的オーナーに当たる人物は存在しておりません」
2014年ソチ冬季オリンピックの開幕が近づいて参りました。ちょうど6年前、オリンピックに向けてロシアのソチに人工島を造るという壮大な計画をぶち上げた会社がありました。
それが旧千年の杜こと現在のクレアホールディングスであります。
お察しの通り人工島の計画により沢山のお金が吸い上げられ2012年5月に撤退が決まるまでに沢山のお金が溶け出していきました。
そんなクレアHDが右翼団体の男に恐喝されるという事件が日経新聞で報じられました。
脅されたのはクレアHDの実質的オーナー。
上場企業に実質的オーナーとは不可解な報じられ方であります。
ここはGoogleさんに「クレアホールディングス オーナー」と検索をお願いした方が良さそうです。
これに対してクレアHDは
「当該記事における平成23年2月から3月において実質的オーナーに当たる人物は存在せず、現在においても存在しておりません。また、当社の株主が現金を脅し取られたという事実も確認できません。」
「当社は、暴力団及びその構成員並びにそれに準ずる団体や人とは何の関係も持っておらず、今後も関係をもつことはありません」
と発表。
いったい「また日経か」の日経新聞と「ソチ人工島」のクレアHD、どちらを信じるべきなのでしょうか。
少しは判断材料になるのではないかとクレアHDのこれまでの変遷を軽く紹介しておきます。
1965年02月 高杉建設株式会社設立
1996年10月 キーイングホーム株式会社に社名変更
1997年11月 大阪2部上場
2004年10月 10株を1株に併合
2004年10月 株式会社千年の杜に社名変更
2006年12月 MSCBによる約20億円・新株予約権による約20億円の資金調達
2007年05月 10株を1株に併合
2008年03月 MSワラントによる約116億円の資金調達
2008年04月 東邦グローバルアソシエイツ株式会社に社名変更
2008年07月 トランスデジタル(東京都千代田区)と株式交換により統合
2010年08月 クレアホールディングス株式会社に社名変更
2012年07月 100株を1株に併合
2013年03月 ライツ・オファリングにより約6億円の資金調達
2013年11月 実質的オーナーへの恐喝事件報道にそんな人間はいないと否定←NEW
実質的オーナーが右翼団体の男に恐喝された件でクレアHDが「実質的オーナーに当たる人物は存在しておりません」と発表
■ エナリス「未公表の決算内容を覗き見できる状態」
10月に新規上場した電力卸取引のエナリス。公開価格280円から9倍まで大化けし、一時は一日の売買代金がトヨタ自動車すら抜くという人気ぶり。
上々すぎる滑り出しを見せたエナリスに問題が発覚したのは11月11日のことでした。
16時に予定されていた決算発表前の14時頃、ヤフー掲示板に
「決算もれてるぜ?」
「まじで決算もれてるって ホームページどこが管理してるんだ? 最低すぎる そりゃさがるわ」
との書き込みが。
なんと決算内容をサーバーにアップしてリンクを張ってないだけの状態にしてしまったのです。
つまり「http://www.eneres.co.jp/img/pdf/20131111_release.pdf」とURL直打ちすると丸見えだったということです。
この噂は2ちゃねるやSNSを通じて瞬く間に拡がりどこかのブログが強火で炒めて記事にしました。
エナリスは翌日12日
「東京証券取引所の規則にもとづき、公表資料を公表予定時刻前に公開ディレクトリには保存しない運用をしておりましたが、今回その運用が行われておりませんでした」と発表。
なるほど、たまたまお漏らししてしまったと。
ところが12月4日、
「上場日以降の適時開示について適時開示6件のうち4件の適時開示におきましても、当社ホームページへの掲載についての運用手順の不備により、適時開示時刻以前に外部アクセスが可能な公開ディレクトリに適時開示情報を保存していた」
なんだよ、やっぱりずっとお漏らししてたんじゃん。
嘘つきはエンロンの始まりだぞ。
リクナビで“IR経験がある方”を募集中、決算情報お漏らしのエナリスが追加の反省文を提出
■ 北洋銀行「株で儲けて公的資金701億円完済の目処がつきました」
出ました、今年一番渾身のドヤIR。株の運用益で701億円!公的資金完済の目処も前倒し!
「やったな北洋」「凄いぞ北洋」との声が多いなか
「リーマン・ショックの時には2400億円も減損処理してんだけどね」と冷ややかな声も。
リーマン・ショックで大損してアベノミクスで大儲け。
ありったけの資産をぶん回す個人投資家でなく銀行の資産運用としてはどうなんだろうって疑問も出ちゃいますけど。
こんな運用成績だと日経レバレッジETFに空売りかけたりする青蓮院門跡さんの足元にも及ばないような気がします。
その後あのお寺はどうなったのでしょうか。
清水の舞台より巨大な舞台を建設するというニュースもありましたし儲かっている姿しか想像つきません。
北洋銀行「株で儲けて公的資金701億円完済の目処がつきました」
■ 五洋食品産業「流動性の向上を目的として総額10万円の株式売出し」
プロ投資家向け市場「TOKYO PRO Market」というものが日本にあるのを知ってますか?プロ投資家向けですから一般人は知らなくてもいい存在です。
東京証券取引所がつくった市場なのですが、プロ投資家向けのくせにプロが見向きもしない企業が上場してきてクソ株いじるような素人がいないので市場に誰もいません。
そんな市場に間違って上場した感のある五洋食品産業が「10万円の株式売り出し」を発表。
10万株じゃないですよ、価格にして10万円ですよ。
売買単位100株の五洋食品産業が200株の売り出しですよ。
このレベルなら五洋さんがチーズケーキ売ってるHPで客が買い物するついでに株買ってくれそうな気がしてきます。
これはもしかしたら五洋食品産業さんの細やかな反旗なのでしょうか。
「何でこんな市場に上場してしまったんだ・・・」
「誰もいねえじゃねえか・・・」
「恥ずかしくて名刺にも書けねえ・・・」
「この苦悩をみんなに知ってもらいたい・・・」
ちなみに「TOKYO PRO Market」第一号のメビオファームは既に上場廃止しています。
五洋さんも早く諦めたらいいのに。
プロが見向きもしないTOKYO PRO Market市場に上場した五洋食品産業が流動性の向上を目的として総額10万円の株式売出しを発表
■ 日本風力開発「監視委の指摘は客観的事実に相反するものであります」
福島第一原発事故が無ければ早々に退場していたと言われる会社、日本風力開発。社名からして何か凄いものを開発しそうですけど単なる風車の卸売り会社です。
親会社が風力発電施設の商社で子会社がその買い手。
え?なんだよ、タコがタコ足食ってるだけなの?
2013年3月、日本風力開発は架空売り上げ計上による虚偽記載で証券等監視委員会から4億円の課徴金納付命令を受けました。いわゆる粉飾決算案件です。
しかも日本風力開発はその粉飾決算を基に公募増資までやっちゃってました。
前年2012年には社長関与のインサイダー疑惑が報じられたりして元々クソ株として高い評価を得ておりましたが、今回さらに「有価証券報告書の粉飾のレベルとしてはライブドアよりもはるかに悪質だわ」とその評価を高めることとなりました。
日本風力開発はこの課徴金納付命令の中で指摘された事実関係に対して「監視委員会の指摘は客観的事実に反するものであります」と反論。
有価証券報告書の訂正命令については「これを拒絶すると即上場廃止になってしまうので不本意ながら仕方なく訂正に応じました」と発表。
まさかの逆ギレ。
身の程知らずという言葉が浮かんできても仕方ないような気がしましたが、4月には本当に国家賠償請求訴訟を提起。
すごい、ハッタリでなく本当に徹底的に争う気だったんだ。
クリーンエネルギーを扱ってるけどブラックでロックな感じがサイコーです。
日本風力開発が有価証券報告書の虚偽記載を全否定「監視委の指摘は客観的事実に相反するものであります」
■ 楽天「三菱UFJモルガン・スタンレー証券のアナリスト荒木正人氏の取材については一切お受けしません」
楽天が三菱UFJモルガン・スタンレー証券のレポートにブチ切れて担当アナリスト荒木正人さんを出禁にすると発表して祭りに。「楽天、そこまでするか」
「キレた上に個人攻撃して開示するとか、ちょっとエキセントリックすぎやしませんか」
「楽天の財務の人怖いんだよ、普通に」
「勝間和代もアナリスト在任時に楽天でポカしたんだね」
「このリリースが嫌な感じにさせるのは、会社の理解・認識を押し付けてる感が半端ない」
「個別のレポートについて実名あげてまで反論を公表する行為が上場企業として一線越えてる」
楽天の日頃のスパムメールのせいか三木谷浩史さんの人徳のせいか知りませんが、比較的荒木正人さんを擁護する声が多かったのは仕方がなかったように思われます。
その一方で、三木谷さんは5月27日から7月19日まで三井住友信託銀行経由で41.24%だった持ち株を40.48%にまで予定通り市場内処分を完了したと発表。
「必死にアナリスト出禁にしてたと思ったら持ち株売りたかったのかよw」
と市場関係者はみな乾いた笑いをあげました。
その後、楽天はリーグ優勝・ヤフーEC無料化・東証一部上場と市場の話題を集めましたし、荒木さんは荒木さんでmixiの目標株価を1200円としたゴールドマン・サックスに対して三菱UFJMSとしては8900円だと新たに引くに引けない戦いを挑んで元気に活躍しておられます。
また来年もお二人から目が離せません。
楽天が三菱UFJモルガン・スタンレー証券のアナリスト荒木正人さんを公開処刑
■ 雪国まいたけ「まいたけとは何か」
2月8日、雪国まいたけが業績下方修正と中期計画を発表。「まいたけについては当社主力商品であり『まいたけとは何か』を改めてお客様に訴えることで当社の牙城としての地位を一層確固たるものにしてまいります」
と、まいたけに対する尋常では無い意気込みを中期計画でぶち上げます。
「舞茸を哲学レベルにまで掘り下げてんね」
「まいたけとは茸の一種です」
「まいたけはまいたけだろwそんなちっとかっこつけた文章でだまされんぞ」
6月11日、役員大量入れ替えを実施。
10月25日、不適切な会計処理の可能性があると公表。
11月6日、創業者の大平社長が辞任。
11月14日、過去5年間の有価証券報告書を訂正して発表。12年3月期は違法配当に。
やはり中期計画で突拍子もないことを言い出したら気をつけないといけません。
たかがまいたけ如きに騙されたら大変なことになります。
適時開示に“雪国まいたけ”沢山生える
■ UMNファーマ「赤字なのにまるで黒字に見える斬新な決算」
2012年にゼンショーホールディングスが開発した「目の錯覚」を利用したIR。あのクオリティを超えるIRはなかなか出てこないと思われておりましたが、バイオ企業のUMNファーマが悪い意味でやってくれました。
それではこの創薬ベンチャーが生み出した第一四半期の決算発表の新たな表現方法をご覧ください。
「マジで一見黒字かと思った」
「営業利益→営業損失」「経常利益→経常損失」「四半期純利益→四半期純損失」
「黒字だと思ってびっくりしたら、経常損失じゃねえか」
「こういう悪意全開を許してたら、東証の信頼が」
「グレーだと思うけど、東証に聞いたらダメって言われる気がする」
東証に怒られたかどうかは定かではありませんがUMNファーマは翌日に訂正したIRを発表しました。
「中のひとは訂正など出さず誰にも媚びずに駆け抜けていってほしかった」
訂正するのヤケに早かったところを見るとダメ元で2つ用意していた気がしてなりません。
素敵です。プンプン臭ってきます。
創薬ベンチャーのUMNファーマが赤字なのにまるで黒字に見える斬新な決算を訂正
■ UMNファーマ「売上高を△95.4%に修正いたしました」
あのUMNファーマがまた年の瀬にやってくれました。もちろん悪い意味で。
通期連結売上高「△95.4%」
赤字が当たり前なバイオセクターとはいえ、クソ株バイオ愛好家の予想すら遥かに下回る驚愕の修正幅。
そういえば今年8月には創業者の道下眞弘さんが全てを投げ出すように脱兎の如く会社を去ったのが思い起こされます。
あれは何のフラグだったのでしょうか。
大納会はもちろんストップ安。
間違ってUMNファーマを保有していた投資家には辛い落とし玉となってしまいました。
この修正幅を超えてくる企業もやはりバイオベンチャーのような気がしてなりません。
もしくはこのクソ株界のエリートUMNファーマがまたやらかすのかもしれません。
創薬ベンチャーのUMNファーマ「売上高を△95.4%に修正いたしました」
コメント
コメント一覧 (27)
ホルダーは大発会まで1週間も陰鬱な気分を味わうのか…
心中お察し申し上げます。
忘れてるのもあって良い1年の振り返りになったわ
良いお年を。来年もよろしくお願いします
返金はしないしこれからもボトルコーヒーとニセホイップを売っていくっていう
『メニュー表記に関するお知らせPDF』
割と管理人も適当なんだな
この煽り立てるようなネットリした文章がたまらん
楽しく読んでいます。
来年もよろしくです。
面白かった
管理人様と、ネタを提供された多くの方々に感謝。
皆様良いお年をお迎えください。
お世話になりました。
来年も皆様、ナイストレード!!
あけましておめでとう管理人と皆様。
今年もいい相場になりますように。