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2019年12月28日 (土)

京都賞

  

  

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今年を振り返るとすると、 

ちょっと前の11月10日のことでした。 

京都賞の授賞式に招待いただきました。

   

なぜかと言うと、

受賞者の中に、

親しい友人がいたからです。

    

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まあ、親しい友人というよりは、

敬愛する科学者という方が正しいかもしれません。

   

会場の京都国際会議場には、

受賞者の写真やプロフィールなど、

とってもわかりやすく、

カッコよく展示されてました。

      

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Ching. W. Tang博士は、

知り合った30年近く前は米国のイーストマン・コダック社の研究員で、

その後、ロチェスター大学教授、

そして今は、香港科学技術大学の教授です。

  

1987年ですから、30年以上前に今の有機ELの基礎となる論文を発表され、

それが実用化研究のきっかけとなり、

有機ELディスプレイや有機EL照明の実用化、普及へとつながりました。

 

まあ、

一言で言うと、有機ELの父、

みたいな人です。

   

ただ、30年前はと言うと、

有機EL研究は、単なるキワモノ扱いで、

有機物に電気を流して光らせる研究は、

面白いけど、 

実用化は絶対無理だからね、

と言う人たちが大半でした。

    

特に、液晶ディスプレイの研究者の人たちには、

ケチョンケチョンに言われたのを今でも覚えています。

  

そんな有機ELを、

そんな環境でやり続けた研究者が、

当時、

まだ若かった安達千波矢先生であり、

私であり、

企業の研究者であり、

とにかく有機ELに惚れ込んだ若手研究者たちでした。

   

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ダメだダメだと 

言われ続け、

   

このやろこのやろ、

と戦い続け、

 

ようやく認められたかなと思う今日この頃です。 

     

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こうやって、

京都賞に選ばれると言うことは、

この研究分野が学術的にも認められたと言うことで、

関係者一同、

とても嬉しく思っています。 

    

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Tang先生も、

ご家族の方々も、

みんな笑顔で、

   

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幸せのお裾分けをいただいたような気がします。

   

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晩餐会は、

京都プリンスホテルの

大会場で、

   

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800名の、

とてつもなく大きな規模でした。

    

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京都らしく、

芸妓さんの舞も有り、

なんとも豪華絢爛な晩餐会でもありました。

    

来年は有機EL照明飛躍の年にしたいものです。

   

 

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