プロマネ残酷物語

http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20050712/164418/index.shtml

自分は、大きな仕事をマネージメントするよりも、小さな仕事を自分で片付けてしまう、という仕事が多いので、「プロマネ」という言葉でイメージされるような仕事はしていないんだけど、プロマネに限らず、「権限も無いのに現場任せ」という状況は、サラリーマン全般に起こっているんじゃないかなぁ。

年俸制が、本来適用できない人にまで適用されていたり、経営が厳しいとこに限って裁量労働制やら成果主義を導入したがる、という現実がある一方で、経営者側は今以上の裁量労働制の適用範囲拡大を求めていたり、とにかく、「いかに人権費を抑えるか」に皆が血眼になっているなか、サラリーマンを続けること自体が「残酷物語」のように思える今日この頃。

競争に勝ち残って大きな富を得たいと思っている人が、その残酷な環境を受け入れ戦うのはその人の勝手だが、戦いを望まず「そこそこで」という選択肢は、この国には無いのかなぁ、と。少なくともサラリーマンのままでは無理なのかなぁ。