みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

御山杉(みやますぎ)

Ep.233

御山杉(みやますぎ)

伊勢神宮の敷地内で育った樹齢300年以上の杉(「神宮杉」)のうち、台風などにより倒木されたもののことをいう。

 

伊勢神宮内宮宇治橋 世古林業 HPより

御山杉 世古林業 HPより

奥伊勢堂 HPより

 

御山杉とはつまり滅多に出回らない希少なものである。

私がその存在を知ったのはいつのことか忘れたが、四日市の近鉄百貨店の催会場に出店されていたのを見かけた。御山杉をアクセサリーなどに加工して販売されていた。

制作においては高度な技術や設備が要されるわけではおそらくないだろうから”付加価値”も極まれりだなと正直思った。

 

世古林業 HPより

奥伊勢堂 HPより

 

そんなあるとき、度会町のふるさと返礼品で御山杉で作った「銘々皿(めいめいざら)」なるものを見つけた。

銘々皿とは何かわからなかったが、

”一人ひとりに(めいめいに)取り分ける小皿”

とのこと。

 

「御山杉の銘々皿」世古林業 ふるさとチョイスHPより

 

使い方の例として落雁(和菓子)が置かれた写真が載っている。

「お祝いの席、お茶会等にご使用ください」とあったが、私はどうしても違う使い方をしてみたく、入手したのだった。

 

 

夕食時のお刺身。これの盛り付け皿として使いたいというアイデアだ。

 

 

仮に300年前というと8代将軍・吉宗の時代。

そんなときから伊勢神宮にあり続けた高位な杉と、その木材を用いたお皿。信じられない..

それに盛られるお刺身。悠久の時を想わずにはいられない。

家族の冷めた目を感じながら私は自己満足に浸っているのだった。

 

 

 

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Miyama Sugi (Miyama Cedar)

Ep.233

Cutting cedar trees grown inside Ise-shrine are off course prohibited, but collapsed ones like typhoon sometimes are on the market, as “Miyama Sugi” (Miyama Cedar).

Some craftsmen make it accessory, plate and so on.  These over 300 years old woods give such men rich inspiration and provide buyers with thousands of emotion!.

 

https://www.furusato-tax.jp/product/detail/24470/20198?_favorite

https://miyamasugi.jp/

http://jingusugi.com/

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