コンテンツにスキップ

Wikipedia:AutoWikiBrowser

AWB オートウィキブラウザー (AutoWikiBrowser)

使い方

概要 · 作業手順
各ボタンの説明 · 正規表現の解説

フィードバック

日本語版内フィードバック
開発元フィードバック (英語)

作業

Wikipedia:Bot作業依頼

ダウンロード

ソフトウェアのダウンロード

バージョン情報 · ソースコード · #autowikibrowser接続(IRCチャンネル)  · ユーザーボックス · 利用統計
AutoWikiBrowser
開発元 AutoWikiBrowser project
最新版
6.1.0.1 / 2020-01-19
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS Microsoft Windows
種別 ウィキペディア編集
ライセンス GPL v2
公式サイト SourceForge.net
テンプレートを表示

AutoWikiBrowser(以下、AWB)は、Microsoft Windows Vista以降に対応した、単調な作業をより速く、楽にこなすことができる半自動ウィキペディア編集ソフトウェアです。

AWBは、記事を投稿すると自動的に新しいページが開かれます。必要な設定を行えば、主な編集とともにしなければならない細部の編集(一般的にスタイルの調整)を提案する機能を使用することができます。ただし、使用できないプロジェクトもあるため注意が必要となります。

現在、AWBは、1つまたは複数のカテゴリ、「リンク元」、Googleの検索結果、ウォッチリスト、投稿記録などから記事のリストを生成することができます。 また、データベースをスキャンするプログラムとIRCMonitor(IRCの最近更新されたページをモニタリングするプログラム)の開発バージョンが付属しています。

AWBのソースコードGPLの下で入手できます。詳細については#ソースを入手するにはを参照のこと。AWBはMicrosoft Visual C# Express Edition[注釈 1][1]を用いてC#で書かれています。

開発については、専用のIRCチャンネル#AutoWikiBrowser接続も参照のこと。

AWB使用時のルール

[編集]
  • 投稿する前に必ず毎回編集内容をチェックすること。編集前の文章の内容をよく理解し、文脈、内容が変わらないように気をつける必要があります。
  • あまりにも短時間で、大量の投稿をしないようにする。最低でも30秒は間隔を置くようにしてください[注釈 2]
  • 論争になるようなことは一切行わないようにする。
  • 無意味な編集や取るに足らない編集はしない。たとえば、空白を追加・除去する、スタブタグを移動させる、などの編集を指します。これらの編集はリソースを浪費し、ウォッチリストを埋めてしまうため、推奨されていません。
  • すべてのガイドライン、方針、慣例を遵守すること。

これらの規則に反する行為を行うと、予告なしでAWBの使用ができなくなることがあるので、注意が必要です。

更新履歴

[編集]

使用方法

[編集]

以下に、使用方法を順に説明します。

登録

[編集]

英語版ウィキペディアやコモンズでAWBを使用したい場合はRequests for registrationにユーザ名を追加する必要があります。安全上の理由により、英語版では登録したユーザ[2]のみAWBを使用することができるようになっているためです。ただし、日本語版では登録をする必要はありません

Requests for registrationにユーザ名を追加することにより誰でも登録はできますが、使用するには管理者による承認が必要となります。承認されるには、標準名前空間の編集回数が500回以上というのがおおよその目安となります。登録が承認された際、管理者から通知が行われることはあまりないため、自分で定期的に登録ページをチェックすることをおすすめします。

ダウンロード

[編集]

AWBはSourceForgeからダウンロードできます[3]。最新版のSVNバージョンを動作させたい場合は、#ソースを入手するにはを参照のこと。

インストール

[編集]

ダウンロードしたファイルを、任意の場所に解凍するだけで使用できるようになります[注釈 3]

作動環境
OS Microsoft Windows Vista以降のWindows OS
その他 .NET Framework(Ver.2.0以降)

Windows Vista以降のOSでは標準でインストールされているためインストールは不要

もし正常に動作しない場合、正しく登録されているか、.NET Frameworkが正しくインストールされているか確認してください。

使用方法

[編集]
  1. 画面左下の「(1) Make list」から「Make from Category」を選択し、その下にカテゴリの名前を入力します。
  2. 「Make list」をクリックし、記事のリストを読み込ませます。
  3. 検索、置換、要約欄などのオプションを設定します。
  4. 「Start the Process」をクリックすると、記事の読み込みが行われ、編集が開始されます。また、画面には差分が表示されます。
  5. 画面右下の編集ボックスで必要な編集を行い、「Save」か「Ignore」をクリックします。「Save」をクリックすると編集内容が投稿され、「Ignore」をクリックすると編集内容は無視されます。どちらのボタンを押しても自動的に、次のページが読み込まれます。

既知の問題

[編集]
  • ページを読み込む際に動作が停止することがあります。主な原因としては、AWBとは別のウィンドウをアクティブにしたためというものがあります。AWBは新しいページを読み込むときにはAWBのウィンドウをアクティブにしておく必要があるため、動作が止まったときは再度「Start the Process」をクリックしてください。
  • AWBはInternet Explorer(以下、IE)のコンポーネントを使用しているため、何かトラブルがあった場合はIEが正しく動作しているかを確認すること。また、IEを使用してウィキペディアにログインしているかどうかも確認すること。スクリプトについての設定を変更している場合は、IEのツールバーの「インターネットオプション」→「詳細設定」タブ→「リセット」をクリックしてみてください。
    • monobook.cssにCSS 2・3を必要とする編集を行っている場合、それらがIEやAWBに正しく表示(反映)されない可能性があります。
  • 「リンク元」からリストを作成していてトラブルが発生した場合、IEキャッシュのクリアを試してみてください。
  • バグの出る monobook.jsを使用していると、しばしばIEで画面が真っ白になったりAWBがクラッシュしたりします。このトラブルは、IEの「インターネットオプション」→「セキュリティ」タブ→「レベルのカスタマイズ」でアクティブスクリプトを無効にすることで回避できます。
  • 「The application failed to initialize properly...」というメッセージが表示された場合は.NET Framework 2.0をインストールしてください。

詳細や確認されているバグ、その他のソフトウェアやウィキペディアの外装についてはen:Wikipedia talk:AutoWikiBrowser#Frequently asked questionsを参照のこと

説明書

[編集]

使い方の詳細は以下のページを参照してください。

データベーススキャナ

[編集]

AWBには、ウィキメディアのサーバに不必要な負担をかけずにチェックする記事のリストを生成する、データベーススキャナが実装されています。

データベースダンプはしばしば作られ、無料でダウンロードできます。ページの状態の確認用として、最も役に立つダンプはpages-articles.xml.bz2です。database dump progress site日本語版用)にアクセスすると、現在のダンプ状況を見ることができ、簡単にダウンロードできます。

ダウンロードしたファイルを使用する際には、アーカイブを解凍する必要があります。解凍すると3GBのbz2アーカイブは12GBのXMLデータベースダンプとなるため、ディスクの空き容量に注意してください。

API

[編集]

AWBは他のスタンドアロンプロジェクトから参照できるWikiFunctions.dllを同梱しています。このDLLはwiki-ready web browser control、シンプルページエディタ、リストメーカー、その他のツールなどを含んでいます。

プラグイン

[編集]

AWBはカスタムプラグインを組み込んで使用することができます。それらのプラグインは記事を処理したり、ユーザインタフェースを拡張したりすることができます。またプラグインはC#やVisual Basic.NETのような.NET言語で作ることのできるDLLファイルの形で存在します。AWBの起動時には、AWBがあるフォルダにプラグインがないか自動的にチェックされます。検出されたプラグインはユーザが特に何もしなくても自動的に読み込まれ初期化されます。

便利な使い方

[編集]
  • 大文字と小文字を検索・置換するには、正規表現を使用します。
  • 誤字の修正などで作業の速度を上げるには、「Skip if doesn't contain」を設定します(修正された文字を入力する)。
  • .NET正規表現構文については[1]を参照のこと。
  • ウィキペディアのサーバの応答が遅いときにInternet Explorerの「インターネットオプション」で「画像を表示する」のチェックを外すとページの表示スピードが速くなります。また、通常、IEを使用せず、他のブラウザでカスタムされたmonobook.jsを使用している場合は、「インターネットオプション」→「セキュリティ」タブ→「レベルのカスタマイズ」でアクティブスクリプトを無効にすることで、ページ表示が高速化される可能性があります。
  • Windows Updateを手動に設定している場合は、アクティブスクリプトを有効にする必要があります[注釈 4]
  • 役に立つ設定の一覧については、en:Wikipedia:AutoWikiBrowser/Settingsを参照。
  • 検索・置換をする場合、改行は\r\nと表します。[注釈 5]
  • AWBでは、テキストボックスと検索・置換ダイアログ内でキーワードが使用できる。たとえば%%title%%は記事のタイトルを表します(例:"John Smith")。また、%%key%%はカテゴリのソートキー(人名に限る)を表します(例:"Smith, John")。他のキーワードについてはリクエストにより提供する。

(使用・設定方法については割愛します。)

ソースを入手するには

[編集]

AWBはGPLに準拠しています[4]。ソースを入手するには、SVNクライアントプログラムを使用してsourceforgeにアクセスする必要があります。

クイックガイド

[編集]

以下に、TortoiseSVNを使用する例を示します。

  1. TortoiseSVNをインストール。
  2. インストール終了後、「AWB」(任意の名前でも可)というフォルダを作成する。
  3. 作成したフォルダを右クリックし、「SVN Checkout...」を選択する。
  4. (titled "Checkout")と表示されているダイアログウィンドウの、URL of Repositoryと書かれたところにhttps://svn.code.sf.net/p/autowikibrowser/code/AWB/と入力する。
  5. 下のディレクトリが正しいかどうかをチェックする。

その後、Sourceforge SVNサーバからソースを入手できるようになります。新しいソースが入手可能になった場合、AWBが入っているフォルダのコンテキストメニューから「SVN Update」を実行する。新しいバージョンについては自動的に通知されるわけではないため、定期的にAWBを使い、新しいソースバージョンを使用するなら、毎日チェックする必要がある。もし変更があれば、新しくリリースされたバージョンをビルドします。

SVN Updateを実行するとき、ソフトウェアは更新履歴を確認し、必要と思われる新しいファイルをダウンロードします。ダウンロード前に現在AWBフォルダにあるファイルをチェックし、必要なファイルのみが自動的にダウンロードされます。

最新のバージョンを実行するために、ソースを使いたい場合、これらを自分でコンパイルする必要があります。その際、Microsoft Visual C# Express Edition、または、Visual Studio 2005の上位バージョン(例:Professional)が必要となります。コンパイルの方法については、使用するIDEのマニュアルを参照してください。

もし、コマンドラインSVNがインストールされているなら、キーボードからの入力によって作業することもできます。

コマンドプロンプトに次のように入力します。

  • デフォルトの場所(「autowikibrowser」というフォルダ)を使用する場合。
    • svn co https://svn.code.sf.net/p/autowikibrowser/code/AWB/
  • デフォルト以外の場所を使用する場合以外を使用する場合。
    • svn co https://svn.code.sf.net/p/autowikibrowser/code/AWB/ FILE_PATH
FILE_PATHのところを指定したい場所のパスで置き換えてください。

すべてのSVNの更新履歴はSVN Revision Logで見ることができます。

ユーザーボックス

[編集]
この利用者はAutoWikiBrowser(AWB)を使用しています。

{{Wikipedia:AutoWikiBrowser/Userbox}}

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ Microsoftの公式ページから無料でダウンロード可能
  2. ^ 短時間でより多くの規則的な編集を行いたい場合はボットアカウントの取得を考慮することをおすすめします。
  3. ^ デスクトップに直接解凍しても利用できますが、新しいフォルダを作ってその中に解凍することをおすすめします。
  4. ^ アクティブスクリプトがウィキペディアを利用しているときだけ無効になるように設定することも可能。
  5. ^ これはMicrosoftのコンポーネントによるもので、他のツールを使用している場合は異なる。たとえばFirefoxなら\nとなる。

出典

[編集]

関連項目

[編集]
  • Help:Pywikipediabot - CUIですが言語間リンク、外部サイト上の情報の取り扱い、スケジュールに応じた作業、などに特に強みを持つボットソフトです。AWBと違いWindowsに限らない非常に多様な環境で動作します。
  • MWiki-Browser(英語)
  • IRCMonitor(英語)

外部リンク

[編集]