if もしも
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if もしも | |
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ジャンル | オムニバステレビドラマ |
企画 | 小牧次郎・石原隆(共にフジテレビ) |
演出 | 土方政人(フジテレビ) |
監修 | 岩井俊二 |
出演者 | タモリ(ストーリーテラー役) ほか |
製作 | |
プロデューサー |
黒田徹也・両沢和幸(共同テレビ) 井浪達也(にっかつ撮影所) |
制作 |
フジテレビ 共同テレビ にっかつ撮影所 |
放送 | |
放送チャンネル | フジテレビ系列 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1993年4月22日 - 9月16日 |
放送時間 | 木曜日 20:00 - 20:54 |
放送枠 | フジテレビ木曜8時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 17[1] |
フジテレビ | |
特記事項: 全18話(未放送1話) |
『if もしも』(イフ もしも)は、フジテレビ系列(制作:フジテレビ・共同テレビ・にっかつ撮影所)で、1993年4月22日から同年9月16日まで、毎週木曜日 20:00 - 20:54(JST)に半年間放送されていたオムニバステレビドラマ。『世にも奇妙な物語』同様にタモリがストーリーテラーを担当し、ステレオ放送、文字多重放送が実施されていた。
概要
[編集]同局のオムニバステレビドラマ『世にも奇妙な物語』のレギュラー放送終了を受けて制作された、オムニバスドラマ。一話ごとに分岐点が存在し、そこから枝分かれした2通りのストーリーをそれぞれ描くという異色作。
『奇妙な出来事』の後番組として考えられていた企画が基となっており、事実上『奇妙-』シリーズのスピンオフと見なされている。
ストーリーテラーには『世にも奇妙な物語』に続いてタモリが起用され、スタッフの大半も引き続き関わっている。同番組に見られたような過激な演出は抑えられ、作風はライトである。
オープニングでは、「番組概要」をベースにした以下の文章が流れる。
if もしも…人が皆、孤独な旅人であるとしたら、貴方はやがてある二股の分かれ道に突き当たるのです。右に行くべきか左に行くべきか貴方は大いに迷う。或いはうっかり気づかなくて通り過ぎてしまう。かくして現在の貴方があるわけですが、ひょっとして別の道を選んでいたほうが幸せになれたかもしれないのです。もしも、こっちを選んでいたら…if もしも…
ストーリーテラー(語り手)
[編集]- タモリ
- 前番組『世にも奇妙な物語』からの続投。本番組では、主人公を「運命の分岐点」へ誘う「案内人」のような役割を担っている。
- 異なる点は、前番組ではスーツにネクタイ姿、回によってはタキシードに蝶ネクタイ姿の服装だったが、本番組では全放送回を通してネクタイなしのスーツ姿で物語を進行しており、語り部の部分も屋外やスタジオではなく、全編とも冒頭に出てくる「分岐点」にて物語が語られるという点である。
物語構成
[編集]ストーリーの途中で2つの選択肢「A」と「B」が発生。それぞれを選択し、その結果変化していく2つの物語を順番に、場合によっては交互に描く。
「A」がバッドエンド、「B」がハッピーエンドという構成が基本となるが、放送後期には両方ハッピーエンドやバッドエンドに至るケースも増えている。
サブタイトル・各回出演者
[編集]- 結婚するなら金持ちの女かなじみの女か(1993年4月22日):制作・共同テレビ
- 彼女がすわるのは左のイスか右のイスか(1993年5月6日):制作・にっかつ撮影所
- あるフェミニスト課長の秘書選び 美人かブスか(1993年5月13日):制作・共同テレビ
- イジメっ子と親友・どちらの同窓会に行くべきか(1993年5月20日):制作・にっかつ撮影所
- セールスマンの大災難 不幸を呼ぶのは右手か左手か(1993年5月27日):制作・共同テレビ
- 噂好きの団地・引越のあいさつは安物か高級品か(1993年6月10日):制作・にっかつ撮影所
- 完全犯罪 双子の美人姉妹 生き残ったのは姉か妹か(1993年6月17日):制作・共同テレビ
- この夏、あなたにピッタリの髪型は?ロングかショートか(1993年7月1日):制作・にっかつ撮影所
- 「別れましょう」か「結婚しましょう」か(1993年7月8日):制作・共同テレビ
- 結婚して子どもを生みますか?就職して出世をめざしますか?(1993年7月15日):制作・にっかつ撮影所
- 神がくれる幸運、分割でもらうか、一括でもらうか(1993年7月22日):制作・共同テレビ
- 緊急事態!飛行機で行くか?新幹線で行くか?(1993年8月5日):制作・にっかつ撮影所
- 花を愛するか、宝石に生きるか(1993年8月12日):制作・共同テレビ
- 両親が離婚したらパパをとるか?ママをとるか?(1993年8月19日):制作・にっかつ撮影所
- 誘拐するなら男の子か女の子か(1993年8月26日放送予定、未放送):制作・共同テレビ
- 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年8月26日):制作・共同テレビ
- 人生ゲーム 残された2通の遺言状(1993年9月2日):制作・共同テレビ
- もう一度生まれ変わるとすれば25歳か18歳か(1993年9月16日):制作・にっかつ撮影所
スタッフ
[編集]共同テレビ
[編集]- 撮影:川村明弘
- 照明:南方博
- 映像:植木康弘
- 音声:北村達郎
- 音響効果:尾形香
- 選曲:小堀博孝
- オフライン:井上博信
- ライン編集:飯塚守
- 美術進行:藤野栄治
- 装飾:中村俊介
- 持道具:清家正文
- メイク:マニエス
- 衣裳:小平理恵
- ファッションディレクター:木下勝之
- スタイリスト:小山恵理
- 衣裳コーディネイト:STAFF DEUX
- CG:桃園隆夫
- タイトル:岩崎光明
- スチール:笠井新也
- 広報:上野陽一
- 美術協力:EPOS
- アクション:宮辺勝彦(拳優会)
- 協力:バスク、フジアール、ジャンプ
- 制作担当:服部一貴
- 制作主任:遠藤聖一、真野清文
- 制作進行:横沢淳
- 演出補:小幡直正
- 記録:鈴木公美子
- 演出助手:島田明生、保坂克己
- 技術制作:石井勝浩
- 美術制作:板村一彦
- プロデュース補:鈴木伸太郎
- 演出:土方政人
- プロデュース:黒田徹也
- 制作:フジテレビ、共同テレビ
にっかつ撮影所
[編集]- 撮影:小川洋一
- 照明:鳥越正夫
- 録音:細井正次
- VE:室田晃司
- 助監督:北川敬一
- 美術:柳川和央
- 記録:奥平綾子
- 製作担当:秋枝正幸
- 装飾:小泉武久
- 衣裳:宮越久美子(東京衣裳)
- メイク:轟和美(ヒーローズ)
- スチール:目黒祐司
- 音楽:武内享
- 選曲:志田博英
- 効果:小川広美
- MA:増田仁
- VTR編集:吉永貴
- 製作調整:遠藤肇、中村聡
- CG:桃園隆夫
- タイトル:岩崎光明
- 広報:上野陽一
- 技術:梶原直幸
- 技術協力:日本VTR映像、マジック指導、渚晴彦(渚マジックップロジェクト)
- VTR:東海林敏之
- 製作主任:田中敏雄
- 製作進行:川上竜生
- 照明助手:林信一、深川寿幸、森川知、永田英則
- 録音助手:横野一氏、工星野裕雄
- 美術助手:五十苅知子
- 装飾助手:数井信子、大野利秋
- プロデュース補:補清家貴代
- プロデュース:両沢和幸、井浪達也
- 監督:堤ユキヒコ
- 制作:フジテレビ、にっかつ撮影所
備考
[編集]- 岩井俊二が監督した「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」は、テレビドラマとしては珍しく日本映画監督協会新人賞を獲得し、1995年にはタモリの登場シーンをカットするなどの再構成を経て劇場公開された。また、この回は本来は「誘拐するなら男の子か女の子か」が放送される予定だったが、甲府信金OL誘拐殺人事件の影響から中止となったことに伴い、「打ち上げ花火〜」が当初の放送予定より1週間繰り上げて放送され、「誘拐するなら〜」はその後も放送されることはなくお蔵入りとなった[2]。
- 再放送の際には、『世にも奇妙な物語』と同様に一部のエピソードのみの放送となっている。
遅れ放送のネット局と放送時間
[編集]関連商品
[編集]書籍
[編集]- if もしも サウンドラビリンス - サウンドトラックならびにサウンドドラマを収録。
- if もしも(コミック版) ISBN 978-4-8470-3090-1
- 運命の分岐点
- 赤い靴
- フェミニスト
- 同窓会
- if もしも(小説版) ISBN 4-594-01198-5
- 運命の分岐点
- フェミニスト
- 赤い靴
映像ソフト化
[編集]- 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?
- VHS
- LD
- DVD
- Blu-ray disc
脚注
[編集]- ^ 開始当初は全18回を予定していたが、うち1回が未放送のため削減された。
- ^ 【関西笑談】楠本ひろみさん、デビュー作は本広監督が演出も…お蔵入りに:イザ![リンク切れ]
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]フジテレビ系列 木曜20時台 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
if もしも
(1993年4月22日 - 9月16日) 【ここまでドラマ枠】 |
ビートたけしのつくり方
(1993年10月14日 - 1994年3月17日) |