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BMW S14 エンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

BMW S14エンジンは、BMW M10ブロックをベースにBMW S38シリンダヘッドを短くしDOHC化したものである。同ユニットの後継はM42ベースのS42である。(尚、2世代後のE46型M3はM54ベースのS54であるため)直接的な後継ユニットは存在しない。


スロットルボディはセパレートタイプで、どちらにも2枚のバタフライプレートが組み込まれている。

S14B20

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ポルトガル、イタリア仕様として、ストロークを72.6mmにストロークダウンし、排気量を1990ccに下げている

搭載車種

  • 1987-1990 E30 320iS (イタリア/ポルトガル仕様)

S14B23

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E30型M3の初期モデルに搭載されたS14B23ユニットは200PSを発揮した。後の触媒付きモデルは195PS、230Nmであった。1989年4月に発売されたラヴァリア、チェコットリミテッドモデルのM3は215PS仕様の本ユニットを搭載して発売された。

搭載車種

S14B23 EVO2

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S14B23エンジンの改良型。この改良により220PS(触媒付きでは215PS)を発揮した。

搭載車種

S14B25 EVO3

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1989年にS14B25 EVO2の改良モデルとして搭載された。排気量は従来の2302ccから2467ccにスープアップし、238PSを発揮した。

搭載車種