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遠山記念館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
遠山記念館入口(旧遠山邸長屋門)

遠山記念館(とおやまきねんかん)は、埼玉県比企郡川島町にある博物館[1]

日興証券創設者遠山元一邸宅と美術コレクションをもとに、1970年に開館した[2]。運営主体は公益財団法人遠山記念館で、歴史的建造物である遠山家の邸宅・庭園と美術工芸コレクションを保存公開し、文化芸術の振興に寄与することを設置目的としている[3]。遠山邸の建物は2018年度に国の重要文化財に指定された

概要

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旧遠山邸 東棟表玄関
旧遠山邸 東棟表玄関
旧遠山邸 東棟表玄関
旧遠山邸 東棟表玄関
旧遠山邸 西棟廊下
旧遠山邸 西棟廊下

遠山家住宅は、遠山元一が母、美以のために建てた邸宅であった。建築にあたっては、総監督を弟の遠山芳雄が務め、設計監督は東京帝国大学を卒業し東京・神田で設計事務所を開いていた室岡惣七が、大工棟梁は東京・阿佐谷の中村清次郎が務めた。日本各地から銘材を集め、当時最高の建築技術を駆使。昭和8年(1933年)9月26日の着手より昭和11年(1936年)4月25日の竣工まで2年7ヵ月。直接工事に関係した者だけでも延べ3万5千人を動員したという。登録有形文化財である建造物の保存・公開とともに、美術工芸品の展示を行う美術館も所在する。美術館は改修工事のため2017年6月より休館し、2018年4月に再開館した。

所在地

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  • 埼玉県比企郡川島町白井沼675

文化財

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重要文化財(美術工芸品)

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  • 紙本著色三十六歌仙切(頼基)佐竹家伝来
  • 絹本著色春靄起鴉図 岡田半江筆
  • 紙本著色布晒舞図 英一蝶
  • 秋野蒔絵手箱
  • 寸松庵色紙(むめのかを)
  • 源頼朝筆書状(文治三年十一月九日山城介宛)

重要文化財(建造物)

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建造物9棟及び土地が「旧遠山家住宅」として、2018年度に国の重要文化財に指定されている[4][5]。2000年から2018年までは国の登録有形文化財。

  • 旧遠山家住宅
    • 東棟
    • 中棟
    • 西棟
    • 土蔵
    • 茶室
    • 寄付待合
    • 長屋門
    • 庭門及び内塀
    • 裏門及び外塀
    • 附:雪隠
    • 附:腰掛待合
    • 附:図面17枚
    • 土地(宅地及びため池)7,862.47平方メートル(池、水路、橋4基を含む)

利用情報

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  • 所在地 埼玉県比企郡川島町大字白井沼675
  • 開館時間 10:00-16:30(入館は16:00まで)
  • 休館日 月曜日、年末年始ほか(詳細は公式サイト参照)
  • アクセス
  • 館内及び近辺には、食事・喫茶等ができる施設はない。

脚注

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  1. ^ 日本語の館名には「博物館」の語はないが、英語の館名称はToyama Memorial Museumとなっている。
  2. ^ 「コレクション」(館公式サイト)
  3. ^ 「遠山記念館について」(館公式サイト)
  4. ^ 平成30年8月17日文部科学省告示第166号
  5. ^ 重要文化財(建造物)の指定について(文化庁サイト、2018年5月18日)
  6. ^ 若葉駅東口-八幡団地線の一部をこのたび川島町役場まで延伸いたします!”. 東武バス (2017年4月27日). 2017年9月17日閲覧。
  7. ^ 新設「川島町役場」線広報かわじま 2017年5月号
  8. ^ 4/1【若03】若葉駅~八幡団地~川島町役場線の系統廃止等について”. 東武バス (2022年3月18日). 2022年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月29日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯35度59分16.1秒 東経139度29分35.9秒 / 北緯35.987806度 東経139.493306度 / 35.987806; 139.493306