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豊崎由美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

豊崎 由美(豊﨑 由美、とよざき ゆみ、1961年7月3日 - )は、日本フリーライター書評家。

愛知県生まれ。東洋大学文学部印度哲学科卒業。 編集プロダクション勤務を経て、フリーとなる。文芸演劇スポーツ競馬予想などを手がける。

人物・エピソード

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  • 父は特攻隊の生き残りで、石原慎太郎の『スパルタ教育』に影響を受けてスパルタ教育を施されたため、石原に恨みがあると言っている[1]。「皆さんは「家族」について考えたことはありますか。私は小学校六年生の時に、九歳年上の姉が自殺し、その翌年には母親を病気で亡くしたせいで、若い頃は「自分には家族がない」というコンプレックスから、無闇と家族制度を否定する中二病的態度を取ったものでした。(今となっては恥ずかしい黒歴史)」[2]と回顧している。
  • hanako」や東京中日スポーツで競馬予想記事を執筆したのち、「CREA」にてインタビューや取材などを担当するライターとして活動。当時同誌編集長であった平尾隆弘(のちの株式会社文藝春秋社長)の働きかけにより、書評記事を書き始めるようになる[3]
  • 2021年12月にはTwitter上でTikTok等のSNSで書物を紹介する人たちを批判する発言を行っている(詳細はけんご#書評家・豊崎由美の発言を巡る騒動を参照)[4]

鮭児文学賞

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北海道新聞』の「トヨザキ社長の鮭児書店」において毎年年末に発表される賞。

著書

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  • 『パチンコ天国極楽ケイバ』(筑摩書房、1997年)
  • 『それ行けトヨザキ!! Number迷コラム傑作選』(文藝春秋、1999年)
  • 『そんなに読んで、どうするの? 縦横無尽のブックガイド』(アスペクト、2005年)
  • 『どれだけ読めば、気がすむの?』(アスペクト、2007年)
  • 『正直書評。』(学習研究社 2008年)
  • 『勝てる読書』(14歳の世渡り術)(河出書房新社、2009年)
  • 『ニッポンの書評』(光文社新書、2011年)
  • 『ガタスタ屋の矜持 寄らば斬る篇』(本の雑誌社、2012年)
  • 『ガタスタ屋の矜持 場外乱闘篇』(本の雑誌社、2013年)
  • 『まるでダメ男じゃん! 「とほほ男子」で読む百年ちょっとの名作23選』(筑摩書房、2014年)

共著

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  • 文学賞メッタ斬り!』(大森望共著、パルコ、2004年、のちちくま文庫
  • 『百年の誤読』(岡野宏文共著、ぴあ、2004年、のちちくま文庫)
  • 『文学賞メッタ斬り! リターンズ』(大森望共著、パルコ、2006年)
  • 『文学賞メッタ斬り! 受賞作はありません編』(大森望共著、パルコ、2007年)
  • 『百年の誤読 海外文学編』(岡野宏文共著、アスペクト、2008年)
  • 『文学賞メッタ斬り! 2008年版 たいへんよくできました編』(大森望共著、パルコ、2008年)
  • 『読まずに小説書けますか 作家になるための必読ガイド』(岡野宏文共著、メディアファクトリー、2010年)
  • 『文学賞メッタ斬り! ファイナル』(大森望共著、パルコ、2012年)
  • 『石原慎太郎を読んでみた』(栗原裕一郎共著 原書房、2013) のち中公文庫
  • 村上春樹騎士団長殺し」メッタ斬り!』大森望共著. 河出書房新社, 2017.4

論文等

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脚注

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  1. ^ 『石原慎太郎を読んでみた』23-24pp
  2. ^ 2012年7月8日『図書館教育ニュース』第1279号
  3. ^ 豊崎由美氏、ライター時代の経験を語る
  4. ^ 書評家が本紹介TikTokerけんごをくさし、けんごが活動休止を決めた件は出版業界にとって大損害(飯田一史) - 個人”. Yahoo!ニュース. 2022年1月29日閲覧。

外部リンク

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