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藤沢一就

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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 藤澤一就 八段
名前 藤澤一就
生年月日 (1964-08-12) 1964年8月12日(60歳)
プロ入り年 1981年
出身地 東京都
所属 日本棋院東京本院
師匠 藤沢秀行
段位 八段
概要
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藤澤 一就 (ふじさわ かずなり、1964年8月12日 - ) は、日本棋院東京本院所属囲碁棋士、八段。東京都出身。

父は藤沢秀行名誉棋聖、長女は女流四冠などを達成した藤沢里菜五段。従兄にタイトル数7期の藤沢朋斎九段がいる。

略歴

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1977年に院生となり、1981年日本棋院初段。以後昇段を重ね、1999年より八段となる。1990~1994年、2002~2008年の間、日本棋院常務理事を務める[1]

棋士育成

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長年にわたる棋士育成に定評があり、2021年12月に「長所を伸ばす育成方針が実を結び、囲碁界に新風を吹き込んだ」として第39回日本囲碁ジャーナリストクラブ賞を受賞した[2]。父の秀行、娘の里菜も過去に同賞を受賞していて、三代にわたる受賞となった。2022年現在、門下より12名の棋士を輩出している。

2000年に新宿区歌舞伎町1丁目に開設した新宿こども囲碁教室は、在籍生徒数約200人。ここで育った院生は20数名おり、これは院生全体の3分の1以上を占める。

2007年には、「強いプロを育てる」を目標に、プロ志望の子どもに早期からの教育を行う天豊道場を、教室とは別に東新宿で開設した[1]。道場の命名は藤沢の父・藤沢秀行による[3]。道場には、指導のため高尾紳路結城聡坂井秀至などが頻繁に訪れている[4]。開設当初は秀行も指導に訪れていた[3]

N高等学校の囲碁部特別顧問を務めている縁で、複数の弟子がN高に入学している[5]

入段者
棋士 段位 生年 入段 実績など
1 寺山怜 六段 1990 34 2007 NHK杯準優勝・若鯉戦優勝 [6]
2 沼舘沙輝哉 七段 1991 33 2010 [7]
3 本木克弥 八段 1995 29 2011 本因坊挑戦者・若鯉戦優勝 [8]
4 飛田早紀 二段 1991 33 2011 [9]
5 木部夏生 三段 1995 29 2012 [10]
6 広瀬優一 七段 2001 23 2016 新人王若鯉戦優勝 [11]
6 上野愛咲美 四段 2001 23 2016 新人王若鯉戦優勝2回・女流グランドスラムなど [12]
8 関航太郎 九段 2001 23 2016 天元2期・新人王・NHK杯優勝 [13]
9 青木裕孝 二段 2001 23 2018 [14]
10 上野梨紗 二段 2006 12 2019 女流棋聖 [15]
11 藤井浩貴 二段 2002 22 2020 [16]
12 竹下凌矢 初段 2005 19 2021 [17]

出演

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ニコニコ生放送

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  • Men's Knuckle カズアキの目指せ1000人斬り!(2010-2011)
  • 囲碁少女15(-2013)
  • ニコスト -niconico stones-
  • ヒカルの碁 鑑賞会

その他

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脚注

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出典

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  1. ^ a b 代表挨拶新宿こども囲碁教室
  2. ^ 読売新聞2022年1月4日付朝刊囲碁将棋欄
  3. ^ a b 天豊道場名付け親時々囲碁日誌+
  4. ^ 院生の3分の1が学んだ藤澤一就八段の囲碁教室 NHKテキストView
  5. ^ フィギュア紀平が学ぶN高 “頭脳スポーツ”で活躍する生徒も - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年9月16日閲覧。
  6. ^ 寺山怜
  7. ^ 沼舘沙輝哉
  8. ^ 本木克弥
  9. ^ 飛田早紀
  10. ^ 木部夏生
  11. ^ 広瀬優一
  12. ^ 上野愛咲美
  13. ^ 関航太郎
  14. ^ 青木裕孝
  15. ^ 上野梨紗
  16. ^ 藤井浩貴
  17. ^ 竹下凌矢
  18. ^ ネット部活”. N高等学校(通信制高校 広域・単位制). 2017年11月12日閲覧。

外部リンク

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