薬院大通駅
薬院大通駅(動植物園口) | |
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2番出入口(2022年12月) | |
やくいんおおどおり Yakuin-odori (動植物園口 - Zoo & Botanical Garden) | |
◄N12 桜坂 (1.0 km) (0.6 km) 薬院 N14► | |
所在地 | 福岡市中央区薬院四丁目[1] |
駅番号 | ○N13 |
所属事業者 | 福岡市交通局 |
所属路線 | 七隈線 |
キロ程 | 10.2 km(橋本起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
4,188人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 2005年(平成17年)2月3日 |
備考 | 業務委託駅 |
薬院大通駅(やくいんおおどおりえき)は、福岡県福岡市中央区薬院四丁目[1]にある、福岡市地下鉄七隈線の駅である。計画時の仮称は「薬院西」だった。駅番号はN13。動植物園口(どうしょくぶつえんぐち)の副駅名が付与されている[2]。
駅のシンボルマークは空港線・箱崎線のシンボルマークとともにグラフィックデザイナーの西島伊三雄に委託されていたが、デザインの完成を待たずに西島が2001年に死去したため、遺稿となった原案を元に息子で同じくグラフィックデザイナーの西島雅幸が完成させたものが使用されている。モチーフは福岡市動植物園のゾウと花[3]。駅識別カラーは DIC-121(系統色名:あざやかな黄赤)で、金山駅・橋本駅・櫛田神社前駅と共通[4]。
天神南駅が管理し、日本通運福岡支店が駅業務を受託する業務委託駅である[5]。
歴史
[編集]かつては西鉄福岡市内線城南線にも薬院大通電停が存在したが、1975年(昭和50年)11月2日に廃止された。立地的には、現在の地下鉄駅の西端がかつての電停のほぼ東端の位置にあたる。
- 1998年(平成10年)10月24日 - 1999年(平成11年)5月31日:設計期間(実施設計者:日建設計)[1]
- 2002年(平成14年)8月30日 - 2004年(平成16年)7月31日:施工期間(施工者:西松・松村・梅林 建設工事共同企業体)[1]
- 2005年(平成17年)2月3日 - 開業。開業時から業務委託駅[6]。
- 2018年(平成30年)9月20日 - 「動植物園口」の副駅名を付与[2]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地下駅。出口は2ヶ所あり、いずれもエレベーターを併設する。2番出口側には有料駐輪場がある。
地階 | 出入口 | 出入口 |
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地下1階 | コンコース階 | コンコース、案内所、自動券売機、自動改札口 |
トイレ(改札内) | ||
地下2階 | 1番ホーム | ■七隈線 博多方面(薬院駅)→ |
島式ホーム,右側のドアが開く | ||
2番ホーム | ←■七隈線 橋本方面(桜坂駅) |
各階の面積は、地上61平方メートル、地下1階2,756平方メートル、地下2階2,407平方メートル[1]。本駅は七隈線の16駅の設計をする際の標準駅として計画・設計されている[1]。利用者の目に留まる箇所に用いられる「個性化壁」には、赤褐色の二丁掛炻器質タイル(220mm×60mm×厚さ22mm)を使用している[7]。
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改札口(2022年12月)
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ホーム(2022年12月)
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駅名標(2018年12月)
利用状況
[編集]開業以降の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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2004年(平成16年)[9] | 1,681 |
2005年(平成17年) | 1,485 |
2006年(平成18年) | 1,815 |
2007年(平成19年) | 1,898 |
2008年(平成20年) | 1,998 |
2009年(平成21年) | 2,059 |
2010年(平成22年) | 2,106 |
2011年(平成23年) | 2,206 |
2012年(平成24年) | 2,291 |
2013年(平成25年) | 2,462 |
2014年(平成26年) | 2,482 |
2015年(平成27年) | 2,675 |
2016年(平成28年) | 2,846 |
2017年(平成29年) | 2,977 |
2018年(平成30年) | 3,059 |
2019年(令和元年) | 3,042 |
2020年(令和 | 2年)2,248 |
2021年(令和 | 3年)2,390 |
2022年(令和 | 4年)2,716 |
2023年(令和 | 5年)4,188 |
駅周辺
[編集]周辺地域は都心の南側に位置する市街地である。駅と線路は城南線(市道博多駅草ヶ江線)の直下に位置している。駅の東側約80mの位置にある薬院大通り交差点で城南線と県道31号線が交差する。この県道31号線は薬院大通り交差点の北側が大正通り、南側が高宮通りと呼ばれている。駅の西側約50mの位置にある五叉路の斜め左前側には浄水通りが通っている。この浄水通りに沿って直進すると動物園に行き着く。
- 福岡市動植物園
- 南公園
- 福岡中央病院
- 福岡社会保険センター
- 福岡市消防局中央消防署平尾出張所
- KKRホテル博多
- 九州エネルギー館
- 福岡市立平尾小学校
- 福岡雙葉高等学校・中学校・小学校・幼稚園
- 福岡県立福岡中央高等学校
- 薬院大通センタービル - 東側出口の真上のビル
- 英進館薬院本校
- 福岡銀行薬院支店
- 西日本シティ銀行薬院支店
- 福岡信用金庫 薬院支店
- 福岡雙葉学園
- 英進館薬院本校
- 日能研九州本部校
- 西鉄バス「薬院大通り」停留所
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、138頁。
- ^ a b 『七隈線薬院大通駅に副駅名「動植物園口」を設定します』(プレスリリース)福岡市交通局、2018年9月18日。オリジナルの2021年1月5日時点におけるアーカイブ 。2021年1月5日閲覧。
- ^ 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、73頁。
- ^ 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、81頁。
- ^ 入札結果表(天神南) (PDF) - 福岡市交通局公式ウェブサイト、2021年7月3日閲覧。
- ^ “福岡市地下鉄事業概要 令和2年度”. 福岡市交通局. p. 61. 2021年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
- ^ 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、68頁。
- ^ 令和6年度 地下鉄概要パンフレット (PDF) - 福岡市交通局
- ^ 2005年2月3日開業。開業日から同年3月31日までの計57日間を集計したデータ。
参考文献
[編集]- 福岡市交通局監修、地下鉄3号線JVグループ編著『公共交通機関のユニバーサルデザイン 福岡市営地下鉄七隈線トータルデザイン10年の記録』日本デザイン協会(発行)・セプト(発売)、2005年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 薬院大通駅 - 福岡市地下鉄