コンテンツにスキップ

神海駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神海駅
駅舎(2005年5月)
こうみ[1]
Kōmi
TR12 谷汲口 (2.0 km)
(1.6 km) 高科 TR14
地図
所在地 岐阜県本巣市神海西ノ上1281-2
北緯35度32分32.82秒 東経136度38分30.37秒 / 北緯35.5424500度 東経136.6417694度 / 35.5424500; 136.6417694座標: 北緯35度32分32.82秒 東経136度38分30.37秒 / 北緯35.5424500度 東経136.6417694度 / 35.5424500; 136.6417694
駅番号 TR13
所属事業者 樽見鉄道
所属路線 樽見線
キロ程 23.6 km(大垣起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
12人/日(降車客含まず)
-2016年-
開業年月日 1958年昭和33年)4月29日[2]
備考 無人駅
テンプレートを表示

神海駅(こうみえき[1])は、岐阜県本巣市神海西ノ上にある、樽見鉄道樽見線である。駅番号TR13

歴史

[編集]

駅構造

[編集]
構内(2012年5月)
ホーム(2005年5月)

島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な地上駅。樽見方面の分岐器配線は国鉄時代 - 1989年までは終点だった為、樽見鉄道線の他の交換駅と異なったものとなっている。

無人駅駅舎は地域住民に開放されていて地元の子供に勉強を教える「寺子屋」等に使用される[1]ほか、喫茶店を併設している。

2024年から樽見駅と共に駅構内の縮小・単線化工事を行い単式ホーム1面1線に減る予定。[6]

のりば

[編集]
のりば 路線 方向 行先 備考
駅舎側 樽見線 上り 本巣モレラ岐阜大垣方面 当駅始発は駅舎反対側ホーム
反対側 下り 樽見行き

※案内上ののりば番号は割り当てられていない。

付記事項
  • 2024年3月改正以前は朝と夜に当駅で折り返す列車があったため、「反対側」と記したホームには両方向に出発信号機が設けられている。なお、場内信号機は両方向とも「行先」と記した方しかないため、逆線入線をすることはできない。
  • この駅から終点の樽見までは一閉塞となっている。列車の続行運転は可能だが、(途中の各駅で)列車交換をすることはできない。
  • 駅舎正面の「神海駅」という表示は国鉄時代の「美濃神海」から“美濃”を外しただけであるため右に片寄っていたが、近年樽見鉄道製作の駅名標が設置され国鉄時代の表記は姿を消した。

利用状況

[編集]
年度 1日平均乗車人員
2011年(平成23年) 14
2012年(平成24年) 13
2013年(平成25年) 12
2014年(平成26年) 10
2015年(平成27年) 10
2016年(平成28年) 12

駅周辺

[編集]

国道157号と並行する区間にあり、周囲は山や畑となっている。なお、住宅は寺の周辺などに点在する。

バス路線

[編集]

駅舎の前に「神海駅」停留所があり、下記の路線が乗り入れる。

本巣市市営バス

その他

[編集]

隣の駅

[編集]
樽見鉄道
樽見線
谷汲口駅 (TR12) - 神海駅 (TR13) - 高科駅 (TR14)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ (※サロンスペースへの改装は寺子屋を開設する数年前に行われた)
  2. ^ ※寺子屋受講対象は小学生(4 - 6年)と中学生のみ。

出典

[編集]
  1. ^ a b c 【ローカル線物語 鉄道150年】樽見鉄道:駅の一部屋 寺子屋になった朝日新聞』夕刊2022年9月2日10面(同日閲覧)
  2. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、117頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ a b 日本鉄道旅行地図帳編集部編『日本鉄道旅行地図帳 ―全線全駅全廃線 7号 東海』(新潮「旅」ムック、2008年11月18日 ISBN 978-4-10-790025-8)p.40
  4. ^ “日本国有鉄道公示第128号”. 官報. (1971年3月29日) 
  5. ^ 「通報 ●樽見線東大垣駅ほか3駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1971年3月29日、3面。
  6. ^ 樽見鉄道「行き違い設備を撤去」利用者減少で減便ダイヤ改正 | 鉄道ニュース【鉄道プレスネット】” (2024年2月6日). 2024年2月6日閲覧。
  7. ^ a b 河合達郎: “深刻化する子どもの教育環境格差と、樽見鉄道・神海駅に寺子屋を開講するまで”. JBpress. 日本ビジネスプレス (2022年6月4日). 2022年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月22日閲覧。
  8. ^ a b c 通学も勉強も出来る鉄道 旧駅長室は「寺子屋」、元政治記者の転身”. 朝日新聞デジタル. ローカル線物語 第8回. 朝日新聞社 (2022年10月1日). 2022年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月22日閲覧。
  9. ^ a b 河合達郎: “朝日新聞の元政治部記者が地域おこし協力隊として地元に戻り気づいたこと”. JBpress. 日本ビジネスプレス (2022年5月29日). 2022年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月22日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]