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熊田篤嗣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
熊田 篤嗣
くまだ あつし
生年月日 (1971-03-03) 1971年3月3日(53歳)
出生地 日本の旗 日本 滋賀県長浜市
出身校 京都大学法学部
前職 三菱電機従業員
衆議院議員秘書
所属政党民主党→)
減税日本→)
減税日本・反TPP・脱原発を実現する党→)
日本未来の党→)
無所属→)
自由民主党二階派
称号 法学士
公式サイト 熊田あつし 公式サイト

選挙区 大阪1区
当選回数 1回
在任期間 2009年 - 2012年11月16日
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熊田 篤嗣(くまだ あつし、1971年3月3日 - )は、日本政治家衆議院議員(1期)、減税日本総務会長などを歴任した。

経歴

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滋賀県長浜市生まれ。愛知県名古屋市で育ち、愛知県立旭丘高等学校京都大学法学部卒業。三菱電機勤務を経て参議院議員福山哲郎、衆議院議員・吉田治らの秘書を務める。

2003年第43回衆議院議員総選挙2005年第44回衆議院議員総選挙大阪1区より出馬するも、中馬弘毅に敗北した。2009年に三度目の挑戦で初当選した。

2011年から2012年国土交通委員会、科学技術推進特別委員会、海賊・テロ対策特別委員会に所属。

2011年3月19日福島第一原発政府東電総合対策本部にサポートメンバーの一人として携わる。リモートコントロール化(ロボット化)担当として、放射線量の高い事故現場に投入するロボットを、調達したり開発したりするチームに属し活動。

2012年消費増税をめぐる政局では、6月26日の衆議院本会議前に宮崎岳志福田衣里子福島伸享村井宗明らと記者会見を開いて造反する意向を示し[1][2]、同法案の採決では、党の賛成方針に反して反対票を投じた[3](社会保障制度改革推進法案・認定こども園法改正案には賛成[4])。民主党は7月3日の常任幹事会で党員資格停止2カ月の処分とする方針を決定し[5][6][7][8][9]7月9日の常任幹事会で正式決定した[10][11][12]

2012年7月6日、消費増税関連法案の衆院採決で造反し党に残った当選1回の衆院議員12人と共に、「真の一体改革を実現する一期生の会 (真実の会)」を結成。福田衣里子衆院議員と共に代表世話人に就任。後に人数は、26人(衆院議員23人、参院議員3人)になった。8月7日、真実の会のうち、24人の連名で、前原誠司政調会長に、「社会保障と税の一体改革について再修正の提案」を申し入れた。8月10日、真実の会の代表者として、声明文を発表し記者会見を行う。23人の連名で、9月民主党代表選に向け、候補者擁立も視野に思いを一つに行動することを宣言。

2012年10月29日、「党に限界を感じた」として民主党に離党届を提出[13][14][15][16](民主党は11月21日の常任幹事会で離党届を受理せず除籍処分とすることを決定した[17])。10月30日に河村たかし名古屋市長が率いる地域政党減税日本に入党。

2012年11月27日日本未来の党に合流。2012年12月16日第46回衆議院議員総選挙に日本未来の党公認で大阪1区より出馬するも、落選。2014年12月に行われる第47回衆議院議員総選挙に大阪1区から出馬を模索するも、最終的に断念した[18]

2017年6月15日自由民主党の派閥である志帥会への入会をSNS上で明かした[19]

2018年12月5日自由民主党により第25回参議院議員通常選挙参議院比例区の候補として公認された[20]

2019年7月21日投開票の同選挙に比例区で出馬するも落選した[21]

不祥事

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2019年9月20日、参院選公示前に自身への投票を呼び掛ける文書を配ったとして、公職選挙法違反(事前運動、文書頒布)で略式起訴され[22]9月30日、罰金10万円の略式命令を受けた[23]

政策

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所属していた団体・議員連盟

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  • 太陽光発電推進議員連盟 事務局長
  • 無年金障害者問題を考える議員連盟 事務局長
  • ITER等核融合エネルギー実現推進議員連盟(超党派)事務局次長
  • 道州制懇話会(超党派)事務局次長
  • 焼肉を考える議員連盟 幹事 [25]

脚注

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  1. ^ “消費増税法案:福田衣里子議員が反対表明”. 毎日新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120629005517/http://mainichi.jp/select/news/20120626k0000e010211000c.html 
  2. ^ “小沢氏系会合に43議員 鳩山氏、党最高顧問を辞任へ”. 朝日新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2013年1月17日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/xcfRU 
  3. ^ “反対・棄権・欠席した民主党衆院議員の顔ぶれ”. 読売新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120629063641/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00001155-yom-pol 
  4. ^ “<消費増税法案>民主57人反対 事実上の分裂状態に”. 毎日新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120629055717/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000109-mai-pol 
  5. ^ “【民主分裂】一体改革関連法案をめぐる民主党の処分・措置等一覧(敬称略)”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120704214346/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120703/plc12070321090021-n1.htm 
  6. ^ “【民主分裂】離党届提出の衆院37人を除名 鳩山元首相は党員資格停止6カ月”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120703102153/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120703/plc12070315420018-n1.htm 
  7. ^ “小沢氏ら37人除籍=民主処分、鳩山氏は資格停止6カ月―離党組減り衆参49人”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120706051520/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120703-00000085-jij-pol 
  8. ^ “民主党:小沢元代表ら衆院37人除名、鳩山氏党員資格停止”. 毎日新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120705212346/http://mainichi.jp/select/news/20120703k0000e010209000c.html 
  9. ^ “小沢氏ら37人除名処分へ 鳩山氏は党員資格停止6カ月”. 朝日新聞. (2012年7月4日). オリジナルの2013年4月24日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/FdGKU 
  10. ^ “鳩山氏は資格停止3カ月=小沢氏らの除籍決定―民主”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120712005450/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120709-00000114-jij-pol 
  11. ^ “鳩山元首相、党員資格停止3カ月に短縮 小沢元代表ら37人除籍処分は原案通り 民主党臨時常任幹事会”. 産経新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120709140751/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120709/stt12070921200005-n1.htm 
  12. ^ “民主:鳩山元首相の処分半減 増税法案反対で”. 毎日新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年8月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120807002014/http://mainichi.jp/select/news/20120710k0000m010062000c.html 
  13. ^ “民主党:2議員が離党届 「減税日本」が国政政党化へ”. 毎日新聞. (2012年10月29日). オリジナルの2012年10月31日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121031234204/http://mainichi.jp/select/news/20121029k0000e010202000c.html 
  14. ^ “過半数割れまで7議席…民主2議員離党し減税日本へ”. テレビ朝日. (2012年10月29日). オリジナルの2012年11月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121102074633/http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/221029016.html 
  15. ^ “熊田、水野両氏が民主離党届 あと6人で過半数割れ 減税日本に合流へ”. 産経新聞. (2012年10月29日). オリジナルの2012年10月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121029081339/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121029/stt12102912310007-n1.htm 
  16. ^ “民主の熊田・水野両議員が離党へ 減税日本への合流検討”. 朝日新聞. (2012年10月29日). オリジナルの2012年10月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121029084004/http://www.asahi.com/politics/update/1029/TKY201210290103.html 
  17. ^ “民主、離党届提出の13人を除名処分”. 朝日新聞. (2012年11月21日). オリジナルの2013年4月24日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/DGDtT 
  18. ^ ブログより
  19. ^ atsushi.kumadaの投稿(1430412923704599) - Facebook(熊田篤嗣)「志帥会定例総会に出席してきました。」
  20. ^ 参院福井、長野で公認 自民党 日本経済新聞 2018年12月5日
  21. ^ 自民党 当確一覧-参院選2019特集
  22. ^ “熊田元衆院議員を略式起訴 公選法違反罪”. 共同通信. (2019年9月20日). https://web.archive.org/web/20191001223514/https://this.kiji.is/547742755751953505 2019年10月6日閲覧。 
  23. ^ “熊田篤嗣・元衆院議員 公選法違反で罰金30万円 参院選で事前運動”. 毎日新聞. (2019年10月1日). https://mainichi.jp/articles/20191001/k00/00m/040/283000c 2019年10月4日閲覧。 
  24. ^ 朝日・東大谷口研究室共同調査”. 朝日新聞 (2019年). 2019年7月8日閲覧。
  25. ^ 民主党の焼き肉を考える議員連盟、衆参42議員が加入(全国焼肉協会)

外部リンク

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