湯沢威
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湯沢 威(ゆざわ たけし、1940年9月 - )は、日本の経営学者・歴史学者。専門は、比較経営史・鉄道史。学習院大学名誉教授。元経営史学会会長。交通図書賞受賞。
人物・経歴
[編集]千葉県生まれ。1965年京都大学文学部西洋史学科卒業。1968年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。1971年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得[1][2]。ドイツ中世史の山田欣吾[3]やイギリス史・経営史の米川伸一に師事した[4]。
1971年一橋大学経済学部助手。1973年福島大学経済学部助教授。1978年学習院大学経済学部教授。1993年学習院大学経済学部長兼学校法人学習院評議員。1997年学習院大学国際交流センター所長。2005年学習院大学生涯学習センター所長[2]。2011年定年退職[5]、学習院大学名誉教授[6][7]。
専門は比較経営史で、Journal of Transport History, Business History, Business History Reviewの編集委員、経営史学会会長、社会経済史学会常任理事等も務めた[2]。2015年『鉄道の誕生』で第40回交通図書賞(歴史部門)受賞[8]。徳仁のテムズ川水運史研究への研究協力などにも従事した[9][10]。
著作
[編集]単著
[編集]共著
[編集]- 『阪神電気鉄道80年史』(日本経営史研究所編 ,共著)日本経営史研究所 1985年
- 『富士ゼロックスの歴史1962-1992』(日本経営史研究所編、共著)日本経営史研究所 1994年
編著
[編集]- 『イギリス経済史』(編著)有斐閣 1996年
- 『外国経営史の基礎知識』(編集代表)有斐閣 2005年
共編著
[編集]- 『イギリス企業経営の歴史的展開』(安部悦生、岩内亮一、岡山礼子と共著)勁草書房 1997年
- 『エレメンタル経営史』(谷口明丈、福應健、橘川武郎と共編)英創社 2000年
- 『国際競争力の経営史』(鈴木恒夫、橘川武郎、佐々木聡と共編)有斐閣 2009年
- 『近代ヨーロッパの探求 鉄道』(小池滋、田中俊宏、松永和生、小野清之と共著)ミネルヴァ書房 2012年
- (ed.) with Masaru Udagawa Foreign business in Japan before World War II, University of Tokyo Press, 1990
- (ed.), Japanese business success : the evolution of a strategy, Routledge, 1994
- (ed.)with P.L.Cottrell and Alice Teichova Finance in the age of the corporate economy, Ashgate, 1997
訳書
[編集]脚注
[編集]- ^ 「イギリス鉄道業の展開」博士課程単位取得論文(経済学研究科)
- ^ a b c 「湯沢 威教授略歴ならびに著作目録」学習院大学
- ^ 「昭和41・42年度学位授与・単位修得論文」一橋研究
- ^ 「米川伸一先生(1931-99)を悼む」 東京大学
- ^ 「経済学部・湯沢威教授「退職記念行事」の報告/湯沢ゼミナールホームページ・リニューアルのお知らせ」学習院桜友会
- ^ 「【028】イギリスに学ぶ」学習院さくらアカデミー
- ^ 歴史学習院大学硬式野球部
- ^ 「鉄道の誕生」創元社
- ^ 両陛下ゆかりの人から祝福の声「素晴らしい『先生』」「国際親善に期待」産経新聞2019.11.10 15:58
- ^ 「「カラー」 個人として人生謳歌を 天皇陛下との交流を振り返る学習院大の湯沢威名誉教授=15日、東京都豊島区」共同通信2019/10/22