渡邊竜也
渡邊竜也 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 千葉県船橋市 |
生年月日 | 2000年3月8日(24歳) |
血液型 | A型 |
騎手情報 | |
所属団体 | 岐阜県地方競馬組合 |
所属厩舎 | 笹野博司(笠松) |
勝負服 | 青・緑V字襷・袖白格子縞 |
初免許年 | 2017年 |
免許区分 | 平地 |
渡邊 竜也(わたなべ たつや、2000年3月8日 - )は、地方競馬の笠松競馬場笹野博司厩舎所属の騎手である。
来歴
[編集]千葉県船橋市出身[1]。母方の祖父が競馬が好きなため、子供の頃から競馬を見ることが多く、その影響で騎手を志した[2]。中学2年の夏から毎週土、日曜に茨城県で乗馬を習い、中学3年生のときに、JRAと地方の競馬学校を受験し、JRAは落ちたが地方競馬教養センターの入学試験には合格し入所する[1][2]。
最初は地元の船橋競馬に所属する話だったが、南関東は騎乗数を確保するのが厳しいため、笠松競馬に所属する流れになり、笹野博司厩舎に所属となった[2]。
2017年4月3日に笠松競馬第1競走でポートカナベラルに騎乗しデビュー、8着となる[3]。4月26日の笠松競馬第3競走をサムライズムで優勝し初勝利を挙げる[4]。同年第1回となるヤングジョッキーズシリーズ地方西日本地区1位となりファイナルラウンドに出場し、12月28日に中山競馬第9競走でフォーワンタイキに騎乗し、JRA初騎乗(3着)となる。結果は34ポイントで総合8位[5]。初年度は年間38勝を挙げた。
2018年11月8日。同年12月12日、笠松競馬第8競走をヒダザクラで勝利し、地方競馬通算100勝を達成[6]。12月27日には地方騎手ではただ一人、2年連続でヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド出場した(地方西日本地区1位)[7]。2年目は最終的に64勝を挙げる。同年のNARグランプリ優秀新人騎手賞を笠松の騎手として初めて受賞する[8]。
2019年、主戦の佐藤友則が南関東競馬遠征のため、飛山濃水杯でストーミーワンダーに代打騎乗し優勝、重賞初制覇となる[9]。
2021年8月20日勝負服を胴青・緑V襷、袖白・緑一本輪から胴青・緑V字襷、袖青・白格子柄に変更した[10]。同年10月23日の調教中に落馬し、左腕を骨折。翌2022年1月25日に戦線復帰した[11]。
2022年9月23日、笠松競馬第10競走をナムラアイアイサーで勝利し、地方競馬通算500勝を達成[12]。同年12月29日、笠松競馬2Rでホウオウカグヤに騎乗し1着となり、1996年に笠松所属時代の川原正一が記録した笠松歴代年間最多勝163勝を抜く、164勝目を挙げて26年ぶりに記録を更新した[13]。
2023年10月23日、笠松第5競走をラホーヤストームで勝利し、自身の持つ笠松競馬場における年間最多勝記録を更新する165勝目を挙げる[14]。しかし11月9日、笠松競馬第3競走でサラアデール騎乗中に落馬し、顔の頬から顎にかけて4箇所を骨折し長期休養に入り年間勝利数は183勝[15][16]。その後、2024年1月22日笠松競馬第2競走にて復帰[17]。
2024年1月16日、NARグランプリ2023において、ベストフェアプレイ賞を受賞[17]。
2024年8月14日、笠松競馬第10競走をウィルソンウェイで勝利し、地方競馬通算900勝を達成[18]。同年10月23日、笠松競馬第8競走をパイロズブリッジで勝ち、今年184勝目を挙げ、自身が記録した年間最多183勝を上回り、笠松競馬における年間最多勝記録を更新[19]。 11月16日、京都10レース・近江特別にてメイプルタピット(美浦・南田美知雄厩舎)に騎乗し、JRA8戦目で初勝利を挙げる[20]。
主な騎乗馬
[編集]- ストーミーワンダー(2019年飛山濃水杯、くろゆり賞、姫山菊花賞)
- ボルドープリュネ(2020年クイーンカップ)
- ニジイロ(2021年兵庫クイーンセレクション)
- イイネイイネイイネ(2022年MRO金賞)
- メルト(2023年名古屋記念)
- ワラシベチョウジャ(2023年ネクストスター笠松)[21]
- ニジイロハーピー(2024年兵庫クイーンセレクション)
- プチプラージュ(2024年金沢シンデレラカップ)
- キャッシュブリッツ(2024年オータムカップ)
- ストリーム(2024年笠松グランプリ)
脚注
[編集]- ^ a b “新規騎手試験合格の西日本トリオ・永井&長谷部&渡辺が気合十分 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年10月23日閲覧。
- ^ a b c “渡邊 竜也 騎手|ジョッキーインタビュー|地方競馬ならオッズパーク競馬”. blog.oddspark.com. 2022年11月10日閲覧。
- ^ “渡邊竜也騎手 紹介セレモニー”. オグリキャップを輩出した岐阜の地方競馬「笠松けいば」 (2017年4月3日). 2022年11月10日閲覧。
- ^ “渡邊竜也騎手初勝利!”. オグリキャップを輩出した岐阜の地方競馬「笠松けいば」 (2017年4月26日). 2022年11月10日閲覧。
- ^ “ファイナル、渡辺騎手健闘8位 | 岐阜新聞デジタル”. ファイナル、渡辺騎手健闘8位 | 岐阜新聞デジタル (2017年12月30日). 2024年10月23日閲覧。
- ^ “【笠松】渡邊 竜也 騎手 地方競馬通算100勝達成のお知らせ :お知らせ&ニュース”. 楽天競馬. 2022年11月10日閲覧。
- ^ “【2018YJシリーズ】27日大井&28日中山で決着 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年10月23日閲覧。
- ^ “【NARグランプリ2018】優秀新人騎手賞・渡邊竜也騎手「今年は重賞勝利を目標に」 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2022年11月10日閲覧。
- ^ “ストーミーワンダー、笠松10年周期の超大物 | 岐阜新聞デジタル”. ストーミーワンダー、笠松10年周期の超大物 | 岐阜新聞デジタル (2019年10月18日). 2024年10月23日閲覧。
- ^ “渡邊竜也騎手の騎手服の変更について”. オグリキャップを輩出した岐阜の地方競馬「笠松けいば」 (2021年9月6日). 2022年11月10日閲覧。
- ^ “笠松競馬の若大将・渡辺騎手が復帰、1日6勝 | 岐阜新聞デジタル”. 笠松競馬の若大将・渡辺騎手が復帰、1日6勝 | 岐阜新聞デジタル (2022年1月29日). 2024年10月23日閲覧。
- ^ “【笠松】渡邊竜也 騎手地方競馬通算500勝達成のお知らせについて:お知らせ&ニュース”. 楽天競馬. 2022年11月10日閲覧。
- ^ “渡辺騎手164勝でレジェンド超え、名古屋記念も制覇 | 岐阜新聞デジタル”. 渡辺騎手164勝でレジェンド超え、名古屋記念も制覇 | 岐阜新聞デジタル (2023年1月6日). 2024年10月23日閲覧。
- ^ “【笠松】渡邊竜也騎手が年間最多勝記録更新”. 競馬ブック. 2024年10月23日閲覧。
- ^ https://twitter.com/vtatsuya0308/status/1724311233514647908
- ^ “オグリの里2023十大ニュース(笠松競馬) | 岐阜新聞デジタル”. オグリの里2023十大ニュース(笠松競馬) | 岐阜新聞デジタル (2023年12月29日). 2024年10月23日閲覧。
- ^ a b “「帰ってきた若大将」にNARベストフェアプレイ賞 | 岐阜新聞デジタル”. 「帰ってきた若大将」にNARベストフェアプレイ賞 | 岐阜新聞デジタル (2024年1月27日). 2024年10月23日閲覧。
- ^ “【笠松】渡邊竜也騎手 地方競馬通算900勝達成のお知らせ:お知らせ&ニュース”. 楽天競馬. 2024年10月23日閲覧。
- ^ “【笠松競馬】渡辺竜也騎手が年間最多勝更新 184勝目で自らの記録塗り替える - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年10月23日閲覧。
- ^ “笠松・渡辺竜也 うれしいJRA初勝利!「ぜひ笠松競馬場へ遊びにきてください」 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年11月17日閲覧。
- ^ “ワラシベチョウジャ”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年10月12日閲覧。