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横尾駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
横尾駅
駅舎(2024年6月)
よこお
Yokoo
備後本庄 (4.3 km)
(2.3 km) 神辺
地図
所在地 広島県福山市横尾町一丁目30-1
北緯34度31分17.93秒 東経133度21分48.17秒 / 北緯34.5216472度 東経133.3633806度 / 34.5216472; 133.3633806座標: 北緯34度31分17.93秒 東経133度21分48.17秒 / 北緯34.5216472度 東経133.3633806度 / 34.5216472; 133.3633806
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 福塩線
キロ程 6.1 km(福山起点)
電報略号 ヨコ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
769人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1914年大正3年)7月21日
備考 無人駅[1]自動券売機 有)
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横尾駅(よこおえき)は、広島県福山市横尾町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福塩線である[1]

歴史

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1914年大正3年)に両備軽便鉄道の駅として開設。当時の路線は時から南へ直進し国道313号線に合流して福山市街に入り吉津駅に至っていた(この時の橋脚跡が当駅から約300m南に残されている)。この路線は福塩線狭軌化に対応出来ないことから1935年(昭和10年)に廃止され当駅から西に曲がり福山駅へと至る現ルートに変更された。つまり、当駅は開設当時からの路線(下り側)と改軌時に敷設された新たな路線(上り側)との接点なのである。なお、駅東口前にある空地が軽便鉄道時代の駅跡である。

年表

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駅構造

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変則型単式ホーム2面2線を有する列車交換可能な地上駅。以前の駅舎は無人駅化後、1980年代末期頃まで横尾町公民館として利用されていたが、公民館を駅近くの現在のものに改築した際に解体された。

CTC化に際し、備後本庄駅から交換設備を移設(無人駅化に伴い廃止されていたのを復活)した際、現在の下りホームの入口側に線を増設し、島式ホーム1面2線として使用されていたが、余りにもホーム幅が狭かったため、その後駅入口側に上りホームが新設され、現在の形となった。両ホームは神辺寄りにある無蓋跨線橋で連絡している。

福山駅管理の無人駅自動券売機が設置されている。また2007年(平成19年)7月ICOCA対応簡易型自動改札機を導入し、券売機もICOCAチャージ対応機種に置換えられた際、自動券売機が収納してある小屋の横に簡易的な駅舎が建てられていて、そこへ自動改札機が設置してある[1]

ICOCA利用可能駅(相互利用対象ICカードは当該項参照)。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 Z 福塩線 上り 福山方面
2 下り 神辺府中方面
  • 路線記号制定以降に、列車運転指令上の番線番号がそのままのりば番号として案内されるようになった。

利用状況

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「統計ふくやま」によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人員
1989年(平成 元年) 625
1990年(平成02年) 723
1991年(平成03年) 754
1992年(平成04年) 756
1993年(平成05年) 789
1994年(平成06年) 874
1995年(平成07年) 896
1996年(平成08年) 948
1997年(平成09年) 981
1998年(平成10年) 1,055
1999年(平成11年) 1,036
2000年(平成12年) 995
2001年(平成13年) 948
2002年(平成14年) 890
2003年(平成15年) 948
2004年(平成16年) 970
2005年(平成17年) 992
2006年(平成18年) 945
2007年(平成19年) 913
2008年(平成20年) 915
2009年(平成21年) 827
2010年(平成22年) 811
2011年(平成23年) 798
2012年(平成24年) 871
2013年(平成25年) 948
2014年(平成26年) 882
2015年(平成27年) 915
2016年(平成28年) 940
2017年(平成29年) 940
2018年(平成30年) 888
2019年(令和 元年) 901
2020年(令和02年) 747
2021年(令和03年) 769

当駅は長らく福塩線の無人駅で最も利用者が多い駅であったが、現在は神辺駅(2020年3月無人駅化)に次いで2番目に多い駅である。

駅周辺

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バス路線

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国道313号沿いに「横尾駅前」停留所があり、中国バス福山駅 / 中国中央病院如水館方面)と井笠バスカンパニー(福山駅前 / 井原駅・井原バスセンター方面)の路線が経由する。

その他

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  • 妹尾河童の小説「少年H」では、主人公・妹尾肇の母親の実家の最寄駅として登場している。

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
Z 福塩線
備後本庄駅 - 横尾駅 - 神辺駅

かつて存在した路線

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鉄道省(国有鉄道)
福塩南線(旧線)
吉津駅 - 横尾駅 (- 神辺駅)

脚注

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  1. ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 49号 福山駅・宇部新川駅・忠海駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月28日、22頁。 
  2. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、270頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「日本国有鉄道公示第502号」『官報』1970年12月9日。
  4. ^ 「通報 ●福塩線横尾駅ほか5駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1970年12月9日、6面。

関連項目

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外部リンク

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