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東門駅 (台南市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東門駅
上りホーム跡(2007年撮影)
東門
トンメン
Dongmen
地図
所在地 中華民国の旗 台湾 台湾省台南市東区(廃止時)
北緯22度59分17秒 東経120度12分45秒 / 北緯22.98806度 東経120.21250度 / 22.98806; 120.21250
所属事業者 台湾鉄路管理局
台湾糖業股份有限公司
(台湾糖業鉄道 (廃止))
等級 招呼站(無人駅
旧名 東門町
種別 廃駅
駅構造 地上駅
ホーム 島式 2面4線
開業年月日 1931年8月1日(台鉄)
1954年6月6日(台糖)
廃止年月日 1971年
乗入路線
所属路線 縦貫線(旧線)
キロ程 143.5km(彰化起点)
353.4* km(基隆起点)
台南 (1.0 km)
(2.3 km) 南台南
所属路線 関廟線廃線
備考 * - キロ程は台中線(山線)経由で計算。
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東門駅
各種表記
繁体字 東門車站
簡体字 东门车站
拼音 Dōng mén Chēzhàn
通用拼音 Dong mén Chejhàn
注音符号 ㄉㄨㄥ ㄇㄣˊㄔㄜ ㄓㄢˋ
発音: トンメン チャーヂャン
台湾語白話字 Tang-mn̂g Chhia-thâu
日本語漢音読み とうもんえき
英文 Dongmen Station
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東門駅(とうもんえき)はかつて台湾台南市東区にあった台湾鉄路管理局縦貫線及び台湾糖業鉄道関廟線廃駅)。

歴史

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台鉄東門駅

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  • 1931年8月1日 - 東門町乗降場(歴史的仮名遣:たうもんちやう-)として開業した[1]気動車のみが停車した。
  • 1942年 - 第二次世界大戦時に石油の欠乏により気動車の運行は停止した。
  • 1952年7月1日 - 戦後に東門駅として復活した。
  • 1971年頃に廃止となった。[2]

台湾糖業鉄道東門駅

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  • 1948年10月10日 - 関廟線が開通した。当時の台南駅は裕豊街と東門路の境界に設けられた。
  • 1954年6月6日 - 関廟線の市内区間が路線変更となり、台鉄台南駅付近まで延伸されると同時に本駅が新設された。
  • 1958年7月1日 - 廃止。
  • 1969年5月20日 - 台南=東門間の路線が廃止され本駅が終端駅として復活した。
  • 1972年8月1日 - 全線で旅客取扱を廃止。

駅構造

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保存状況

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  • 台鉄
    • ホーム跡が存在する。
  • 台糖
    • 新樓医院の前に位置し、かつては台鉄に乗り換える事が可能だった。現在、痕跡は無い。

廃止前の利用状況

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年別利用客数推移(総督府交通局)
年間 1日平均
乗車 下車 乗降車計 出典 乗車 乗降車
1931年度 14,261 14,148 28,409 [3] 58 116
1932年度 28,044 32,293 60,337 [4] 77 165
1933年度 34,103 34,235 68,338 [5] 93 187
1934年度 37,478 36,180 73,658 [6] 103 202
1935年度 42,622 39,866 82,488 [7] 116 225
1936年度 56,853 48,835 105,688 [8] 156 290
1937年度 58,289 50,560 108,849 [9] 160 298
1938年度 49,454 42,900 92,354 [10] 135 253
資料なし

駅周辺

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  • 新樓医院
  • 台湾府城大東門(迎春門
  • 東門圓環
  • 台南神学院
  • 新豊郡郡役所(解体、現復興市場)

隣の駅

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台湾鉄路管理局
縦貫線(旧線)
台南駅 - 東門駅 - 南台南駅 - 保安駅
台湾糖業鉄道
関廟線(廃線)
台南駅 - 東門駅 - 徳光駅

出典

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  1. ^ 鉄道省 (1937-11-30). 鉄道停車場一覧. 昭和12年10月1日現在. 国立国会図書館. p. 520. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1207554 
  2. ^ 東門車站(驛站之旅)
  3. ^ 台湾総督府交通局鉄道部 (1932-12-23). “統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表”. 台湾総督府交通局鉄道年報. 第33(昭和6年度). pp. 32-39. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1076770  国立国会図書館
  4. ^ 台湾総督府交通局鉄道部 (1933-12-23). “統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表”. 台湾総督府交通局鉄道年報. 第34(昭和7年度). pp. 32-39. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1076775  国立国会図書館
  5. ^ 台湾総督府交通局鉄道部 (1934-12-23). “統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表”. 台湾総督府交通局鉄道年報. 第35(昭和8年度). pp. 32-39. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1076780  国立国会図書館
  6. ^ 台湾総督府交通局鉄道部 (1935-12-20). “統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表”. 台湾総督府交通局鉄道年報. 第36(昭和9年度). pp. 32-39. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1114095  国立国会図書館
  7. ^ 台湾総督府交通局鉄道部 (1936-12-25). “統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表”. 台湾総督府交通局鉄道年報. 第37(昭和10年度). pp. 32-39. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1114110  国立国会図書館
  8. ^ 台湾総督府交通局鉄道部 (1937-12-20). “統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表”. 台湾総督府交通局鉄道年報. 第38(昭和11年度). pp. 30-37. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1114126  国立国会図書館
  9. ^ 台湾総督府交通局鉄道部 (1938-12-20). “統計圖表 第一七表 驛別乘降旅客人員表”. 台湾総督府交通局鉄道年報. 第39(昭和12年度). pp. 30-31. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1114147  国立国会図書館
  10. ^ 台湾総督府交通局鉄道部 (1939-12-20). “統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表”. 台湾総督府交通局鉄道年報. 第40(昭和13年度). pp. 32-39. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1114169  国立国会図書館

外部リンク

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