札幌短期大学
表示
札幌短期大学 | |
---|---|
大学設置 | 1950年 |
創立 | 1946年 |
廃止 | 1979年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人明和学園 |
本部所在地 | 北海道札幌市中央区南8条西16丁目 |
学部 |
英文科 商業科 第一部 第二部 |
札幌短期大学(さっぽろたんきだいがく、英語: Sapporo Junior College)は、北海道札幌市中央区南8条西16丁目に本部を置いていた日本の私立大学である。1950年に設置され、1979年に廃止された。大学の略称は札短。
概要
[編集]大学全体
[編集]- 北海道札幌市中央区に所在した日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人明和学園[1]
- 札幌文科専門学院の伝統を継承し、国内で最初に認可された短期大学149校[注 1]の1校として、1950年に1学科80名体制で開学した[2]。初代学長は苫米地英俊[注 2]。
- 大学設置に当たっては北海短期大学と設置の是非を巡り揉めた一幕も遭った[3]が、短期大学への昇格は、在学生をはじめ学内外関係者の不屈の闘志や情熱の賜物であった。
- 学科数及び入学定員は開学から変化なし。
- 1976年度の入学生を最後に[注釈 1]、1979年に短期大学としての使命を終える[6]
教育および研究
[編集]- 英語、英語購読、英米文学などの英語科目、経済原論、簿記原理、販売管理論、商業通論、労務管理、監査論などの商業科目の他、日本文学、国文学、ドイツ語、中国語、仏語、などの語学、また哲学、林業論、民法、労働法、社会思想史、生物学など、あるいはタイプライター実習など多岐に渡って科目が展開されていた。
学風および特色
[編集]- 入学資格認定試験制度があった。
沿革
[編集]- 1946年 札幌文科専門学院が創設。
- 1949年
- 1950年
- 1951年
- 1954年
- 1955年
- 1956年
- 10月 図書館を開設。開学10周年式典挙行
- 1957年
- 1963年
- 1964年
- 3月 札幌短期大学生活協同組合設置が認可される。
- 1976年
- 1977年
- 1978年
- 1979年
基礎データ
[編集]所在地
[編集]- 北海道札幌市中央区南8条西16丁目
象徴
[編集]- 札幌短期大学のカレッジマークは右記の資料にあり[23]。
教育および研究
[編集]組織
[編集]- 英文科 入学定員50名
- 商業科
- 第一部 入学定員は100名
- 第二部 入学定員80名
専攻科
[編集]- なし
別科
[編集]- なし
取得資格について
[編集]附属機関
[編集]- 産業経済研究所
- 電子計算機センター
研究
[編集]学生生活
[編集]部活動・クラブ活動・サークル活動
[編集]- 札幌短期大学で活動していたクラブ活動:サークルは軽音楽部、美術部、社交ダンス部、漕艇部、ギター・マンドリン同好会、陸上競技部、ヨット部、英語研究部、経営学研究会、山岳部、卓球部、演劇部、弁論部などが活動していた。
- 1975年7月26日、笹岡征雄教授の指導の下、当時の女子学生ら6名が日本競技連盟公認コースとして網走市市役所から大空町までの区間の42.195キロを完走し、女子初のフルマラソンとして記録された。また、日本女子マラソン発祥の地として2014年10月札幌学院大学建学記念館横に記念パネルが設置された。[31]
大学関係者と出身者
[編集]プロジェクト:大学/人物一覧記事についての編集方針(ガイドライン)「記載する人物」により、単独記事のない人物(赤リンクまたはリンクなし)は掲載禁止となっています。記事のある人物のみ追加してください。(2021年12月) |
歴代学長
[編集]- 苫米地英俊(1950.4 - 1953.3)
- 中島九郎(学長事務取扱 1953.4 - 1953.9)
- 宮脇富(1953.10 - 1958.3)
- 土屋四郎(1958.4 - 1964.10)
- 室谷賢治郎(1964.11 - 1967.8)
- 小林傭佶(1967.9 - 1971.3)
- 村岡重夫(1971.4 - 1979.3)
出身者
[編集]- 赤尾昭彦 - セイコーマート元会長
- 板谷利雄 - 北海道長沼町元町長
- 伊藤徹 - 北海道新聞元常務
- 桜庭康喜 - 北海道名寄市元市長
- 似鳥昭雄 - ニトリホールディングス社長
- 東原俊郎 - 太陽グループ社長
大学の組織
[編集]- 札幌短期大学の同窓会は「文泉会」と称する。現在は「札幌学院大学」構内に文泉会事務局がある。
施設
[編集]キャンパス
[編集]- 1955年10月に約1千坪の土地と木造校舎を取得し、中島池畔の旧校舎から、閑静な山鼻の新天地に移転した。買収価格の半額分の寄付金の獲得には、学生の協力が大きかった。之に拠って本学は四年制大学設置の血路を切り開いていく。
学生食堂
[編集]- 札幌短期大学の学生食堂(学食)は当時、「北海道大学生活協同組合」が運営していた。
対外関係
[編集]系列校
[編集]卒業後の進路について
[編集]就職について
[編集]編入学・進学実績
[編集]注釈
[編集]注釈グループ
[編集]補足
[編集]出典
[編集]- ^ 日本の私立短期大学より。
- ^ 官報 1950年09月14日より。
- ^ 阿部利雄'1974, p. 37.
- ^ 文部省大学局技術教育課'1977.
- ^ 短期大学教育 (35)より。
- ^ a b 全国短期大学一覧 昭和55年度より。
- ^ 文部省a, p. 30.
- ^ 文部省b, p. 1.
- ^ 日本教育年鑑より。
- ^ 全国学校名鑑 昭和25年版より。
- ^ 旺文社1950-01, p. 86.
- ^ 文部省c, p. 2.
- ^ 短期大学一覧 昭和26年度 (短期大学資料 ; 第3号)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和25年5月1日現在より。
- ^ 文部省d, p. 4.
- ^ 短期大学一覧 昭和26年度 (短期大学資料 ; 第3号)より。
- ^ 文部省'54, p. 1373.
- ^ 『札幌学院大学 50年史 通史編』2000年 p117以下
- ^ 『札幌学院大学 50年史 通史編』2000年 p121以下
- ^ 文部省'76, p. 37.
- ^ 文部省'77, p. 37.
- ^ 全国学校総覧 昭和54年版より。
- ^ a b 晶文社'1974.4, p. 108.
- ^ 文部省大学局技術教育課'1976.
- ^ 短期大学教育 (34)より。
- ^ 梧桐書院'1970.8, p. 385.
- ^ 文部省e, p. 36.
- ^ 札幌短期大学論集より。
- ^ Literatureより。
- ^ 簡易検索結果-札幌短期大学-より。
- ^ 記念パネル除幕式のお知らせ
参考文献
[編集]1949年短大設置申請分
[編集]- 文部省『申請大学、短期大学等一覧』(PDF)文部省 。
- 文部省『短期大学審査状況』(PDF)文部省 。
- 旺文社『蛍雪時代 19(10);昭和25年1月號』旺文社 。
- 文部省『短期大学審査状況-認可分-』(PDF)文部省 。
- 文部省管理局管理課『昭和25年5月1日現在 短期大学等一覧』(PDF)文部省 。
教員養成機関
[編集]- 文部省大学学術局『教員養成課程認定大学短期大学一覧 : 附指定教員養成機関一覧. (昭和30年) / (編)』(PDF)文部省 。
全国学校総覧
[編集]- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和30年版』青葉書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和52年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和53年版』東京教育研究所 。
短期大学一覧
[編集]- 文部省『短期大学一覧 昭和51年度 (短期大学資料)』文部省大学局技術教育課 。
- 文部省『短期大学一覧 昭和52年度 (短期大学資料)』文部省大学局技術教育課 。
短期大学受験案内(晶文社)
[編集]- 晶文社編集部 編『全国短期大学受験案内 昭和50年度用』晶文社 。
短期大学案内(梧桐書院)
[編集]- 梧桐書院編集部『短期大学案内:全国 昭和46年版 1971』梧桐書院 。
その他
[編集]- 阿部利雄『北海学園大学創設篇』阿部利雄/苦難坂私学道 第1集 。