川上稔
川上 稔 (かわかみ みのる) | |
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ペンネーム | 川上 稔 |
誕生 |
1975年1月3日(49歳) 日本・東京都 |
職業 |
小説家 ゲームクリエイター ゲームシナリオライター 漫画原作者 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 城西大学経済学部 |
活動期間 | 1996年 - |
ジャンル | ライトノベル |
代表作 |
『都市シリーズ』 『AHEADシリーズ』 『GENESISシリーズ』 |
主な受賞歴 | 第3回電撃ゲーム小説大賞“金賞”(1996年) |
デビュー作 | 『パンツァーポリス1935』 |
所属 | 有限会社TENKY |
影響を与えたもの
| |
公式サイト | www.din.or.jp/~arm/ |
ウィキポータル 文学 |
川上 稔(かわかみ みのる、1975年1月3日 - )は、日本の小説家・ゲームクリエイター・漫画原作者。東京都出身。有限会社TENKY所属。
来歴
[編集]城西大学経済学部卒業後、ゲーム制作会社TENKYに所属。ゲーム作家としての代表作は『メリーメント・キャリング・キャラバン』『奏(騒)楽都市OSAKA』『Twelve〜戦国封神伝〜』など。
1996年、『パンツァーポリス1935』で電撃ゲーム小説大賞・金賞を受賞し作家デビュー、以後兼業作家として活動を続ける。作家としての代表作は「都市世界」上の出来事をまとめた、『都市シリーズ』『AHEADシリーズ』。現在は同世界観のGENESIS時代を取り扱った『境界線上のホライゾン』を執筆中。
人物
[編集]世界の歴史や地理などに深い造詣を持つ。また絵本などへの関心が大きく、「先生」という呼称を嫌がる。
城西大学経済学部に在学中、自身の所属するゼミにて『パンツァーポリス1935』を卒業論文の代わりに提出し卒業した経緯がある。
作風
[編集]綿密に構築された設定の下、改行と体言止めを多用する独特の文体で長編を書く。多くの場合は独自の造語や世界観が詰め込まれており、用語解説などが付記される作品もある。
平均的な小説に比べて改行が多い点を差し引いても1冊ごとの文章量が多く、また年々増加傾向にある。その結果、電撃文庫の最多ページ数記録の上位は川上の作品で独占されている。『終わりのクロニクル』最終7巻では、ついに電撃文庫史上初、ライトノベル文庫としては異例の1000ページ突破(1091ページ)を果たしたが、『境界線上のホライゾンII下』(1149ページ)でその記録がふたたび更新されている。
また、デビュー3作目の『風水街都 香港』以降、文庫においては全作品で、同じTENKYに所属するさとやすがイラストを手がけている。 デビュー作の『パンツァーポリス1935』ではしろー大野が、2作目の『エアリアルシティ』では中北晃二がそれぞれイラストを手がけている。
作品リスト
[編集]小説
[編集]都市シリーズ
[編集]- パンツァーポリス1935(1996年12月 電撃文庫)
- エアリアルシティ(1997年7月 電撃文庫)
- 風水街都 香港〈上・下〉(1998年6月 - 7月 電撃文庫)
- 奏(騒)楽都市OSAKA〈上・下〉(1999年2月 - 3月 電撃文庫)
- 閉鎖都市 巴里〈上・下〉(1999年11月 - 2000年1月 電撃文庫)
- 機甲都市 伯林(全5巻)(2000年6月 - 2001年10月 電撃文庫)
- 電詞都市DT〈上・下〉(2002年3月 - 6月 電撃文庫)
- 創雅都市S.F(2003年1月[1] 電撃イラストノベル) - 通販限定本
- 矛盾都市TOKYO(2005年4月[1] 電撃イラストノベル) - 通販限定本
AHEADシリーズ
[編集]- 終わりのクロニクル(全14巻)(2003年6月 - 2005年12月 電撃文庫)
GENESISシリーズ
[編集]- 境界線上のホライゾン(全29巻)(2008年9月 - 2018年12月 電撃文庫)
- 境界線上のホライゾン ガールズトーク(既刊3巻)(2014年11月 - 電撃文庫)
- 境界線上のホライゾン NEXT BOX(既刊8巻[2])(2020年2月 - 電撃の新文芸)
FORTHシリーズ
[編集]OBSTACLEシリーズ
[編集]- 激突のヘクセンナハト(全4巻)(2015年8月 - 2017年4月 電撃文庫)
EDGEシリーズ
[編集]- 神々のいない星で
- 神々のいない星で 僕と先輩の惑星クラフト〈上・下〉(2019年8月 - 9月 電撃の新文芸)
- 神々のいない星で 僕と先輩のウハウハザブーン〈上・下〉(2020年5月 - 7月 電撃の新文芸)
- 神々のいない星で 僕と先輩の超能力学園OO〈上・下〉(2022年6月 - 7月 電撃の新文芸)
LINKSシリーズ
[編集]- ファン学!! 東京大空洞スクールライフRTA(既刊1巻[3])(2024年10月 - 電撃の新文芸)
その他
[編集]- 遭えば編する奴ら(2007年4月[1] 電撃別冊ノベル) - 通販限定本
- 川上稔 短編集 パワーワードのラブコメが、ハッピーエンドで五本入り(既刊2巻)(2020年9月 電撃文庫 Born Digital) - 電子書籍
- 収録作品:恋知る人々 / 素敵の距離÷2 / 地獄の片隅で笑う / 嘘で叶える約束 / 未来の正直
- 収録作品:幸せの基準 / 星祭りの夜 / 鍵の行き先 / 自由の置き場 / 再会の夜
- 川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り(既刊2巻)(2021年1月 電撃文庫 Born Digital) - 電子書籍
- 収録作品:君が手を離さない / 化け物のはなし / コガレ / 最後に見るもの / ひめたるもの / 空と海を結ぶもの
- 収録作品:総統閣下の塔 / ライブ“黒死無双” / 天使の解釈違い / 黄金周環 / 幸いの人 / 禁書区画で待ってる
特典小説
[編集]- AHEADシリーズ
- 終わりのクロニクルDC(2006年 『ドラマCD AHEADシリーズ 終わりのクロニクル』特典)
- GENESISシリーズ
- 境界線上のホライゾン きみとあさまで(全8巻)(2011年12月 - 2013年3月 TVアニメ『境界線上のホライゾン』Blu-ray初回限定版特典)
- 境界線上のホライゾン きみとあさまでGT(2018年12月 TVアニメ『境界線上のホライゾン』Blu-rayBOX特典)
雑誌・Web等掲載作品
[編集]- OBSTACLEシリーズ
- OBSTACLE OVERTURE(短編小説・設定集。『電撃hp』『電撃文庫MAGAZINE』連載)
- 『OO-FORMATION GUIDE BOOK』に一部収録。
- GENESISシリーズ
- 境界線上のホライゾン きみとあさまでGTA(電撃ノベコミ+ 2023年8月 - )
- 『境界線上のホライゾン きみとあさまで』をアイコントーク形式に改稿。
- その他
- 逢えば闘う奴ら(作家6人によるリレー小説。『電撃hp』vol.7収録)
- 逢えば恋する乙女ら(作家6人によるリレー小説。『電撃hp』vol.9収録)
- 逢えば編する奴ら(『電撃ヴんこ』収録)
- コガレ(「Who wrote it?」参加短編。『電撃hp』vol.25掲載)
- 解説(川原礫『アクセル・ワールド1-黒雪姫の帰還-』〈2009年2月 電撃文庫〉)
- 巻末解説の一部として同作を元にした短編小説を掲載。
- 川上稔がフリースタイルで何かやってます。(カクヨム 2018年4月 - )
- 短編小説などの様々な文章を掲載。掲載された作品の一部は『川上稔 短編集』に収録されている。
ゲーム
[編集]- 都市シリーズ
- 奏(騒)楽都市OSAKA(1999年、企画・シナリオ・演出・総監督・キャラクター&世界観設計・背景作監)
- OBSTACLEシリーズ
- OBSTACLE OVERTURE(2010年)
- GENESISシリーズ
- 境界線上のホライゾン PORTABLE(2013年、企画原案・監修・シナリオ)
- OO-FORMATION 王と八人の仲間達(2017年)
- その他
- メルティランサー 〜銀河少女警察2086〜(1996年、セガサターン版追加シナリオ)
- メルティランサー Re-inforce(1997年、シナリオ)
- メリーメント・キャリング・キャラバン(1998年、脚本)
- ときめきメモリアル Girl's Side(2002年、設定協力)
- Twelve〜戦国封神伝〜(2005年、シナリオ・世界設定原案)
漫画原作
[編集]- あふたーでい機甲文(『東京ロボット新聞』連載、作画:中北晃二、雑誌休刊により未完)
- 激突のヘクセンナハト(『月刊コミック電撃大王』連載、作画:剣康之、2015年8月 - 2017年4月 電撃コミックスNEXT 全4巻)[4]
脚本
[編集]- メルティランサー 〜銀河少女警察2086〜 SpecialEdition(セガサターン)特典ドラマCD
- TVアニメ『境界線上のホライゾン』Blu-ray初回限定版特典キャラクターコメンタリー
- TVアニメ『境界線上のホライゾン』ドラマCD 境界線上のホライゾンHR
作詞
[編集]- TVアニメ『境界線上のホライゾン』Blu-ray初回限定版特典CD
- 境界線上のホライゾン 「演目披露(ザ・レパートリー)」
- ランララルララ(TVアニメ『境界線上のホライゾン』ドラマCD 境界線上のホライゾンHR収録曲)
メディアミックス
[編集]ドラマCD
[編集]- パンツァーポリス -ようこそ機甲都市伯林へ!-
- ドラマCD AHEADシリーズ 終わりのクロニクル
- TVアニメ『境界線上のホライゾン』ドラマCD 境界線上のホライゾンHR
イメージサウンドトラック
[編集]- TEAM LEVIATHAN CHRONICLE / 全竜交渉部隊戦闘記録 - 『終わりのクロニクル』のイメージサウンドトラックシリーズ
コミカライズ
[編集]- 境界線上のホライゾン(『月刊コミック電撃大王』連載、作画:武中英雄、2012年3月 - 2015年5月 電撃コミックス 全6巻)
- 境界線上のホラ子さん(『月刊コミック電撃大王』『電撃G's magazine』連載、作画:羽仁倉雲、2012年10月 電撃コミックスEX 全1巻)
TVアニメ
[編集]- 境界線上のホライゾン
- 境界線上のホライゾンII
脚注
[編集]- ^ a b c 奥付初版発行日
- ^ 『境界線上のホライゾン ガールズトーク』をアイコントーク形式に改稿した3冊は電子書籍のみで刊行。
- ^ カクヨムにおいて2023年8月より先行連載。
- ^ “川上稔の初のコミック原作『激突のヘクセンナハト』。 その作画担当する漫画家を緊急発表!!”. KADOKAWA アスキーメディアワークス. 2014年11月27日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式サイト VIRTUALCITY-DETROIT
- 川上稔的家頁別館 - ウェイバックマシン(2000年1月30日アーカイブ分)
- 川上稔 (@kawakamiminoru) - X(旧Twitter)
- 川上稔25周年公式サイト