小舞子駅
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小舞子駅 | |
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![]() 駅舎(2024年4月) | |
こまいこ Komaiko | |
◄能美根上 (3.0 km) (1.8 km) 美川► | |
![]() | |
所在地 | 石川県白山市湊町68 |
所属事業者 | IRいしかわ鉄道 |
所属路線 | ■IRいしかわ鉄道線 |
キロ程 |
26.8 km(大聖寺起点) 米原から157.0 km |
電報略号 | ココ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
282人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1903年(明治36年)7月11日* |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
小舞子駅(こまいこえき)は、石川県白山市湊町にある、IRいしかわ鉄道線の駅である。
歴史
[編集]- 1903年(明治36年)7月11日:官設鉄道北陸線の小松駅 - 美川駅間に小舞子仮停車場として開業[3]。仮停車場は現在の臨時駅にあたるもので、当駅は夏季の海水浴の時期のみ営業していた[2]。なお、文献によっては同年6月20日を開業日とするものがある[4][5]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。北陸本線の所属となる。
- 1964年(昭和39年)4月10日:駅に昇格、小舞子駅(旅客駅)が開業、常設駅となる[1][2]。
- 1971年(昭和46年)10月1日:無人駅化[2][6]。手荷物の取扱を廃止[7]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1]。
- 2007年(平成19年)4月1日:白山市コミュニティバス『めぐーる』湊ルートが運行開始。
- 2017年(平成29年)4月15日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる[8][9][10][11][12]。
- 2024年(令和6年)3月16日:北陸新幹線 金沢駅 - 敦賀駅延伸開業に伴い、IRいしかわ鉄道の駅になる。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線[5][13]を有する地上駅[4]。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。
上りホーム側にコンクリート平屋建ての小さな駅舎(常設駅となった1964年に竣工)[2]を備えるが、下りホーム側にも出入口が設置されている[5]。互いのホームは跨線橋で連絡している。小松駅管理の無人駅となっているが、駅舎内に自動券売機が設置されている。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■IRいしかわ鉄道線 | 上り | 小松・福井方面[14] |
2 | 下り | 金沢方面[14] |
- 付記事項
-
下りホーム側出入口
-
下りホーム
-
上りホーム
利用状況
[編集]「白山市統計書」によると、2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は282人である[統計 1]。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
2000年 | 397 | [統計 2] |
2001年 | 381 | [統計 2] |
2002年 | 364 | [統計 2] |
2003年 | 343 | [統計 2] |
2004年 | 327 | [統計 2] |
2005年 | 313 | [統計 3] |
2006年 | 308 | [統計 3] |
2007年 | 296 | [統計 3] |
2008年 | 306 | [統計 3] |
2009年 | 286 | [統計 3] |
2010年 | 282 | [5][統計 4] |
2011年 | 287 | [統計 4] |
2012年 | 296 | [統計 4] |
2013年 | 312 | [統計 4] |
2014年 | 289 | [統計 4] |
2015年 | 300 | [統計 1] |
2016年 | 308 | [統計 1] |
2017年 | 299 | [統計 1] |
2018年 | 282 | [統計 1] |
駅周辺
[編集]- 白山市立湊小学校
- 湊リフレッシュセンター
- DIC北陸工場
- 小舞子海岸(小舞子海水浴場) - 日本の渚百選認定[5][15]。当駅の由来となっている海岸で、舞子海水浴場(アジュール舞子海水浴場、兵庫県神戸市垂水区)の風景に似ていることから小舞子と名付けられた[2][4][16]。
- 手取川
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、136頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d e f 岩間昌子『ローカル鉄道の解剖図鑑』エクスナレッジ、2016年10月22日、87頁。ISBN 978-4-7678-2217-4。
- ^ 昭和12年10月1日現在鉄道停車場一覧 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- ^ a b c 川島 2010, p. 45.
- ^ a b c d e 朝日 2012, p. 21.
- ^ 「通報 ●小舞子ほか4駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年9月29日、5面。
- ^ 「日本国有鉄道公示第371号」『官報』1971年9月29日。
- ^ 『北陸線(大聖寺駅~金沢駅間)IRいしかわ鉄道線、城端線(高岡駅~新高岡駅間)4月15日ICOCAサービスご利用開始~石川と富山がICOCAでつながる~』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道/IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道、2017年1月31日。オリジナルの2019年5月25日時点におけるアーカイブ 。2020年2月1日閲覧。
- ^ 『交通ICカード「ICOCA」の利用範囲拡大等について』(PDF)(プレスリリース)あいの風とやま鉄道、2017年1月31日。オリジナルの2019年5月25日時点におけるアーカイブ 。2020年2月1日閲覧。
- ^ “JR西日本、ICカード「ICOCA」を金沢地区・新高岡地区へ導入”. トラベルWatch (2016年2月16日). 2021年9月21日閲覧。
- ^ “富山に続き石川も「ICOCA」エリアに 4月15日、3社相互利用開始”. 乗りものニュース (2017年2月1日). 2021年9月21日閲覧。
- ^ “金沢でイコカ利用可能に 石川、富山の19駅”. 産経フォト (2017年4月15日). 2021年9月21日閲覧。
- ^ 川島 2010, p. 8.
- ^ a b “小舞子駅時刻表”. IRいしかわ鉄道. 2024年8月17日閲覧。
- ^ “謎解きしながら美川探検しよう 来月「ロゲイニング」参加者募集”. 北陸中日新聞Web. (2021年8月14日). オリジナルの2021年8月14日時点におけるアーカイブ。 2021年9月2日閲覧。
- ^ ほっと石川旅ねっと 小舞子海水浴場 - 石川県観光連盟
利用状況
[編集]- ^ a b c d e “令和元年度版 白山市統計書 JR乗車人員(1日平均)” (PDF). 白山市企画振興部企画課 (2022年2月9日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ a b c d e “平成17年度版 白山市統計書 JR乗車人員(1日平均)” (PDF). 白山市企画振興部企画課 (2022年2月9日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ a b c d e “平成22年度版 白山市統計書 JR乗車人員(1日平均)” (PDF). 白山市企画振興部企画課 (2022年2月9日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ a b c d e “平成27年度版 白山市統計書 JR乗車人員(1日平均)” (PDF). 白山市企画振興部企画課 (2022年2月9日). 2022年3月28日閲覧。
参考文献
[編集]- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』講談社、2010年9月20日。ISBN 978-4-06-270066-5。
- 『週刊JR全駅・全車両基地 18 北陸本線②(森本〜米原) 越美北線』朝日新聞出版、2012年12月9日。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 小舞子駅 - IRいしかわ鉄道