小口彦太
表示
小口 彦太(こぐち ひこた、1947年1月8日[1] - )は、日本の法学者。早稲田大学名誉教授[2]、中国人民大学法学院名誉客座教授。法学博士(早稲田大学、2004年)。専門は中国刑事法、中国民法[3]。2016年4月から江戸川大学学長を務めている。
経歴
[編集]長崎県川棚町出身[1]。長崎県立長崎東高等学校を経て[4]、1969年に早稲田大学第一法学部を卒業後、1971年同大学大学院法学研究科修士課程修了、1974年同博士課程満期退学[5]。
1969年に早稲田大学法学部副手となり、1971年助手、1974年専任講師、1976年助教授、1981年教授[1]。1981年から1982年までハーバード・ロー・スクール東アジア法研究プログラム訪問研究員。研究・教育のほか大学運営にも携わり、教務部長、国際部長、常任理事などを歴任し、2016年に定年退職[1]。2009年から学校法人江戸川学園の理事を務め、2016年4月江戸川大学学長に就任した[1]。
職歴
[編集]- 1998年11月 - 早稲田大学教務部長( - 2002年11月)
- 2002年11月 - 同大学理事( - 2005年11月)
- 2003年 6月 - 同大学国際部長( - 2005年11月)
- 2005年11月 - 同大学常任理事( - 2006年11月)
- 2007年 4月 - 早稲田渋谷シンガポール校校長( - 2016年3月)
- 2009年 9月 - 学校法人江戸川学園理事(現任)
- 2010年 4月 - 早稲田大学アジア研究機構長( - 2015年3月)
- 2016年江戸川大学学長(現任) 4月 -
著書
[編集]単著
[編集]- 『法学講義教材』(第2版)成文堂、1993年。ISBN 978-4792302146。
- 『中国法講義教材』成文堂、1997年。ISBN 978-4792390617。
- 『現代中国の裁判と法』成文堂、2003年。ISBN 978-4792303563。
- 『徹底図解 中国がわかる本』(第2版)扶桑社、2008年。ISBN 978-4594056940。
- 『伝統中国の法制度』成文堂、2012年。ISBN 978-4792332952。
共著
[編集]- 小口彦太、田中信行、木間正道、国谷知史『中国法入門』三省堂、1991年。ISBN 978-4385313108。
- 仁井田陞 著、池田温編 編『唐令拾遺補』東京大学出版会、1997年。ISBN 978-4130361095。
- 小口彦太、周光権、北川佳世子、陳興良、高橋則夫、梁根林、伹見亮、松澤伸 著、早稲田大学孔子学院編著 編『日中刑法論壇』早稲田大学出版部、2009年。ISBN 978-4657097033。
- 小口彦太、陳聡富、梁慧星、大塚直、崔建遠、円谷峻、尹田、滝沢聿代『日中民法論壇』早稲田大学出版部、2010年。ISBN 978-4657102157。
- 田中信行編 編『最新中国ビジネス法の理論と実務』弘文堂、2011年。ISBN 978-4335355134。
- 小口彦太、田中信行『現代中国法』成文堂、2012年。ISBN 978-4792332990。
共編著
[編集]- 胡錦光、韓大元 著、小口彦太、趙秉志編 編『中国憲法の理論と実際』成文堂、1996年。ISBN 978-4792302528。
- 小口彦太、趙秉志編 編『中国行政法の理論と実際』成文堂、1998年。ISBN 978-4792302870。
- 鄭成思 著、小口彦太、趙秉志編 編『中国知的所有権法の理論と実際』成文堂、1998年。ISBN 978-4792331351。
- 曽憲義、小口彦太編 編『中国の政治―開かれた社会主義への道程』早稲田大学出版部、2002年。ISBN 978-4657023070。
- 程栄斌、甄貞、王新清 著、小口彦太、趙秉志編 編『中国刑事訴訟法の理論と実際』成文堂、2003年。ISBN 978-4792316150。
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e 朝日新聞人物データベース
- ^ “法と裁判を通してみた中国の社会 習近平のイメージする法治とは?”. セカンドアカデミー. 2017年1月4日閲覧。
- ^ “「船舶差押え事件は異常ではない―中国における法治の現状」”. 読売オンライン. 2017年1月4日閲覧。
- ^ “2016年6月18日在京17回生同期会”. 長崎東高在京同窓会. 2017年1月16日閲覧。
- ^ “新学長に小口彦太理事が就任” (PDF). 江戸川大学 (2016年4月1日). 2017年1月4日閲覧。