導論
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『導論』[1](どうろん、巴: Netti-pakaraṇa、ネッティパカラナ)とは、パーリ仏典経蔵小部の中の経典。略して『ネッティ』[2](Netti)、あるいは『指導論』[3](しどうろん)等とも。題名通り教理書としての体裁を持つ文献だが、『蔵釈』同様その内容には他の文献では見られない特異な面がある[2]。伝承ではマハーカッチャーナの作とされる[2]。
基本的にはビルマで経典扱い、タイやスリランカでは蔵外扱いとなり易いが、場合によって異なり、一概には言えない。
構成
[編集]- Saṅgaha-vāra
- Vibhāga-vāra
- Uddesa-vāra
- Niddesa-vāra
- Paṭiniddesa-vāra
日本語訳
[編集]脚注・出典
[編集]- ^ PHRAPONGSAK, K., 「後代パーリ文献における止観」『佛教學研究』 2011年 65号 p.51-77, 龍谷仏教学会, ISSN 02870312。
- ^ a b c 佐藤良純、「Nettipakaranaについて」『印度學佛教學研究』 12巻 2号 1964年 p.594-595, doi:10.4259/ibk.12.594, 日本印度学仏教学会。
- ^ 片山一良 (仏教学者)、「四大教法(Cattaro Mahapadesa)について」『パーリ学仏教文化学』 2巻 1989年 p.55-68, パーリ学仏教文化学会, doi:10.20769/jpbs.2.0_55。