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宮本正尊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宮本 正尊
人物情報
生誕 (1893-10-01) 1893年10月1日
日本の旗 日本新潟県
死没 1983年11月30日(1983-11-30)(90歳没)
出身校 大谷大学東京帝国大学オックスフォード大学
学問
研究分野 仏教学
研究機関 東京帝国大学
学位 Ph.D.文学博士
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宮本 正尊(みやもと しょうそん、1893年10月1日 - 1983年11月30日)は、仏教学者。号は「香雪」。

経歴

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出生から修学期

1893年、新潟県で生まれた。大谷大学で学び、1918年に卒業。東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科で学び、1921年に卒業。1924年にオックスフォード大学大学院に留学し、1928年に帰国。1929年にPh.D.を取得した。

仏教学者として

1928年に帰国し、東京帝国大学助教授に就いた。1942年に教授昇格。同年、学位論文『中道思想及びその発達』を東京帝大に提出して文学博士号を取得。

戦後の1949年からは名称変更に伴い東京大学文学部教授。1954年に東京大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は早稲田大学教授となり、駒澤大学教授、東洋大学教授を兼任した。

学界では1951年に日本印度学仏教学会を創立し、理事長となった。1983年に理事長を退任し、以降名誉理事長。1983年に死去。

受賞・栄典

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研究内容・業績

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専門は仏教学で、中道思想を研究した[1][2][3]

著作

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著書
  • 『不動心と仏教』不動全集刊行会 1941
  • 中道思想及びその発達』法藏館 1944
  • 『佛教学の根本問題』(1・3) 八雲書店 1943-1944
    • 改訂版『仏教学の根本問題:宮本正尊博士仏教学論集』同刊行会編、春秋社 1985
  • 『佛教小観』北方出版社(顯眞叢書) 1948
  • 明治仏教の思潮:井上円了の事績』佼成出版社 1975
  • 『宮本正尊博士の世界:人と思想』宮本正尊先生を偲ぶ会編、中山書房仏書林 1999
編・訳
  • 大乗仏教の成立史的研究』編、三省堂出版 1954
  • 『仏教の根本真理:仏教における根本真理の歴史的諸形態』編、三省堂 1956
  • 国訳一切経』(和漢撰述 26,論疏部 6) 梶芳光運・泰本融共訳、大東出版社 1967

記念文集・回想

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脚注

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  1. ^ 日本大百科全書
  2. ^ 20世紀日本人名事典
  3. ^ クラウタウ、オリオン「十五年戦争期における宮本正尊と日本仏教」『近代仏教』19、2012年
  4. ^ 宮本正尊関係者が集まり、座談形式での回想を収録。