姫路市立動物園
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姫路市立動物園 Himeji city zoo | |
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施設情報 | |
前身 | 姫路城三の丸・出丸 |
所有者 | 姫路市 |
面積 | 30,759.93平方メートル[1] |
頭数 | 365頭[1] |
種数 | 107種[1] |
開園 | 1951年12月1日[1] |
所在地 |
〒670-0012 兵庫県姫路市本町68番地 |
位置 | 北緯34度50分12.3秒 東経134度41分39秒 / 北緯34.836750度 東経134.69417度 |
姫路市立動物園(ひめじしりつどうぶつえん)は、兵庫県姫路市の姫路公園内、姫路城(世界遺産)三の丸広場に隣接する動物園である[1]。
1951年(昭和26年)12月1日にサンフランシスコ講和条約調印を記念して開園。1955年(昭和30年)には博物館相当施設に指定されている。2011年(平成23年)現在、およそ120種400点の動物を飼育している。年間入園者数は約40万人。毎年12月下旬に当年から翌年への干支動物の引き継ぎ式を行っている。
施設の老朽化や狭隘化[2]、また姫路城内堀の復元計画や特別史跡内にあることから大規模な拡張が不可能なため、移転の計画がある[3][4][5]。
博物館法に基づく兵庫県教育委員会指定施設(博物館に相当する施設)である[6]。
沿革
[編集]- 1951年(昭和26年) - 開園。当初の飼育動物は16種56点。タイからアジアゾウが寄贈され名前は公募で「姫子」と命名。
- 1958年(昭和33年) - ラマ、ホッキョクグマ来園。チンパンジーの食事作法の曲芸を披露(現存せず)。
- 1963年(昭和38年) - ジェフロイクモザルの自然繁殖で日本動物園水族館協会の繁殖賞受賞。
- 1973年(昭和48年) - レッサーパンダ来園。
- 1982年(昭和57年) - 剥製展示室完成。
- 1985年(昭和60年) - 姫路市と姉妹都市の関係にあるオーストラリアのアデレード市からミナミケバナウォンバット、オオカンガルー、アカカンガルー来園。
- 1993年(平成5年) - シロカケイの人工授精で日本動物園水族館協会の繁殖賞受賞。
- 1994年(平成6年) - アジアゾウの姫子(初代)が死亡し二代目が来園。酒を飲むゴリラの「ゴン太」が死亡。
- 1999年(平成11年) - 風貌で人気のあったオタリアの「ごんぞう」が死亡。
- 2000年(平成12年) - アフリカからツチブタ来園。
- 2001年(平成13年) - 開園50周年記念行事。
- 2005年(平成17年) - 累計入園者2,500万人を越える。
- 2006年(平成18年) - ミミキジの人工授精に日本で初めて成功する。ミミキジとベニジュケイの人工授精で日本動物園水族館協会の繁殖賞受賞。
- 2020年(令和2年)-
飼育動物
[編集]飼育動物の愛称は姫路にちなんで「姫」のつくものが多い。
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ツチブタ
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ツチブタの骨格標本
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ヤマセミの剥製
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2010年のホッキョクグマ
過去に飼育していた主な動物
[編集]- ホッキョクグマ - 2002年3月、オスの「ホクト」とメスの「ユキ」がセルビアから来園。繁殖が行われたが成功しないまま繁殖可能年齢の上限(20歳前後)に近づいたため、2019年にユキが秋田県の男鹿水族館へ、2020年にホクトが北海道の旭山動物園へ移籍。現地で新たなペアを組んで繁殖を目指すこととなった[8]。
- ツチブタ - 2020年5月8日に最後の個体が死亡した。
- アジアゾウ
猛禽類関連の展示
[編集]姫路市立動物園では2010年ごろから白い綿毛状の物体「ケサランパサラン」を展示しているが、姫路市立動物園に展示されているものは猛禽類が餌を消化しきれずに吐き出した羽根の塊であることがわかっており、猛禽類の生態を知ってもらうための企画として展示されている[9]。
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ケサランパサラン
施設
[編集]- 剥製展示室 - 園内で亡くなった飼育動物などを展示。骨格標本もある。
- ふれあい広場 - モルモット、ヤギ、羊、アヒル、ブタなどを直に触ることが出来る。
- ミニ牧場など - ニワトリや乳牛などを展示。
- 遊具施設 - 飛行機塔や観覧車、マジックハウス、モノレールなどがある。1952年(昭和27年)に設置された施設もあり、多くの施設は老朽化が進んでいるものの現在も稼働中。ゲームコーナーには平日稼働していないものがある。
- 「どんぐりポスト」あり(タヌキ、モモンガ、オシドリなど)、園内で[10]。
ナイトZOO
[編集]姫路お城まつり開催日やサポーター対象に夜間に入園できる「ナイトZOO」を開催している[11][12]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e “観光交流” (PDF). 市政の概要 平成27年版. 姫路市. 2015年9月26日閲覧。
- ^ (きょうあいか)狭くて余裕がない様子
- ^ 動物園のあり方に関する検討会について(姫路市立動物園サイト内)
- ^ 移転前提に10年間は現行通り 姫路市立動物園神戸新聞 2010/06/18 09:15(共同)
- ^ 和歌山公園動物園:健在!お城の中の動物園 「移転」一転「存続」へ
- ^ 登録博物館一覧文化庁
- ^ “ゾウの姫子死ぬ 姫路市立動物園のシンボル、43歳”. 神戸新聞 (2020年10月25日). 2020年10月24日閲覧。
- ^ “18年間ありがとう ホッキョクグマ「ホクト」送別会”. 神戸新聞NEXT (2020年5月26日). 2020年5月26日閲覧。
- ^ もしかして、ケサランパサラン? 東京新聞、2021年2月16日閲覧。
- ^ どんぐりころころ♪姫Zooぶろぐ,2009年10月28日
- ^ 「姫路お城まつり」開催にともなう動物園無料開放及びナイトZOOの開催について
- ^ 第6回サポーター限定ナイト・ズーの報告について
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 姫路市立動物園ホームページ
- 姫Zooぶろぐ - 動物園公式ブログ