大龍志郎
表示
| ||||
---|---|---|---|---|
基礎情報 | ||||
四股名 | 大竜山 志郎 → 大龍 志郎 | |||
本名 | 高橋 寸吉 | |||
生年月日 | 1927年2月18日 | |||
出身 | 北海道広尾郡大樹町 | |||
身長 | 173cm | |||
体重 | 89kg | |||
BMI | 29.74 | |||
所属部屋 | 湊川部屋(入門時は二所ノ関部屋) | |||
得意技 | 右四つ、寄り、内掛け | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 引退 | |||
最高位 | 西前頭19枚目 | |||
生涯戦歴 | 322勝321敗17休(48場所) | |||
幕内戦歴 | 8勝22敗(2場所) | |||
データ | ||||
初土俵 | 1946年11月場所 | |||
入幕 | 1953年1月場所 | |||
引退 | 1959年7月場所 | |||
備考 | ||||
2019年7月24日現在 |
大龍 志郎(だいりゅう しろう、1927年2月18日 - 没年不明)は、北海道広尾郡大樹町出身で湊川部屋(入門時は二所ノ関部屋)に所属した大相撲力士。本名は高橋 寸吉(たかはし すんきち)。最高位は西前頭19枚目(1953年9月場所)。現役時代の体格は173cm、89kg。得意手は右四つ、寄り、内掛け[1]。
来歴・人物
[編集]小学校卒業後は、地元の実業団相撲で活躍していたが、19歳の時に同郷の十勝岩(最高位・前頭筆頭。後、年寄・湊川(一時、同・二所ノ関))を慕って上京。
間も無く二所ノ関部屋へ入門し、1946年11月場所で初土俵を踏んだ[1]。
初土俵の場所では番付外と新序で続けて好成績を残したため、翌場所の番付では、序二段の地位に付け出された。
以来、順調に出世し、1950年1月場所で新十両に昇進。そして、1953年1月、25歳で新入幕を果たした[1]。
同年5月、二所ノ関部屋から、元兄弟子の十勝岩改め湊川親方が興した湊川部屋へ移籍。
幕内は僅か2場所務めただけに留まったが、十両では長い間活躍した。
最後は幕下まで番付を落とし、1959年7月場所限り、32歳で廃業[1]。
廃業後は、東京都北区で相撲料理の店「大竜」を経営した。
小兵だったが、右四つからの寄りという正攻法を得意とした。
主な戦績
[編集]- 通算成績:322勝321敗17休 勝率.501
- 幕内成績:8勝22敗 勝率.267
- 現役在位:48場所
- 幕内在位:2場所
場所別成績
[編集]一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
1946年 (昭和21年) |
x | x | x | x | x | 新序 2–0 |
1947年 (昭和22年) |
x | x | 西序二段8枚目 3–2 |
x | x | 東三段目18枚目 4–2 |
1948年 (昭和23年) |
x | x | 西三段目筆頭 3–3 |
x | 東三段目筆頭 3–3 |
x |
1949年 (昭和24年) |
東三段目筆頭 9–3 |
x | 東幕下10枚目 8–7 |
x | 西幕下7枚目 10–5 |
x |
1950年 (昭和25年) |
東十両15枚目 8–7 |
x | 西十両7枚目 9–6 |
x | 東十両4枚目 4–11 |
x |
1951年 (昭和26年) |
東十両11枚目 9–6 |
x | 西十両6枚目 7–8 |
x | 東十両7枚目 7–8 |
x |
1952年 (昭和27年) |
西十両8枚目 9–6 |
x | 東十両5枚目 9–6 |
x | 西十両筆頭 8–7 |
x |
1953年 (昭和28年) |
西前頭20枚目 4–11 |
西十両4枚目 9–6 |
東十両2枚目 9–6 |
x | 西前頭19枚目 4–11 |
x |
1954年 (昭和29年) |
東十両7枚目 7–8 |
東十両8枚目 7–8 |
東十両9枚目 7–8 |
x | 東十両11枚目 10–5 |
x |
1955年 (昭和30年) |
西十両6枚目 6–9 |
西十両11枚目 7–8 |
東十両12枚目 4–11 |
x | 西十両18枚目 6–9 |
x |
1956年 (昭和31年) |
西十両22枚目 9–6 |
西十両15枚目 9–6 |
東十両11枚目 8–7 |
x | 西十両10枚目 8–7 |
x |
1957年 (昭和32年) |
東十両8枚目 9–6 |
西十両5枚目 8–7 |
東十両4枚目 8–7 |
x | 西十両3枚目 7–8 |
東十両4枚目 7–8 |
1958年 (昭和33年) |
西十両7枚目 5–10 |
西十両12枚目 8–7 |
東十両11枚目 8–7 |
東十両9枚目 9–6 |
西十両5枚目 8–6–1 |
西十両4枚目 1–6–8 |
1959年 (昭和34年) |
西十両16枚目 6–9 |
西十両22枚目 8–7 |
東十両18枚目 4–11 |
西幕下2枚目 引退 0–0–8 |
x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
幕内対戦成績
[編集]力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数!力士名 | 勝数 | 負数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
愛知山 | 1 | 0 | 東海 | 1 | 0 | 五ッ洋 | 0 | 1 | 大岩山 | 0 | 1 |
大昇 | 0 | 1 | 甲斐ノ山 | 0 | 1 | 清恵波 | 1 | 1 | 小坂川 | 0 | 1 |
潮錦 | 1 | 0 | 信夫山 | 0 | 1 | 嶋錦 | 1 | 0 | 出羽湊 | 0 | 1 |
成山 | 0 | 1 | 緋縅 | 0 | 1 | 備州山 | 1 | 0 | 広瀬川 | 0 | 1 |
藤田山 | 0 | 1 | 二瀬山 | 0 | 1 | 双ツ龍 | 0 | 2 | 吉井山 | 0 | 2 |
吉田川 | 1 | 1 |
改名歴
[編集]- 大竜山 志郎(だいりゅうやま しろう、1947年6月場所-1951年1月場所)
- 大龍 志郎(だいりゅう しろう、1951年5月場所-1959年7月場所)
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 『戦後新入幕力士物語 第1巻』(ベースボール・マガジン社刊)
- 『大相撲写真画報 ふるさとの名力士』(日本スポーツ出版社刊)