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国道190号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般国道
国道190号標識
国道190号
地図
地図
総延長 43.7 km
実延長 43.7 km
現道 43.7 km
制定年 1953年昭和28年)
起点 山口県山口市
岡屋交差点(北緯34度3分29.68秒 東経131度22分4.50秒 / 北緯34.0582444度 東経131.3679167度 / 34.0582444; 131.3679167 (岡屋交差点)
主な
経由都市
山口県宇部市
終点 山口県下関市[注釈 1]北緯34度2分37.29秒 東経131度4分9.00秒 / 北緯34.0436917度 東経131.0691667度 / 34.0436917; 131.0691667
接続する
主な道路
記法
国道2号標識 国道2号
国道9号標識 国道9号
国道490号標識 国道490号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
国道190号 起点
山口県山口市 岡屋交差点
国道190号 終点付近
国道2号 工領交差点
山口県下関市[注釈 1]

国道190号(こくどう190ごう)は、山口県山口市から宇部市を経由して、下関市[注釈 1]に至る一般国道である。

概要

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山口県宇部市居能町
2012年12月

山口市から宇部市を経由して下関市[注釈 1]に至る区間で山越えとなっている旧山陽道西国街道)沿いを通過する国道2号および国道9号に対し、同区間で国道2号および国道9号の海側(周防灘沿い)を通過し、沿岸の各地域を結ぶ延長43.7 km一般国道である。人口の多い宇部市の中心部を通過することもあって山口県内でも有数の交通量を誇る路線であり、中でも宇部市藤山交差点と厚東川大橋の交通量は山口県トップである[1]

山口市小郡 - 阿知須間で山口県道212号山口阿知須宇部線が、山口市 - 宇部市間で山口宇部道路および宇部湾岸道路山口県道6号山口宇部線)が、宇部市 - 山陽小野田市間で山陽自動車道宇部下関線がそれぞれ併走しており、国道190号の機能を補完している。

路線データ

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一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 2] に基づく起終点および経過地は次のとおり。

歴史

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路線状況

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山口県宇部市松山町二丁目
2012年12月

3車線以上の車線数をもつ区間は、

  • 江頭交差点(宇部市西岐波) - 東芝中町交差点(宇部市東芝中町)間 : 4車線(片側2車線)
  • 東芝中町交差点 - 松山町二丁目交差点(宇部市松山町):上り側は1車線、下り側は左折・直進レーン1車線+右折レーン2車線
  • 松山町二丁目交差点 - 新町交差点(宇部市新町)間 : 6車線(片側3車線、新川大橋のみ片側2車線)
松山町一丁目交差点(宇部市松山町) - 新川大橋手前は片側1車線の側道もある。
  • 新町交差点 - 労災病院交差点間 : 4車線(片側2車線、厚東川大橋は片側3車線)
  • 新生町交差点(山陽小野田市新生町) - 長田屋橋交差点(山陽小野田市日の出)間 : 4車線(片側2車線)
  • 長田屋橋交差点 - 神田交差点(山陽小野田市西高泊)間 : 3車線(上り線が1車線、下り線が2車線)

であり、上記以外の区間ではほぼ全線が2車線(片側1車線)である。

バイパス

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阿知須バイパス
山口県山口市阿知須
バイパスとして建設された現道区間
いずれの区間も旧道は国道の指定を外れ、バイパス路線が現道となっている。一般的な道路地図などにおいて以下のバイパス名が記載されることは少ない。
  • 阿知須バイパス(2車線であるが、阿知須中学校前交差点付近のみ4車線に対応した構造となっている)
  • 床波バイパス(開通時点では4車線、両外側の車線を歩道に転用したため現在は2車線)
  • 厚東川バイパス(4車線、厚東川大橋区間は6車線)
  • 小野田バイパス(完成4車線、現在は一部区間で暫定2車線の供用)
なお、宇部市東藤曲2丁目(藤山交差点) - 西梶返1丁目(西梶返交差点)間の4車線(片側2車線)道路「宇部市道北琴芝鍋倉町線」は、かつて国道190号バイパスとして一部の道路地図[7] に記載されていたこともあるが、この道路は宇部市都市計画道路柳ヶ瀬丸河内線として都市計画決定されており、これまで宇部市が事業主体となって整備を行ってきた[8]。将来的には宇部市則貞6丁目付近で現道と接続する計画となっており、現道を短絡するルートとなることから実質的には国道190号のバイパス道路であるが、名称の通り宇部市が管理する宇部市道であり、国道190号ではない。

通称

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宇部市の中心市街地を通過する区間において、以下の通称がある。

  • 松山通り(宇部市宇部市、松山町二丁目交差点 - 松山町一丁目交差点)
  • 常盤通り(宇部市常盤町、松山町一丁目交差点 - 中央町交差点)

道路施設

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橋梁

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地理

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山口県山陽小野田市埴生
2012年12月
国道490号との分岐
山口県宇部市松山町一丁目

通過する自治体

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交差する道路

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交差する道路 市町村名 交差する場所
国道2号 / E2 小郡道路
国道9号 重複
山口県道230号伊佐吉部山口線
山口市 江崎 岡屋交差点 / 起点
岡屋IC
山口県道25号宇部防府線 佐山 土路石交差点
山口県道213号きらら浜沖の原線 阿知須
山口県道212号山口阿知須宇部線 宇部市 大字東岐波 前田交差点
山口県道219号西岐波吉見線 大字西岐波 宇部市床波交差点
山口県道6号山口宇部線 / E2 山口宇部道路
山口県道220号宇部空港線
大字西岐波 大沢西交差点
宇部南IC
国道490号 松山町1丁目 松山町一丁目交差点[注釈 7][注釈 8]
山口県道55号宇部港線 常盤町1丁目 市役所前交差点
山口県道6号山口宇部線 / 宇部湾岸道路 西中町 西中町交差点
西中町IC[注釈 9]
山口県道29号宇部船木線 大字妻崎開作 東割交差点
山口県道354号妻崎開作小野田線 大字妻崎開作
山口県道6号山口宇部線
宇部伊佐専用道路
大字東須恵 東須恵IC
山口県道30号小野田美東線
山口県道223号小野田港線
山陽小野田市 新生1丁目 新生町交差点
山口県道71号小野田山陽線
山口県道354号妻崎開作小野田線
新生3丁目 長田屋橋交差点
山口県道226号津布田郡線 大字郡 渡場交差点
山口県道226号津布田郡線 大字津布田
山口県道229号埴生停車場線 大字埴生 前場交差点
国道2号
国道9号 重複
下関市[注釈 1] 松屋東町1丁目 終点

交差する鉄道

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沿線

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脚注

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注釈

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  1. ^ a b c d e f 終点付近がわずかに下関市の区間である。
  2. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  3. ^ a b 2005年3月22日、小野田市厚狭郡山陽町が合併して、山陽小野田市発足。
  4. ^ 2005年10月1日、山口市ほか4町が合併して、新山口市発足。
  5. ^ a b c d e f g 2021年3月31日現在
  6. ^ 後に山口県道230号伊佐吉部山口線に編入。
  7. ^ 交差点名は国道190号側が「松山一丁目」490号側が「松山町一丁目」
  8. ^ 以前はロータリー交差点だった[7]
  9. ^ 藤曲方面のみ接続

出典

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  1. ^ 8 交通量の現況 (PDF) 」『山口県の道路・2011 -資料編-』pp.5-8
  2. ^ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年11月12日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2022. 国土交通省道路局. 2023年6月22日閲覧。
  4. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年11月12日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h 『五十年のあゆみ』
  6. ^ a b c d e f g 8 道路整備に関する出来事 (PDF) 」『山口県の道路・2011 -資料編-』pp.23-26
  7. ^ a b 1994年、『詳密 九州道路地図』、塔文社 ISBN 4-88678-700-2 pp. 40図
  8. ^ 柳ヶ瀬丸河内線”. 宇部市都市開発部都市計画課. 2005年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月6日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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