中村生雄
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中村 生雄(なかむら いくお、1946年7月15日 - 2010年7月4日)は、日本の民俗学者・文化学者。専門は、日本思想史・比較宗教学。柳田國男、折口信夫らの民俗学者を中心に日本思想を研究した。
来歴・人物
[編集]静岡県浜松市出身。京都大学文学部宗教学専攻卒業、法政大学大学院日本文学専攻修士課程修了。春秋社の編集者をへて[1]、静岡県立大学国際関係学部助教授、同教授、1996年7月大阪大学文学部日本学専攻教授、2005年学習院大学文学部日本語日本文学科教授。在職中白血病のため静岡県駿東郡長泉町の病院で死去。
著書
[編集]- 『カミとヒトの精神史 日本仏教の深層構造』人文書院 1988
- 『日本の神と王権』法藏館 1994
- 『折口信夫の戦後天皇論』法藏館 1995/同・文庫 2020
- 『祭祀と供犠 日本人の自然観・動物観』法藏館 2001/同・文庫 2022
- 『日本人の宗教と動物観 殺生と肉食』吉川弘文館 2010
- 『肉食妻帯考 日本仏教の発生』青土社 2011
共編著
[編集]- 『こころとことばに東西の接点を求めて』東郷吉男共編著 北樹出版 1990
- 『死の文化誌 心性・習俗・社会』江川温共編 昭和堂 2002
- 『思想の身体 死の巻』 春秋社 2006
- 『狩猟と供犠の文化誌』三浦佑之、赤坂憲雄共編 森話社 叢書・文化学の越境 2007
- 『自然葬と世界の宗教』安田睦彦共編 凱風社 2008
- 『日本文化論キーワード』遠山淳、佐藤弘夫共編 有斐閣双書 2009
- 『人と動物の日本史 4 信仰のなかの動物たち』三浦佑之共編 吉川弘文館 2009