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ラウル・ルイス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラウル・ルイス
Raúl Ruiz
本名 Raúl Ernesto Ruiz Pino
生年月日 (1941-07-25) 1941年7月25日
没年月日 (2011-08-19) 2011年8月19日(70歳没)
出生地 プエルト・モント
死没地 フランスの旗 フランスパリ
国籍  チリ
主な作品
ミステリーズ 運命のリスボン
受賞
ベルリン国際映画祭
銀熊賞(芸術貢献賞)
1997年犯罪の系譜
ニューヨーク映画批評家協会賞
特別賞
2011年
セザール賞
短編作品賞
1980年Colloque de chiens
その他の賞
ロカルノ国際映画祭
金豹賞
1969年Tres tristes tigres
ルイ・デリュック賞
2010年ミステリーズ 運命のリスボン
サン・セバスティアン国際映画祭
最優秀監督賞

2010年『ミステリーズ 運命のリスボン』
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ラウル・ルイスRaúl Ruiz, 1941年7月25日 - 2011年8月19日) は、チリ映画監督作家。48年のキャリアの中で100本以上の作品を製作した[1][2]

来歴

[編集]

1941年7月25日チリプエルト・モントで生まれる[3]。父親は船長、母親は教師。神学と法律を学びながら、1956年から1962年の間にロックフェラー財団の支援を受けて100本もの戯曲を執筆した。1962年にアルゼンチンのサンタフェ映画学校に入学するも一年で中退。1963年にチリのテレビ局で編集スタッフとして働く傍ら、同年に最初の短編『La maleta』を製作する。1965年からはメキシコのテレビ局にも勤務した。その後、チリに帰国し、1967年に長編処女作『El tango del viudo』を発表。2作目の『Tres tristes tigres』(1968年)は翌1969年ロカルノ国際映画祭金豹賞を受賞した。

その後も長編・短編を問わず矢継ぎ早に作品を発表していたが、1973年でチリでクーデターが発生するとフランスへ亡命。以後、パリを拠点に映画製作を行う。1999年にはマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』の最終篇となる『見出された時』をジョン・マルコヴィッチカトリーヌ・ドヌーヴエマニュエル・ベアールらを起用して映画化した。2010年の『ミステリーズ 運命のリスボン』は4時間を超える大作であった。

2011年8月19日、パリにて70歳で死去した[4]

作品

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長編劇映画のみ記載。短編、ドキュメンタリー、テレビ映画なども多数製作。
  • El tango del viudo (1967年)
  • Tres tristes tigres (1968年)
  • ¡Qué hacer! (1970年)
  • La colonia penal (1970年)
  • Nadie dijo nada (1971年)
  • Palomita blanca (1973年)
  • Palomilla brava (1973年)
  • El realismo socialista (1973年)
  • La expropiación (1974年)
  • Diálogos de exiliados (1975年)
  • La vocation suspendue (1978年)
  • L'hypothèse du tableau volé (1978年)
  • Jeux (1979年)
  • Images de débat (1979年)
  • Teletests (1980年)
  • Musée Dali (1980年)
  • Le borgne (1980年)
  • The Territory (1981年)
  • Het dak van de Walvis (1982年)
  • 水夫の3クラウン Les trois couronnes du matelot (1983年)
  • 海賊の街 La Ville de Pirates (1983年)
  • La ville de Paris (1983年)
  • Bérénice (1983年)
  • Point de fuite (1984年)
  • La présence réelle (1984年)
  • ロック公国/ジャゾンIII世 Régime sans pain (1985年)
  • アルマ橋で目覚めた男 L'éveillé du pont de l'Alma (1985年)
  • Treasure Island (1985年)
  • Mammame (1986年)
  • Richard III (1986年)
  • Dans un miroir (1986年)
  • 盲目の梟 La chouette aveugle (1987年)
  • Mémoire des apparences (1987年)
  • Le professeur Taranne (1987年)
  • Derrière le mur (1989年)
  • The Golden Boat (1990年)
  • La novela errante (1990年)
  • Basta la palabra (1991年)
  • L'oeil qui ment (1992年)
  • Miroirs de Tunisie (1993年)
  • ファドの調べ Fado majeur et mineur (1994年)
  • Viaggio clandestino - Vite di santi e di peccatori (1994年)
  • 三つの人生とたった一つの死 Trois vies & une seule mort (1996年)
  • 犯罪の系譜 Généalogies d'un crime (1997年)
  • 悪夢の破片 Shattered Image (1998年)
  • 見出された時-「失われた時を求めて」より- Le temps retrouvé, d'après l'oeuvre de Marcel Proust (1999年)
  • 夢の中での愛の闘い Combat d'amour en songe (2000年)
  • 無邪気さの喜劇 Comédie de l'innocence (2000年)
  • Les âmes fortes (2001年)
  • ある日 Ce jour-là (2003年)
  • Une place parmi les vivants (2003年)
  • Vertige de la page blanche (2003年)
  • Responso (2004年)
  • Días de campo (2004年)
  • Le domaine perdu (2005年)
  • クリムト Klimt (2006年)
  • 贈り物 Le Don (2007年) オムニバス『それぞれのシネマ』の一篇
  • Agathopedia (2008年)
  • La maison Nucingen (2008年)
  • El pasaporte amarillo (2009年)
  • A Closed Book (2010年)
  • ミステリーズ 運命のリスボン Mistérios de Lisboa (2010年)
  • 向かいにある夜 La noche de enfrente (2012年)

脚注

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外部リンク

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