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ハジロモリガモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハジロモリガモ
ハジロモリガモ
ハジロモリガモ Cairina scutulata
保全状況評価[a 1][a 2]
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: カモ目 Anseriformes
: カモ科 Anatidae
: バリケン属 Cairina
: ハジロモリガモ C. scutulata
学名
Cairina scutulata (Müller, 1842)
和名
ハジロモリガモ
英名
White-winged wood duck

ハジロモリガモCairina scutulata) は、カモ目カモ科バリケン属に分類される鳥類

分布

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インド北東部、インドネシアスマトラ島)、カンボジアタイベトナムミャンマーラオス[1][2][a 2]

絶滅した分布域

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インドネシア(ジャワ島)、マレーシア[1][a 2]

形態

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全長78センチメートル[1]。翼長オス36-40センチメートル、メス30.5-35.5センチメートル[2]。頭部から頸部の羽衣は白く[1]、後頭から頸部にかけて黒い斑点が入る[2]。胴体の羽衣は光沢がある緑黒色や暗褐色で[1]、体下面の羽衣は褐色[2]。小雨覆の色彩は白い[1]。次列風切の光沢(翼鏡)は灰青色[2]。三列風切の色彩は白く、羽毛の外縁(羽縁)が黒い[2]

虹彩は黄色や橙色[1][2]。嘴峰長6.2センチメートル[1]。嘴の色彩は黄色で、黒や褐色の斑紋が入る[1][2]。後肢の色彩は黄色[1][2]

オスは胸部の羽衣が白い[1]。メスは胸部上部までの羽衣が白い[1]

生態

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河川水田などに生息する[1][2]夜行性で、昼間は森林内の河川や大木の樹上で休む[1][2]。単独もしくは数羽からなる小規模な群れを形成して生活する[2]

繁殖形態は卵生。樹洞に巣を作り、飼育下では6-13個(平均10個)の卵を産んだ例がある[1][2]。抱卵期間は33-35日[1][2]

人間との関係

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開発や干拓による生息地の破壊、農薬による汚染、乱獲などにより生息数は減少している[1]

関連項目

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参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、62-63、183頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育 (ガンカモ目)』、財団法人東京動物園協会、1980年、42頁。

外部リンク

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  1. ^ CITES homepage
  2. ^ a b c The IUCN Red List of Threatened Species
    • BirdLife International 2008. Cairina scutulata. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.1.