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ドラマ甲子園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ドラマ甲子園(ドラマこうしえん)は、フジテレビが日本全国の高校生から公募する脚本の賞。

創設は2013年。年1回の募集で、募集期間はその年の8月30日 - 翌年の3月31日であったが、第6回より締め切りが5月6日に延期された。締め切りの2、3ヶ月後に結果が発表される。原則として大賞作品1編、佳作数編が選出され、大賞作品は主に夏休み期間を利用して自身が演出を務め映像化、佳作には記念品が贈呈される。映像化した大賞作品は1時間ドラマとしてフジテレビTWOにて、放映される。

応募資格は、高校に在学しており、演出を務める準備と覚悟があるものとしている。また、テーマは自由である。

2015年、第5回衛星放送協会オリジナル番組アワードで、オリジナル編成企画賞 最優秀賞を受賞[1]

受賞者・受賞作品一覧

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大賞 佳作 最終選考作品
2014
1
青山ななみ十七歳[2][3] 丸山美海「爆音依存症!!」[4]
鈴木あかり「閃光アーケード」
五十嵐紗英「僕たちの分も」
冨永哲平「リトルメモリー」
栗田陸「あ、どうも、はじめまして。スタントマンです。」
「教室に居座る怪物たち」
山崎連「F」
寺尾剛「BLUE」
奥村摩耶「誰が僕らを裁けるか」
2015
2
丸山美海[5][6]「なんでやねん受験生」[4] 五十嵐紗英「知りたい」[4]
2016
3
佐藤孝樹「変身」[7] 末岡滉弘「セイヤク」[7]
田中一光「初恋の詩」[7]
2017
4
栗林由子「青い鳥なんて」[8] 辻元新「線香花火」[8]
種村公誠「私のこと」[8]
橋野透弥「違法派遣」[8]
2018
5
宮嵜瑛太「キミの墓石を建てに行こう。」[9] 長尾光倫「なんて衝撃的なあなた」[9]
2019
6
伊藤佑里香「受験ゾンビ」[10] 彦坂美緒「花言葉は憧れ」
小野拓馬「針が重なり、ツバメ飛び立つ」
2020
7
平野水乙「言の葉」[11] 青葉美樹「アパシー記」

テレビドラマ

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受賞者自らが監督を務めてプロのスタッフとともに映像化し、フジテレビTWOで放送される。なお、2020年からは映像配信サービス「FOD」での配信も行われる[11]

脚注

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  1. ^ “「ドラマ甲子園」衛星放送協会アワードで最優秀賞!注目のキャストも発表”. 産経ニュース. (2015年7月31日). https://www.sankei.com/article/20150731-UMS6RFHXANPT3HLHFE6MRFDBKQ/ 2015年8月28日閲覧。 
  2. ^ “「ドラマ甲子園」第1回大賞受賞、17歳の高校生が初監督!”. 産経ニュース. (2014年8月14日). https://web.archive.org/web/20150529140958/http://www.sankei.com/entertainments/news/140814/ent1408140007-n1.html 2015年7月4日閲覧。 
  3. ^ a b 「ドラマ甲子園」大賞の現役高校生・青山ななみがドラマ監督初挑戦!「最高の17歳の夏になりました」”. テレビドガッチ (2014年8月15日). 2015年7月4日閲覧。
  4. ^ a b c “「第2回ドラマ甲子園」大賞作品発表!テレビドラマ化も”. SANSPO.COM. (2015年7月3日). https://www.sanspo.com/article/20150703-E2ZNWYGBQBL57KTYDJ7WDSOSBI/ 2015年7月4日閲覧。 
  5. ^ “ドラマ甲子園大賞の丸山さん「受験はダメだったが、撮影でそれ以上の経験」”. スポーツ報知. (2015年8月28日). オリジナルの2015年8月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150829061658/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20150828-OHT1T50031.html 2017年8月7日閲覧。 
  6. ^ “「第2回ドラマ甲子園」大賞の丸山美海「ミュージカルも書いてみたい」”. SANSPO.COM. (2015年8月27日). https://www.sanspo.com/article/20150827-GTLTYGJZEZMALE4ZSZQPK56J7Q/ 2016年8月21日閲覧。 
  7. ^ a b c “第3回「ドラマ甲子園」 初の男子高3生が大賞受賞”. 産経ニュース. (2016年7月8日). https://www.sankei.com/article/20160708-MTYAZGAJ2ZMOXI4MKOTCGKPX2M/ 2016年7月9日閲覧。 
  8. ^ a b c d 第4回『ドラマ甲子園』 東京都在住の17歳が大賞受賞”. ORICON NEWS. オリコン (2017年7月10日). 2017年8月7日閲覧。
  9. ^ a b ドラマ甲子園大賞・宮嵜さん、希望キャストは「名前が同じ瑛太さん」”. マイナビニュース. マイナビ (2018年6月29日). 2018年7月8日閲覧。
  10. ^ “『ドラマ甲子園』大賞は“真夜中のラブレター”のような作品「受験に悩んだ気持ちを込めた」”. ザテレビジョン (KADOKAWA). (2019年7月5日). https://thetv.jp/news/detail/196198/ 2019年8月9日閲覧。 
  11. ^ a b “ドラマ甲子園で史上最年少の16歳が大賞に輝く、自身の演出でドラマ化も”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年7月27日). https://natalie.mu/eiga/news/389334 2020年7月28日閲覧。 
  12. ^ たんぽぽ白鳥がドラマで試験官役、10代の監督に演技付けてもらった”. お笑いナタリー (2015年8月28日). 2015年9月5日閲覧。
  13. ^ 白洲迅「めっちゃ青春してる」『ドラマ甲子園』第2弾完成披露試写会”. テレビドガッチ (2015年8月27日). 2015年8月28日閲覧。
  14. ^ 戸塚純貴×堀井新太×松井愛莉(インタビュー)「戸塚純貴「女子との会話にムズムズしちゃいました」」『ザテレビジョン』、2016年8月19日https://thetv.jp/news/detail/84547/2016年8月21日閲覧 
  15. ^ a b 松井愛莉は「もっと可愛くなる」演技指南に困惑”. モデルプレス (2016年8月19日). 2016年8月21日閲覧。
  16. ^ “男子高校生脚本、監督作品クランクアップ 10・19放送決定”. 産経ニュース. (2016年8月19日). https://www.sankei.com/article/20160819-224QJJBOVFP4XDRVNY3KXXETGI/ 2016年8月21日閲覧。 
  17. ^ 男子高校生の脚本&監督ドラマ「変身」に戸塚純貴、堀井新太、松井愛莉が出演!”. インターネットTVガイド (2016年8月19日). 2016年8月21日閲覧。
  18. ^ “【フジテレビONE TWO NEXT】第4回ドラマ甲子園大賞受賞作品「青い鳥なんて」 10月22日(日)23:00〜23:50”. 産経ニュース. (2017年10月21日). https://www.sankei.com/article/20171021-MNGFKGEEA5JCJFQLL5JK5LPCHM/ 2017年10月25日閲覧。 
  19. ^ 主演は飯豊まりえ!現役高校生が監督・脚本の「ドラマ甲子園」大賞受賞作キャスト決定”. TV LIFE Web. 学研プラス (2017年8月2日). 2017年8月7日閲覧。
  20. ^ 磯村勇斗が「キミの墓石を建てに行こう。」でドラマ初主演、監督は19歳”. 映画ナタリー (2018年8月9日). 2018年8月9日閲覧。
  21. ^ “玉城ティナ主演「受験ゾンビ」放送、坂東龍汰や堀田真由も出演、柄本時生は13浪の役”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2019年8月7日). https://natalie.mu/eiga/news/342698 2019年8月9日閲覧。 
  22. ^ 【フジテレビ】「ドラマ甲子園」キャスト決定! 蒔田彩珠と桜田ひよりがダブル主演! 箭内夢菜、宮世琉弥、泉谷しげる等、豪華俳優陣が出演決定 第7回「ドラマ甲子園」大賞受賞作品『言の葉』』(プレスリリース)株式会社フジテレビジョン、2020年8月10日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000997.000000084.html2020年8月11日閲覧 
  23. ^ 【フジテレビ】第7回「ドラマ甲子園」大賞受賞作品『言の葉』10月19日(月) 0時FODにて配信スタート 10月31日(土)20時〜CS放送フジテレビTWOにて放送開始』(プレスリリース)フジテレビジョン、2020年9月11日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001007.000000084.html2020年9月12日閲覧 

外部リンク

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