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トム・ロギッチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トム・ロギッチ
名前
本名 トーマス・ピーター・ロギッチ
Tomas Petar Rogić[1]
Томас Петар Рогић
ラテン文字 Tom Rogić
キリル文字 Том Рогић
基本情報
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
セルビアの旗 セルビア
生年月日 (1992-12-16) 1992年12月16日(31歳)[1]
出身地 オーストラリア グリフィス
身長 189cm[2]
体重 89kg
選手情報
ポジション MF
利き足 右足
ユース
2007-2009 Woden Weston
2011 イングランドの旗 ナイキ・フットボール・アカデミー英語版
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2009-2010 オーストラリアの旗 ANU FC英語版 18 (5)
2011-2012 オーストラリアの旗 ベルコヌン・ユナイテッドFC英語版 6 (6)
2012-2013 オーストラリアの旗 セントラルコースト・マリナーズFC 24 (5)
2013-2022 スコットランドの旗 セルティックFC 177 (32)
2014 オーストラリアの旗 メルボルン・ビクトリーFC(loan) 8 (0)
2022-2023 イングランドの旗 WBA 20 (1)
通算 254 (49)
代表歴
2012 オーストラリアの旗 オーストラリア U-23 1 (0)
2012-2022 オーストラリアの旗 オーストラリア 53 (10)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

トム・ロギッチセルビア語: Том Рогић, 英語: Tom Rogić)ことトーマス・ピーター・ロギッチセルビア語: Томас Петар Рогић 発音: [tômaːs pětar rǒːgitɕ], 英語: Tomas Petar Rogić [ˈrɒɡɪ] ROG-itch[3]1992年12月16日 - )は、オーストラリアグリフィス出身の元サッカー選手。現役時代のポジションはMF。元オーストラリア代表

経歴

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セルビア系の家系に生まれたロギッチはオーストラリアのACTブルース(英語)にあるラドフォード大学(en)に進学した[4]

20歳の2013年1月13日、スコットランドの名門セルティックFCに加入し自身初の海外移籍を果たした[5]。同年2月3日のインヴァネス・カレドニアン・シッスルFC戦でリーグデビューを果たし、初得点も記録する[6]

その後はチームの主力として奮闘し、2016-17シーズンにはチームのリーグ6連覇の原動力にもなった。メディアではしきりにアーセナルFCフィオレンティーナバレンシアから勧誘されたと報じられたものの、ロギッチは2016年8月9日にセルティックと契約を更改し[7]、その翌日にスコティッシュリーグカップで対戦したマザウェルを5–0 で下した試合では2得点を挙げた[8]。さらにチャンピオンズ・リーグのプレーオフ戦を2016年8月17日に迎えると1ゴール目を入れてハポエル・ベエルシェバFCに先制し、チームはこの試合を5–2で勝つことになる[9]。同年11月27日にハムデン・パークで迎えたスコッティッシュリーグカップ決勝(en)ではアバディーンを3-0で破り、優勝する[10]

故障リスト期間中の2016年12月3日にファーパークで再びマザーウェルと当たると、セルティックが 4–3 で接戦を切り抜ける原動力となった[11]

シーズンもかなり進んだ2017年5月27日、ロギッチは2017年スコッティシュカップ(en)決勝戦となる対アバディーン戦で国内No. 1 の座をセルティックにもたらした[12]

セルティックとの契約更改は2018年5月に迎え、2023年初夏まで向こう5年は在籍することが決まった[13]。2021-22シーズンは同郷のアンジェ・ポステコグルー監督の元、リーグ戦32試合に出場したが、シーズン終了後に退団を発表した。

2022年9月12日、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCへの加入が発表された[14]

代表

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ロンドン五輪のオーストラリア代表として召集され、A代表には2012年11月14日に韓国代表との親善試合で代表デビューを飾る。

2018 FIFAワールドカップ・アジア予選の最終予選では、日本国内のサッカー紙でも警戒すべき選手として大々的に報じられていた[15]。2017年8月31日の日本代表戦では先発出場した[16]が、チームは敗れ、プレーオフに回ることになった。

プレースタイル

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主にトップ下などの中盤に入り、FWを活性化させる役割を担っている。パスの精度が高く、ボール一本で自由に味方を動かせるため、代表戦では他チームからも警戒される存在となっている[17]

個人成績

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2018年5月13日現在
クラブ シーズン リーグ カップ リーグカップ 国際大会 通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
セントラルコースト・マリナーズ 2011-12 12 2 0 0 4 0 16 2
2012-13 11 3 0 0 0 0 11 3
通算 23 5 0 0 0 0 4 0 27 5
セルティック 2012-13 8 0 0 0 0 0 0 0 8 0
2013-14 3 0 0 0 1 0 3 0 7 0
2014-15 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2015-16 30 8 2 1 2 1 5 0 39 10
2016-17 22 7 2 1 4 3 9 1 36 12
2017-18 23 5 3 1 3 0 13 2 42 8
通算 86 20 7 3 10 4 30 3 133 30
メルボルン・ビクトリー (loan) 2013-14 8 0 0 0 0 0 3 0 11 0
総通算 117 25 7 3 10 4 37 3 171 35

試合数

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国際Aマッチ 53試合 10得点(2012年-2022年)


オーストラリア代表国際Aマッチ
出場得点
2012 4 0
2013 4 0
2014 1 0
2015 4 2
2016 10 3
2017 10 2
2018 9 1
2019 5 1
2021 4 0
2022 2 1
通算 53 10

タイトル

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セルティックFC

脚注

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  1. ^ a b FIFA Confederations Cup Russia 2017: List of players: Australia”. FIFA. p. 1 (2 July 2017). 24 July 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。21 July 2017閲覧。
  2. ^ 2018 FIFA World Cup Russia: List of players”. FIFA. p. 2. 19 June 2018閲覧。
  3. ^ FOX Soccer (19 June 2017), Tomas Rogic makes it 1–1 for Australia vs. Germany | 2017 FIFA Confederations Cup Highlights, https://www.youtube.com/watch?v=Xxr6CPJLj0Y&t=3s 17 November 2017閲覧。 
  4. ^ Sebastian Hassett (28 March 2014). “Tom Rogic: From A-League to Zizou”. Sydney Morning Herald. 13 December 2014閲覧。
  5. ^ Celtic will sign Tomas Rogic from Central Coast Mariners” (英語). Sky Sports. 2017年9月10日閲覧。
  6. ^ LTD, Digital Sports Group. “Celtic's Tom Rogic - From Nike Academy to Australian national team” (英語). sport.co.uk. 2017年9月10日閲覧。
  7. ^ Rogic re-signs with Celtic despite reported interest from other clubs”. The World Game. Special Broadcasting Service. 9 August 2016閲覧。
  8. ^ Swales, Andy (10 August 2016). “Celtic 5 – 0 Motherwell – Match Report & Highlights”. Sky Sports (Sky UK). http://www.skysports.com/football/celtic-vs-motherwell/366667 17 August 2016閲覧。 
  9. ^ Esplin, Ronnie (17 August 2016). “Celtic vs Hapoel Be'er Sheva match report: Brendan Rodgers' side take step closer to Champions League group stage”. The Independent. https://www.independent.co.uk/sport/football/european/celtic-vs-hapoel-beer-sheva-match-report-brendan-rodgers-side-take-step-closer-to-champions-league-a7196451.html 17 August 2016閲覧。 
  10. ^ English, Tom (27 November 2016). “Aberdeen 0–3 Celtic”. BBC Online (BBC Sport). https://www.bbc.co.uk/sport/football/38110297 27 May 2017閲覧。 
  11. ^ English, Tom (3 December 2016). “Motherwell 3–4 Celtic”. BBC Online (BBC Sport). https://www.bbc.co.uk/sport/football/38113702 3 December 2016閲覧。 
  12. ^ English, Tom (27 May 2017). “Celtic 2–1 Aberdeen”. BBC Online (BBC Sport). https://www.bbc.co.uk/sport/football/39984102 27 May 2017閲覧。 
  13. ^ “Tom Rogic signs new five-year Celtic deal”. BBC Sport. (17 May 2018). https://www.bbc.com/sport/football/44160537 
  14. ^ AUSTRALIA INTERNATIONAL TOM ROGIC JOINS ALBION”. 2022年9月13日閲覧。
  15. ^ 豪州代表、ケーヒルだけではない要注意選手。欧州で雄飛する4人の“新世代”。日豪戦も「恐るるに足らず」”. www.footballchannel.jp. フットボールチャンネル (2016年10月8日). 2017年9月10日閲覧。
  16. ^ 日本vsオーストラリア スタメン発表”. web.gekisaka.jp. ゲキサカ. 2017年9月10日閲覧。
  17. ^ 河治良幸 (2017年8月23日). “W杯出場に試練…ハリルJ守備陣は豪州の“超アジア級攻撃”に耐えられるか?”. AERA dot. (アエラドット). 朝日新聞. 2017年9月10日閲覧。

外部リンク

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