コンテンツにスキップ

ウォンビン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウォン・ビンから転送)
ウォンビン
원빈
원빈
2011年 ウォンビン
生年月日 (1977-11-10) 1977年11月10日(47歳)
出生地 大韓民国の旗 韓国 江原道旌善郡餘糧面
国籍 大韓民国の旗 韓国
身長 178cm
血液型 O型
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 1996年 -
配偶者 イ・ナヨン(2015年 - )
事務所 Eden 9
テンプレートを表示
ウォンビン
各種表記
ハングル 원빈
漢字 元斌
発音 ウォンビン
ローマ字 Won Bin
テンプレートを表示

ウォンビン: 원빈1977年11月10日 - )は、韓国男優大韓民国江原道旌善郡餘糧面(ヨリャンミョン)出身。身長178cm(公称)。本貫金海金氏[1]。本名はキム・ドジン(김도진、金道振)[2]

日本では韓流ブームの立役者の一人といわれ、ブーム黎明期には韓流四天王の一人として報道された[注釈 1]

略歴

[編集]

江原道旌善郡餘糧面に2男3女の末っ子として生まれる。春川機械工業高校(江原道春川市)、百済芸術大学を経て、龍仁大学校演劇映画科に編入・卒業し、同大学芸術大学院映画学科在学中。芸能界入りする前は、故郷で自動車整備士をしていた。

1996年にケーブルテレビ局第一放送の公採3期オーディションに合格しデビュー。それを見ていた、韓国で最も著名なファッションデザイナーアンドレ・キムの目に止まり芸能界デビュー。当初は2000年のドラマ『秋の童話』が大ヒットしブレイク。日本においては一時ホリプロに所属し、2002年に日韓合作ドラマ『フレンズ』の主演を務め、2005年にはIT関連企業「フォーバル」のCMに出演した。

2005年11月29日、韓国の徴兵制度により江原道春川陸軍102補充隊に入隊するが、以前から痛めていたひざの病状が悪化し、「左側ひざ十字靭帯(じんたい)部分断裂」との診断を受け2006年4月に手術。「兵役継続は困難」と判断されたため、同年6月7日に除隊、しばらくの間リハビリに専念する。

2009年、ポン・ジュノ監督の『母なる証明』(原題:마더-Mother-)において復帰を果たす。2010年公開の主演映画『アジョシ』(原題:아저씨=-おじさん-)が同年度の韓国興行収入1位を記録[3]し、自身も大鐘賞の男優主演賞を獲得した。

2013年から女優のイ・ナヨンと交際し、2015年5月に結婚[4]。12月に第一子となる長男が誕生した[5]

出演

[編集]

映画

[編集]

テレビドラマ

[編集]

CM・広告

[編集]

韓国

[編集]
  • ジオジア(2001年 - 2005年、2008年) - ファッションブランドの広告モデル[6]
  • ウリィ銀行(2002年 - 2005年)[7][8]
  • LG電子「サイオン」(2005年) - 「サイオン・アイディア」キャンペーンモデル[9]
  • 韓国任天堂Wii Sports」(2008年)[10]
  • 東西食品「マキシムT.O.P」(2008年 - )[11]
  • HANG TEN(2010年 - 2011年)[12]
  • CUCKOO(2010年 - 2013年)[13]
  • Basic House(2011年 - 2013年)[14]
  • SKテレコム「4G LTE」(2011年 - 2012年)[15]
  • CHRIS.CHRISTY(2011年 - 2014年) - ファッションブランドの広告モデル[16]
  • K2(2011年 - 2012年)[17]
  • 現代自動車「ソナタ ハイブリッド」(2012年)
  • ユニセフコリア(2012年)[18]
  • TOUS les JOURS(2012年)[19]
  • CENTERPOLE(2013年 - 2014年)[20]
  • BIOTHERM HOMME(2013年 - )[21]
  • JD GAMES(2017年 - 2018年)
  • CHERISH(2018年 - )[22]
  • SHINSUNG TONGSANG「OLZEN」(2018年 - )[23]
  • JEAN-MICHEL BASQUIAT(2018年 - ) - ゴルフウェアブランドの広告モデル[24]

日本

[編集]

DVD

[編集]
  • BINUS(2006年)
  • I LOVE YOU(2010年)
  • Bittersweet Nostalgia(2012年)

社会貢献活動

[編集]
  • ユニセフ韓国委員会特別代表(2007年 - 2012年)[27]

書籍

[編集]

写真集

[編集]
  • dream in HEAVEN(2002年)
  • WWW (Wonbin Wide pinup Web)(2002年)
  • 28 day'n year Wonbin(2005年)
  • Dear Wonbin/ウォンビンへの手紙(2006年)

受賞歴

[編集]
  • KBS演技大賞 - 新人賞(1999年、『コッチ』)[28]
  • KBS演技大賞 - 優秀演技賞(2000年、『秋の童話』)[29]
  • 第16回コリアベストドレッサー賞 - 男性タレント部門ベストドレッサー賞(2000年)
  • 第37回百想芸術大賞 - TV部門新人演技賞(2001年、『秋の童話』)[30]
  • 第27回黄金撮影賞 - 新人男優賞(2004年、『ブラザーフッド』)[31]
  • 第12回春史羅雲奎映画芸術祭 - 新人男優賞(2004年、『ブラザーフッド』)[32]
  • 韓国建築文化大賞 - 国土海洋部長官賞(2008年)[33][34][35]
  • 第4回アンドレ・キムベストスターアワード - スター賞(2009年)
  • 第47回大鐘賞 - 主演男優賞(2010年、『アジョシ』)
  • 第47回大鐘賞 - 人気男優賞(2010年、『アジョシ』)
  • 第31回青龍映画賞 - 人気スター賞(2010年、『アジョシ』)
  • 第8回大韓民国映画大賞 - 主演男優賞(2010年、『アジョシ』)
  • 第6回大韓民国大学映画祭 - 主演男優賞(2010年、『アジョシ』)
  • CINE21映画賞 - 今年の俳優賞(2010年、『アジョシ』)
  • 第2回映画記者協会選定 今年の映画賞 - 主演男優賞(2011年、『アジョシ』)
  • 第8回マックスムービー今年の映画賞 - 最高の男優賞(2011年、『アジョシ』)
  • 第48回大鐘賞 - 人気賞(2011年)
  • 第11回大韓民国青少年映画祭 - 男優部門人気映画人賞(2011年)
  • 第22回日本ジュエリーベストドレッサー賞 - 男性部門特別賞(2011年)[36]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 「“韓流四天王”と呼ばれる(中略)ウォンビン(中略)などが韓流の代表的なスターである。」 (キム・ギョンウク 「韓流ブームと韓国映画」、キム・ミヒョン責任編集 『韓国映画史』 キネマ旬報社、2010年、409頁)。引用者注:「この数年間」(本書の韓国版初版は2006年刊)の「韓流ブーム」の「代表的なスター」としてあげた8人のうちの1人。

出典

[編集]
  1. ^ 스카이데일리, 2000년 한반도 혈족 410만 총본산 ‘충무로 85억’”. www.skyedaily.com (2016年4月29日). 2022年11月14日閲覧。
  2. ^ Wonbin's Profile” (朝鮮語). 원빈 공식싸이트. WONBINUS. 2008年10月14日閲覧。
  3. ^ ウォンビン、9月にクランクイン”. Chosun Online. 朝鮮日報日本語版 (2008年7月1日). 2008年10月14日閲覧。
  4. ^ 韓流四天王ウォンビンに第1子、妻イ・ナヨンが妊娠”. 日刊スポーツ (2015年8月3日). 2015年8月5日閲覧。
  5. ^ ウォンビン&イ・ナヨン夫妻、第1子誕生前の姿が話題“遠くからでもビジュアルカップル””. wowKoreaトップ (2015年12月24日). 2021年3月7日閲覧。
  6. ^ ウォンビン、約3年ぶりに活動再開”. Japanese JoongAngIlbo(中央日報日本語版). ジョインスドットコム (2008年1月23日). 2008年10月14日閲覧。
  7. ^ 은행권 “이미지 높이자” 광고전 치열” (朝鮮語). 네이버 뉴스. NHN (2004年3月7日). 2008年10月14日閲覧。
  8. ^ `은행들 이번엔 TV 광고전'” (朝鮮語). 네이버 뉴스. NHN (2005年4月13日). 2008年10月14日閲覧。
  9. ^ ウォンビン&キム・テヒ、携帯CMで「ボケ」披露”. Chosun Online. 朝鮮日報日本語版 (2005年6月22日). 2008年10月14日閲覧。
  10. ^ ウォンビン、任天堂「Wii」 CMモデルに”. Japanese JoongAngIlbo(中央日報日本語版). ジョインスドットコム (2008年4月21日). 2008年10月14日閲覧。
  11. ^ ウォンビンのエスプレッソはどんな味?”. Chosun Online. 朝鮮日報日本語版 (2008年7月1日). 2008年10月14日閲覧。
  12. ^ “ウォンビン HANG TEN韓国モデルに決定”. WoW!Korea. (2010年1月19日). http://www.wowkorea.jp/news/enter/2010/0119/10066677.html 2019年3月25日閲覧。 
  13. ^ “ウォンビン 女性ターゲットの家電メーカー新モデルへ”. WoW!Korea. (2010年9月7日). http://www.wowkorea.jp/news/enter/2010/0907/10074510.html 2019年3月25日閲覧。 
  14. ^ “ウォンビン&ムン・グニョン 「Basic House」広告モデルへ”. WoW!Korea. (2011年1月13日). http://www.wowkorea.jp/news/enter/2011/0113/10079017.html 2019年3月25日閲覧。 
  15. ^ “ウォンビン SKテレコム新モデルに決定”. WoW!Korea. (2011年3月3日). http://www.wowkorea.jp/news/enter/2011/0303/10080815.html 2019年3月25日閲覧。 
  16. ^ “ウォンビン“もしかして彫刻?””. Kstyle. (2012年2月2日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1936727 2019年3月25日閲覧。 
  17. ^ “俳優ウォンビン、男らしさ満点の魅力で女心をキャッチ!”. 中央日報日本語版. (2012年2月16日). https://web.archive.org/web/20190327162120/https://s.japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=148358 2019年3月24日閲覧。 
  18. ^ “ウォンビン、ユニセフ後援の広告モデルで“温かい姿””. Kstyle. (2012年10月19日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1954332 2019年3月25日閲覧。 
  19. ^ “ウォンビン vs キム・スヒョン、CMで魅力対決“互角の勝負””. Kstyle. (2012年11月13日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1956286 2019年3月25日閲覧。 
  20. ^ “ウォンビン&「f(x)」ビクトリア、アウトドアブランドCENTERPOLEのモデルに”. WoW!Korea. (2013年2月5日). http://www.wowkorea.jp/news/enter/2013/0205/10108456.html 2019年3月25日閲覧。 
  21. ^ “ウォンビン、男性化粧品「BIOTHERM」モデルに抜てき”. WoW!Korea. (2012年12月17日). http://www.wowkorea.jp/news/enter/2012/1217/10106592.html 2019年3月25日閲覧。 
  22. ^ 【韓国CM】ウォンビン、チェリッシュ CF 公開”. WoW!Korea (2018年2月23日). 2019年3月23日閲覧。
  23. ^ “紳士服ブランド「OLZEN」、俳優ウォンビンを広告モデルに抜てき”. WoW!Korea. (2018年7月17日). http://www.wowkorea.jp/news/korea/2018/0717/10216794.html 2019年3月25日閲覧。 
  24. ^ ““元祖・顔の天才”ウォンビン、ゴルフウェア画報も完ぺきなビジュアル=韓国”. WoW!Korea. (2018年11月7日). http://www.wowkorea.jp/news/korea/2018/1107/10223574.html 2019年3月23日閲覧。 
  25. ^ ウォンビンが日本のIT企業CMに出演”. Chosun Online. 朝鮮日報日本語版 (2004年12月16日). 2008年10月14日閲覧。
  26. ^ “ウォンビン、ビール「hite d」の日本モデルに抜てき”. WoW!Korea. (2011年7月14日). http://www.wowkorea.jp/news/enter/2011/0714/10086277.html 2019年3月25日閲覧。 
  27. ^ “韓国の人気俳優ウォンビン氏 ユニセフ特別代表に 世界の子どもたちを応援!”. 日本ユニセフ協会. (2007年9月6日). https://www.unicef.or.jp/children/children_now/korea/sek_kor01.html 2019年3月25日閲覧。 
  28. ^ "KBS저널 2000년 1월호"” (朝鮮語). 한국방송공사. 2008年10月14日閲覧。
  29. ^ KBS JOURNAL [JANUARY 2001]” (朝鮮語). 한국방송공사. 2008年10月14日閲覧。
  30. ^ 제 44회 백상예술대상” (朝鮮語). 원빈 공식싸이트. 중앙엔터테인먼트앤드스포츠. 2008年10月14日閲覧。
  31. ^ 원빈.김효진, 촬영감독이 뽑은 신인상” (朝鮮語). 네이버 뉴스. NHN (2004年3月24日). 2008年10月14日閲覧。
  32. ^ 역대수상작 수상작리스트” (朝鮮語). 제16회 이천 춘사 대상영화제. 2008年10月14日閲覧。
  33. ^ 韓国国土海洋部、大韓建築士協会、ソウル経済新聞社が主催する「2008韓国建築文化大賞」において、ウォンビンが両親のために建築した住居が竣工建築物部門の本賞(一般住居部門)を受賞し、ウォンビンも建築主として表彰を受けた。
  34. ^ 2008한국건축문화대상 수상자” (朝鮮語). 한국건축문화대상. 대한건축사협회. 2008年10月14日閲覧。
  35. ^ ウォンビンの両親の家が建築文化大賞に”. Chosun Online. 朝鮮日報日本語版 (2008年10月13日). 2008年10月14日閲覧。
  36. ^ “ウォンビン 日本ジュエリーベストドレッサー賞受賞”. WoW!Korea. (2010年10月22日). http://www.wowkorea.jp/news/enter/2010/1022/10076018.html 2019年3月25日閲覧。 

外部リンク

[編集]