真室川町
山形県最上郡にある町
真室川町(まむろがわまち)は、山形県の北部にある人口約7千人の町。秋田県と接する。町域の大部分が森林で占められ、古より林業の町として栄えた。
まむろがわまち 真室川町 | |||||
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真室川まつり・真室川音頭によるパレード | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 山形県 | ||||
郡 | 最上郡 | ||||
市町村コード | 06364-9 | ||||
法人番号 | 6000020063649 | ||||
面積 |
374.22km2 | ||||
総人口 |
6,365人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 17人/km2 | ||||
隣接自治体 |
新庄市、酒田市、最上郡金山町、鮭川村 秋田県:湯沢市、由利本荘市 | ||||
町の木 | 梅の木 | ||||
町の花 | 梅の花 | ||||
真室川町役場 | |||||
町長 | 新田隆治 | ||||
所在地 |
〒999-5312 山形県最上郡真室川町大字新町124番4[1] 北緯38度51分28秒 東経140度15分08秒 / 北緯38.85789度 東経140.25231度座標: 北緯38度51分28秒 東経140度15分08秒 / 北緯38.85789度 東経140.25231度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
編集新庄盆地の北部に位置する。町の西部から北部にかけ出羽山地の山々が、北東に奥羽山脈の神室連峰が連なっており、平野部は鮭川と真室川が合流する町南部に広がる。真室川町は山形県の北の玄関口であり、北部の雄勝峠を通る奥羽本線や国道13号によって秋田県と結ばれている。
- 山
- 丁岳 (1145.6m)、大森山 (1077.7m)、萱森 (1070m)、黒森 (1057.7m)、雁唐山 (1044.9m)、加無山 (997.2m)、甑山 (981.4m)、弁慶山 (886.7m)、日山 (293.6m)
- 峠
- 河川
- 湖沼
気候
編集寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されている。
差首鍋(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 12.4 (54.3) |
13.8 (56.8) |
18.5 (65.3) |
29.2 (84.6) |
32.6 (90.7) |
32.2 (90) |
35.9 (96.6) |
36.1 (97) |
34.2 (93.6) |
28.1 (82.6) |
21.2 (70.2) |
18.2 (64.8) |
36.1 (97) |
平均最高気温 °C (°F) | 1.9 (35.4) |
2.9 (37.2) |
6.4 (43.5) |
13.4 (56.1) |
20.1 (68.2) |
23.9 (75) |
27.0 (80.6) |
28.6 (83.5) |
24.3 (75.7) |
17.8 (64) |
10.7 (51.3) |
4.2 (39.6) |
15.1 (59.2) |
日平均気温 °C (°F) | −1.0 (30.2) |
−0.7 (30.7) |
1.6 (34.9) |
7.0 (44.6) |
13.8 (56.8) |
18.4 (65.1) |
22.2 (72) |
23.2 (73.8) |
18.9 (66) |
12.2 (54) |
6.0 (42.8) |
1.1 (34) |
10.2 (50.4) |
平均最低気温 °C (°F) | −3.9 (25) |
−4.1 (24.6) |
−2.3 (27.9) |
1.5 (34.7) |
8.1 (46.6) |
13.5 (56.3) |
18.3 (64.9) |
19.1 (66.4) |
14.8 (58.6) |
7.9 (46.2) |
2.3 (36.1) |
−1.5 (29.3) |
6.1 (43) |
最低気温記録 °C (°F) | −14.6 (5.7) |
−15.1 (4.8) |
−16.0 (3.2) |
−7.9 (17.8) |
−0.6 (30.9) |
3.1 (37.6) |
8.3 (46.9) |
9.5 (49.1) |
3.7 (38.7) |
−1.5 (29.3) |
−5.7 (21.7) |
−13.5 (7.7) |
−16.0 (3.2) |
降水量 mm (inch) | 270.7 (10.657) |
196.1 (7.72) |
181.1 (7.13) |
154.5 (6.083) |
180.5 (7.106) |
189.8 (7.472) |
339.7 (13.374) |
275.4 (10.843) |
198.2 (7.803) |
228.7 (9.004) |
286.1 (11.264) |
310.0 (12.205) |
2,810.9 (110.665) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 25.5 | 21.9 | 19.5 | 14.8 | 13.0 | 11.9 | 15.0 | 13.2 | 14.4 | 15.9 | 20.0 | 24.7 | 209.8 |
平均月間日照時間 | 35.4 | 54.8 | 102.6 | 152.5 | 192.0 | 165.8 | 138.4 | 174.7 | 131.6 | 115.2 | 74.8 | 37.9 | 1,378.3 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[2] |
歴史
編集- 1563年(永禄6年) - 鮭延秀綱が内町の鮭川の高台に、鮭延城を築城。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 真室川村、及位村(のぞきむら)、安楽城村(あらきむら)が成立。
- 1904年(明治37年)10月21日 - 国鉄奥羽本線の新庄駅 - 院内駅間開業により現町域に鉄道開通。
- 1950年(昭和25年)4月1日 - 真室川村が町制施行[3]。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - (旧)真室川町、及位村、安楽城村の1町2村が合併し、現在の真室川町誕生[3]。
- 1975年(昭和50年)8月6日 - 8.6水害発生。
- 2004年(平成16年)2月21日 - 24日 - 山形もがみ冬季国体開催(クロスカントリースキー競技)。
- 2020年(令和3年)1月4日 - 旧役場庁舎の老朽化に伴い、町役場新庁舎が完成し業務を開始[1]。
行政
編集歴代町長
編集姉妹都市
編集行政機関
編集経済
編集- 商業は新庄市への依存が見られるが、町中心部にもある程度の商業施設が揃っている。
- 基幹産業である農業では、食味で全国上位を続けて受賞している米やたらの芽などのブランド化に取り組んでいる。
- 1970年代までは冬季に出稼ぎに行く者が多く、町に入るタバコ税が減少(年間約1700万円の収入予定が約1400万円に減)することもあった[4]。
就業人口
編集産業
編集名物・特産品
郵便局
編集- 真室川郵便局(集配局)
- 安楽城郵便局
- 及位郵便局
- 釜渕郵便局
- 大滝簡易郵便局
- 川ノ内簡易郵便局
金融機関
編集地域
編集人口
編集真室川町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 真室川町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 真室川町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
真室川町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
医療・健康
編集- ヘルスケアセンターまむろ川(真室川町立病院)
- 悠悠(特別養護老人ホーム)
- 真室川町総合運動公園
文化施設
編集- 真室川町立歴史民俗資料館(世界的版画家である中川木鈴の作品等を展示)
- 山形県立神室少年自然の家
- ふるさと伝承館
- うるしセンター[5]
教育機関
編集- 高等学校
- 中学校
- 小学校
- 真室川町立真室川小学校
- 真室川町立真室川あさひ小学校 - 2012年4月開校[6]。
- 真室川町立真室川北部小学校 - 2007年4月1日開校[注釈 2]
- 真室川町立大滝小学校 - 2007年3月31日閉校 真室川町立真室川北部小学校に統合
- 真室川町立釜渕小学校 - 2007年3月31日閉校 真室川町立真室川北部小学校に統合
- 真室川町立及位小学校 - 2007年3月31日閉校 真室川町立真室川北部小学校に統合
- 真室川町立小又小学校 - 2007年3月31日閉校 真室川町立真室川北部小学校に統合
交通
編集鉄道路線
編集路線バス
編集町内を走る路線バスは計6路線。真室川町営バス5路線[7][8]のほか、鮭川村営バスの日下 - 真室川線[9]が乗り入れている。
町営バスの料金は各路線一律200円、定期券が全路線月額2,000円となっている(2010年(平成22年)4月1日変更[10])。回数券および定期券は役場や各地区総合施設で販売し、また回数券はバス車内でも販売している[11]。
日曜・祝日・12月30日 - 1月3日は全路線が運休となる[11]。
- 真室川町路線バス(真室川町営バス)
- 東循環線
- 西循環線
- 高坂線
- 及位線
- 金山線
- 鮭川村営バス
- 日下 - 真室川線
道路
編集- 高速道路
- 一般国道
- 主要地方道
- 一般県道
- 山形県道192号釜渕中田線
- 山形県道319号赤坂真室川線
- 山形県道320号仁田山平岡線
- 山形県道321号蟻喰羽前豊里停車場線
- 山形県道322号砂子沢小又釜渕線
- 山形県道324号平岡日当線
- 山形県道377号西郡居口線
- 広域農道
空港
編集- 旧大日本帝国陸軍真室川飛行場
戦前、野々村集落に存在していた練習用飛行場。1940年(昭和15年)、旧日本軍のパイロットの訓練場として整備された[12]。戦争末期には、アメリカ海軍のグラマン艦上戦闘機による空襲を受け6人が死亡した[12]。飛行場跡は現在、真室川総合運動公園や山形県立新庄神室産業高等学校真室川校の敷地になっている[13]。
観光
編集祭事・イベント
編集- 4月
- 真室川梅まつり
- 7月
- 真室川音頭全国大会
- 真室川ブギウギ音楽祭
- 8月
- 真室川まつり
- 10月
- 巨木の森コンサート
- 番楽フェスティバル
名所・レジャー
編集寺社・旧跡
編集郷土芸能
編集縁のある有名人
編集ドキュメンタリー
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b “広報まむろがわ 2021年1月号”. p. 8. 2024年8月18日閲覧。
- ^ “差首鍋 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2023年2月22日閲覧。
- ^ a b 楽々除雪 雪国の住み良い生活環境をめざして - 国土交通省東北地方整備局、2024年9月19日閲覧。
- ^ 青鉛筆『朝日新聞』1970年(昭和45年)11月21日朝刊 12版 23面
- ^ うるしセンター- 真室川町
- ^ a b c d 真室川町立真室川あさひ小学校
- ^ 真室川町営バス時刻表(表)令和2年3月14日改正 (PDF)
- ^ 真室川町営バス時刻表(裏)令和2年3月14日改正 (PDF)
- ^ “鮭川村 バス・交通情報”. 鮭川村. 2021年3月17日閲覧。
- ^ “真室川町路線バス時刻表(平成22年4月1日改正)”. 真室川町. 2010年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月17日閲覧。
- ^ a b “路線バス時刻表改正(令和2年3月14日改正)、フリー乗降のお知らせ”. 真室川町役場. 2021年3月17日閲覧。
- ^ a b “「真室川飛行場」の歴史を紹介”. NHK NEWS WEB. (2014年7月26日) 2017年9月28日閲覧。archive.is
- ^ Google Map
- ^ 野々村ため池- 山形県観光情報ポータル
- ^ “わらべ唄とふきのとう〜山形・真室川町〜”. NHK (2021年12月19日). 2021年12月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月19日閲覧。