木屋瀬
木屋瀬(こやのせ)は、福岡県北九州市八幡西区の地名。木屋瀬一丁目から五丁目の町がある。住居表示実施済み。郵便番号は807-1261。
木屋瀬 | |
---|---|
北緯33度46分44.90秒 東経130度43分24.42秒 / 北緯33.7791389度 東経130.7234500度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 福岡県 |
市町村 | 北九州市 |
区 | 八幡西区 |
町名制定 | 1988年(昭和63年)6月1日 |
人口 | |
• 合計 | 4,290人 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
807-1261[2] |
市外局番 | 093 (北九州MA)[3] |
ナンバープレート | 北九州 |
地理
編集八幡西区の南西端に位置し、北に大字木屋瀬,楠橋西、北東に真名子,東に木屋瀬東に接し、南から西に直方市と接する。
河川
編集地域の特徴
編集町域の西縁を遠賀川が北流し、並行して県道73号直方水巻線が走る。東縁に沿って流川が北流し、笹尾川に合流して北東縁を流れる。西端中央部から県道73号を交差して北東方向に県道280号植木上上津役線が走り、町域の北部を九州縦貫自動車道が高架で東西に走る。北端を山陽新幹線が掠め、高架をくぐって南北に筑豊電気鉄道線が走り、一丁目に新木屋瀬駅が、一丁目と五丁目を跨いで木屋瀬駅がある。市街地であり、木屋瀬三丁目から四丁目までにかけて宿場町木屋瀬宿の名残として古い町並みが続く。一丁目にサンリブ木屋瀬、三丁目に木屋瀬新町公民館,木屋瀬保育園,永源寺,浄土真宗本願寺派西元寺,須賀神社、四丁目に感田町公民館,興玉社、五丁目に木屋瀬郵便局がある。
歴史
編集江戸時代に長崎街道の宿場町の木屋瀬宿として栄え、筑前六宿の1つに数えられていた。この辺りには大字木屋瀬の字、久保屋敷,市道,芝原,中道などがあり、公園の名として残っている[4]。
地名の由来
編集浄土宗鎮西派の祖、聖光房弁長が穂波郡明星寺の再建の時、豊後国臼杵氏から寄進を受けた木材を芦屋から川で運び、この地の川岸に木屋を設けて保管したことにちなむ[5]という説の他、和名抄に遠賀郡木夜郷という地名の記載があり、文明年間に宗祇が記した筑紫道記に木屋の関との記載があることから、木屋は木夜郷の名残で、瀬は関が転訛したものという説もある[6][注 1]。
沿革
編集町名の変遷
編集実施内容 | 実施年月日 | 実施後 | 実施前 |
---|---|---|---|
町名新設 住居表示 |
1988年(昭和63年)6月1日 | 木屋瀬一丁目 | 大字木屋瀬,大字楠橋の各一部[7] |
木屋瀬二丁目 | 大字木屋瀬の一部[7] | ||
木屋瀬三丁目 | 大字木屋瀬の一部[7] | ||
木屋瀬四丁目 | 大字木屋瀬の一部[7] | ||
木屋瀬五丁目 | 大字木屋瀬の一部[7] |
世帯数と人口
編集2024年(令和6年)3月31日現在(北九州市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
木屋瀬一丁目 | 332世帯 | 709人 |
木屋瀬二丁目 | 680世帯 | 1,340人 |
木屋瀬三丁目 | 287世帯 | 524人 |
木屋瀬四丁目 | 411世帯 | 831人 |
木屋瀬五丁目 | 419世帯 | 886人 |
計 | 2,129世帯 | 4,290人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
1995年(平成7年) | 3,594人 | [8] | |
2000年(平成12年) | 3,781人 | [9] | |
2005年(平成17年) | 3,958人 | [10] | |
2010年(平成22年) | 4,175人 | [11] | |
2015年(平成27年) | 4,273人 | [12] | |
2020年(令和2年) | 4,288人 | [13] |
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
1995年(平成7年) | 1,161世帯 | [8] | |
2000年(平成12年) | 1,344世帯 | [9] | |
2005年(平成17年) | 1,400世帯 | [10] | |
2010年(平成22年) | 1,619世帯 | [11] | |
2015年(平成27年) | 1,725世帯 | [12] | |
2020年(令和2年) | 1,793世帯 | [13] |
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[14]。
町 | 街区 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
木屋瀬一丁目 | 1番 | 北九州市立楠橋小学校 | 北九州市立香月中学校 |
木屋瀬一丁目 | 2 - 27番 | 北九州市立木屋瀬小学校 | 北九州市立木屋瀬中学校 |
木屋瀬二丁目 | 全域 | ||
木屋瀬三丁目 | 全域 | ||
木屋瀬四丁目 | 全域 | ||
木屋瀬五丁目 | 全域 |
交通
編集鉄道
編集- 筑豊電気鉄道
- 木屋瀬駅
- 新木屋瀬駅
バス
編集運行事業者 | 停留所 | 系統 |
---|---|---|
おでかけ交通 (運行:第一観光バス) |
新地 | |
木屋瀬三丁目 | ||
木屋瀬電停前 |
道路
編集- 県道73号直方水巻線
- 県道280号植木上上津役線
施設
編集公共施設
編集- 木屋瀬新町公民館
- 感田町公民館
金融機関
編集- 木屋瀬郵便局
商業施設
編集- サンリブ木屋瀬
社会福祉施設
編集- 木屋瀬保育園
文化施設
編集- 旧高崎家住宅
- 江戸あかりの民藝館
- 北九州市立長崎街道木屋瀬宿記念館
- 筑前木屋瀬祇園山笠会館
- みちの郷土史料館
寺社
編集- 永源寺
- 浄土真宗本願寺派西元寺
- 須賀神社
- 興玉社
公園
編集- 扇天満公園
- 久保屋敷公園
- 木屋瀬北公園
- 木屋瀬一丁目公園
- 木屋瀬二丁目公園
- 市道公園
- 芝原公園
- 須賀公園
- 中道公園
- 真名子公園
その他
編集- ピアスペース のーてぃす
脚注
編集注釈
編集- ^ 角川日本地名大辞典においても、和名抄に既に木屋の名があることに言及している。
出典
編集- ^ a b “北九州市の人口(町別)#八幡西区” (XLS). 北九州市 (2024年4月19日). 2024年8月9日閲覧。
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2023年7月17日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2023年7月17日閲覧。
- ^ 八幡市史編纂委員会『八幡市史 続編』八幡市役所、1959年3月30日、886頁。
- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 40.福岡県』角川書店、1988年、594,595頁。ISBN 4040014006。
- ^ 郷土史研究会『八幡市内の地名と伝説』1960年12月1日、49頁。
- ^ a b c d e f “北九州市政だより 昭和63年6月1日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ “北九州市立小学校・中学校 通学区域検索”. 北九州市教育委員会 総務部企画調整課 (2022年5月11日). 2022年6月18日閲覧。