土岐市
岐阜県の市
土岐市(ときし)は、岐阜県の南東部に位置する市。市域の約7割が丘陵地で南高北低の地形である[1]。
ときし 土岐市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 中部地方、東海地方 | ||||
都道府県 | 岐阜県 | ||||
市町村コード | 21212-1 | ||||
法人番号 | 8000020212121 | ||||
面積 |
116.02km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
52,132人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 449人/km2 | ||||
隣接自治体 |
多治見市、瑞浪市、可児市、可児郡御嵩町 愛知県:豊田市、瀬戸市 | ||||
市の木 | ヒトツバタゴ | ||||
市の花 | キキョウ | ||||
土岐市役所 | |||||
市長 | 加藤淳司 | ||||
所在地 |
〒509-5192 岐阜県土岐市土岐津町土岐口2101番地 北緯35度21分09秒 東経137度11分00秒 / 北緯35.35253度 東経137.18325度座標: 北緯35度21分09秒 東経137度11分00秒 / 北緯35.35253度 東経137.18325度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
特記事項 | 面積は多治見市との間に境界未定部分があるため参考値 | ||||
ウィキプロジェクト |
概要
編集名古屋市から北東に約35kmの距離にありJR中央線と中央自動車道で結ばれる好立地であることから高度経済成長期から団地開発が進み、現在ではベッドタウンとなっている。2005年には東海環状自動車道が開通し、豊田方面とのアクセスが飛躍的に改善されたことで工業団地としての需要も高まってきている。観光面では美濃焼関連のほかにも岐阜県屈指の集客施設である土岐プレミアム・アウトレットを擁する。土岐市を含む東濃地方は古くより善光寺から名古屋を結ぶ下街道の宿場町として栄えた歴史があり、県庁所在地の岐阜市よりも名古屋市との結びつきが強いという特徴がある[3]。
地理
編集同じ市であるが、地理的に各地域が山で隔てられておりそれぞれの町の文化が形成されている。共通する陶磁器産業についてもそれぞれの地域によって得意とする分野が分かれている。
隣接する自治体
編集歴史
編集合併の経過
編集昭和の合併
編集- 合併促進法により旧土岐郡町村の枠組みが議論される。
- 当初は「土岐津、泉、肥田の北部のみ」の市町村合併や「下石、妻木、駄知等の南部のみ」の枠組み等も研究される。
- 合併案に際し、下石町および妻木町へ多治見市から激しい合併の勧誘があった。
- 当初現土岐市の枠組みに駄知町は難色を示し、南部のみの枠組みを推進する。
- 合併に際し、市役所の所在地について下石町と土岐津町は対立し、激しい主導権争いを繰りひろげ何度も白紙になりかけたが、駄知町が仲裁に入り協議が行われ、幾つかの条件をつけ合意する。
- 市役所は合併後2年以内に土岐郡役所跡に置く
- 下石町に公会堂を設置する(旧市民センター、土岐市西部体育館 現:西部こども園)
- 妻木町および下石町の病院の整備(旧中央病院 現:ウエルウエア土岐)
- 駄知町に陶磁器試験場を設置する(現セラテクノ土岐)…等
- 合併目前、「陶都市」の名称で合併しようとしたが、多治見市など他陶磁器産地の猛反発があり、当時の自治省(現総務省)に却下され、その後「美濃陶都市」でも却下され、いくつかの案より古来からの郡名である土岐を採用し「土岐市」と命名した(隣接し先に合併した瑞浪市は、土岐郡瑞浪土岐町他周辺町村が合併し誕生しているが、市の名称で「瑞浪市」案と「土岐市」案で対立したが、「瑞浪市」を採用している。)。
- 1955年(昭和30年)2月1日 土岐市制施行[4]。
- 合併後2年間駄知町(旧駄知町役場)に市役所設置(議員が入りきらず駄知小学校講堂で議会が行われた)。
- その後泉支所と土岐津支所が廃止され、駄知支所を設置、土岐津町に市役所が建設される。
平成の合併
編集人口
編集土岐市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 土岐市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 土岐市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
土岐市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
行政
編集- 市長:加藤淳司(2019年4月27日就任、2期目)
歴代市長
編集代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 | 備考 |
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初代 | 二宮安徳 | 1955年 | 元土岐地方事務所長 | |
2代 | 水野沖三 | 1983年 | 下石町 | |
3代 | 塚本保夫 | 1983年4月27日 | 2007年4月26日 | 駄知町、6期 |
4代 | 大野信彦 | 2007年4月27日 | 2011年4月26日 | 泉町、1期 |
5代 | 加藤靖也 | 2011年4月27日 | 2019年4月26日 | 泉町、2期 |
6代 | 加藤淳司 | 2019年4月27日 | 現職 | 泉町、2期目 |
- 土岐市役所
- 市役所支所
- 西部支所 - 妻木町、下石町全域
- 鶴里支所 - 鶴里町全域
- 曽木支所 - 曽木町全域
- 駄知支所 - 駄知町全域、肥田町肥田の一部
- 肥田支所 - 肥田町肥田の一部を除く肥田町全域
- 広域行政
- 東濃西部広域行政事務組合-土岐市、多治見市、瑞浪市で構成
議会
編集市議会
編集- 定数:18[6]
- 任期:2019年4月27日 - 2025年4月26日
- 議長:西尾隆久 (新世クラブ)
- 副議長:後藤正樹 (新世クラブ)
会派名 | 議席数 | 議員名 |
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新世クラブ | 12 | 杉浦司美、加藤淳一、鈴木正義、水野哲男、安藤学、後藤正樹、安藤勝彦、渡邉豪、木股英明、大久保一夫、山内健、西尾隆久 |
ききょうクラブ | 1 | 北谷峰二 |
公明党 | 2 | 伊藤公男、水石玲子 |
市民ライフ | 1 | 小栗恒雄 |
かけはしみんなの声 | 1 | 塚本俊一 |
日本共産党 | 1 | 小関篤司 |
衆議院
編集- 選挙区:岐阜5区 (多治見市、中津川市、瑞浪市、恵那市、土岐市)
- 任期:2024年10月27日 - 2028年10月26日
- 投票日:2024年10月27日
- 当日有権者数:263,919人
- 投票率:59.51%
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
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当 | 古屋圭司 | 71 | 自由民主党 | 前 | 73,679票 | ○ |
比当 | 眞野哲 | 42 | 立憲民主党 | 新 | 58.973票 | ○ |
山田良司 | 64 | 日本維新の会 | 元 | 19.973票 | ○ |
姉妹都市・提携都市
編集地域
編集教育
編集大学・研究機関
編集各種学校
編集- 学校法人土岐学園 中部国際自動車大学校(整備士養成施設、旧・土岐自動車工学専門学校)
- 東濃看護専門学校
- 中部速算学校
高等学校
編集- 岐阜県立土岐商業高等学校
- 岐阜県立土岐紅陵高等学校(旧・土岐高等学校)
- 岐阜県立東濃フロンティア高等学校(旧・土岐北高等学校)
中学校
編集
小学校
編集
幼稚園
編集- 土岐市立土岐津小学校付属幼稚園
- 土岐市立妻木小学校付属幼稚園
- 土岐市立駄知小学校付属幼稚園
- 土岐市立肥田小学校付属幼稚園
- 土岐市立泉小学校付属幼稚園
- 土岐市立泉西小学校付属幼稚園
特別支援学校
編集指定自動車教習所
編集公民館
編集- 土岐市立土岐津公民館
- 土岐市立下石公民館「楽習舎」
- 土岐市生涯学習館
- 土岐市立妻木公民館「城山公民館」
- 土岐市立鶴里公民館
- 土岐市立曽木公民館
- 土岐市立駄知公民館「啓明舎」
- 土岐市立肥田公民館
- 土岐市立泉公民館
- 土岐市立泉西公民館
図書館
編集体育館
編集- 土岐市駄知体育館
- 土岐市土岐津体育館
- 土岐市肥田体育館
郵便局
編集- 土岐郵便局(集配局)
- 駄知郵便局
- 妻木郵便局
- 下石郵便局
- 土岐鶴里郵便局
- 曽木郵便局
- 肥田郵便局
- 土岐駅前郵便局
- 土岐定林寺郵便局
- 土岐泉西郵便局
- 土岐上田簡易郵便局
消防
編集- 土岐市消防本部
- 土岐市北消防署
- 土岐市南消防署
- 濃南分駐所
医療機関
編集テレビ・FMラジオ中継局
編集市内には3箇所のNHK、民放5社(CBCテレビ(5)、東海テレビ放送(1)、名古屋テレビ放送(6)、中京テレビ放送(4)、岐阜放送(8))のテレビ中継局がある。
3局の中では土岐南中継局が最も出力が高い。またこの土岐南中継局にはFMラジオのNHK岐阜FM・FM GIFUの中継局も併設されている。
ケーブルテレビ
編集土岐市内はおりべネットワーク(本社:多治見市)のエリアとなっており、テレビ愛知の視聴も可能となる。
文化施設
編集- 土岐市文化プラザ
- 土岐市美濃陶磁歴史館
- 織部の里公園
交通
編集鉄道
編集- 東海旅客鉄道(JR東海)
バス
編集道路
編集- 中央自動車道 : 土岐IC - 土岐JCT
- 東海環状自動車道 : 土岐南多治見IC - 土岐JCT - 五斗蒔PA/スマートIC
- 国道19号(土岐バイパス)
- 国道21号(道の駅「志野・織部」、中央道土岐IC接続)
- 国道363号柿野バイパス(岐阜県土岐市鶴里町柿野 - 同市鶴里町細野、L=3.3km) A工区、B工区は開通
- 主要地方道 岐阜県道13号豊田多治見線
- 主要地方道 岐阜県道19号土岐足助線
- 主要地方道 岐阜県道66号多治見恵那線(道の駅「土岐美濃焼街道・どんぶり会館」)
- 主要地方道 岐阜県道69号土岐市停車場細野線
- 主要地方道 岐阜県道84号土岐可児線
- 岐阜県道111号平畑土岐線
- 岐阜県道112号上渡合土岐線
- 岐阜県道385号河合多治見線
- 岐阜県道382号土岐南多治見インター線(東海環状道土岐南多治見IC接続)
- 岐阜県道387号下石笠原市之倉線
- 岐阜県道388号妻木笠原線
- 岐阜県道392号肥田下石線
- 岐阜県道421号武並土岐多治見線
主な施設
編集商業施設
編集- 土岐プレミアム・アウトレット
- テラスゲート土岐
- とっくり村
- よりみち温泉
- まちゆい
- スーパーセンターオークワテラスゲート土岐店
- イオンモール土岐[注釈 2][12]
- イオンスタイル土岐
温浴施設
編集- 柿野温泉
- 山神温泉
- 土岐市温泉活用型健康増進施設「バーデンパークSOGI」(曽木温泉)
道の駅
編集- 道の駅土岐美濃焼街道「どんぶり会館」
- 道の駅 志野・織部
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集名所・観光スポット
編集- 織部ヒルズ(土岐美濃焼卸商業団地)
- 陶史の森
- 土岐市立陶磁器試験場「セラテクノ土岐」
- 織部の里公園
- 土岐市美濃陶磁歴史館
- 土岐市文化会館(パレオパラドキシアの展示など)
- 美濃陶芸村
- 土岐市郷土物産陳列所(土岐市駅2F)
- 若人の丘
旧跡・城
編集寺院
編集- 泉東窯町
- 泉町定林寺
- 泉町久尻
- 泉町河合
- 肥田町肥田
- 肥田町浅野
- 土岐津町高山
- 土岐津町土岐口
- 下石町
- 駄知町
- 妻木町
- 曽木町
- 鶴里町細野
- 鶴里町柿野
神社
編集祭事・催事
編集出身著名人
編集- 長瀬博 - 化学者、筑波大学教授
- 田口尚幸 - 国文学者、愛知教育大学教授
- 若尾政希 - 思想史家、一橋大学教授、日本学術会議会員
- 酒井直人 - 東京都中野区長、元中野区職員
- 佐橋滋 - 元通商産業事務次官、元余暇開発センター理事長
- 稲垣隆司 - 岐阜薬科大学学長、元愛知県副知事、元名古屋競馬社長
- 林高生 - エイチーム創業者・社長
- 神奈月 - ものまねタレント
- 纐纈歩美 - サックス奏者
- 近藤サト - フリーアナウンサー、元フジテレビアナウンサー
- 酒井敏也 - 俳優
- 尾関伸次 - 俳優
- 田中邦衛 - 俳優
- 塚本連平 - テレビドラマ演出家・映画監督
- 橋本真也 - プロレスラー
- 塚本快示 - 陶芸家
- 神戸峰男 - 彫刻家
- 長谷川英二 - 工芸家、土岐市無形文化財
- 新井清泉 - 書道家
- 人時 - ミュージシャン、元黒夢
- 真山亜子(旧芸名・水原リン) - 声優
- 問題龍 - プロレスラー
- ワタナベシュン - プロレスラー
- 堀慶末 - 死刑囚
- 土本典昭 - 記録映画作家、ルポルタージュ作家
名誉市民
編集- 二宮安徳 - 元土岐市長
- 塚本快示
- 水野沖三 - 元土岐市長
- 鈴木喜義 - 元土岐商工会議所会頭
- 塚本保夫 - 元土岐市長
- 玉樹成三 - 元土岐商工会議所会頭
郵便番号
編集郵便番号は以下の通りとなっている。2006年10月1日に変更。
- 土岐郵便局:509-51xx、509-52xx、509-53xx、509-54xx
市外局番
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “第1章 土岐市の景観”. 土岐市. 2024年12月7日閲覧。
- ^ 「陶磁器の産地」陶磁器お役立ち情報2015年11月5日
- ^ 「土岐市からの通勤・通学者数」2013 土岐市統計書 2015年3月1日
- ^ a b “土岐市制60周年記念事業”. 土岐市 (toki.lg.jp). 2022年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月17日閲覧。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、128頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ “市議会のしくみ”. 土岐市. 2016年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月7日閲覧。
- ^ a b c “スポーツ姉妹都市 静岡県焼津市” (PDF). 広報とき(2007.10.1). 土岐市. 2014年7月14日閲覧。
- ^ a b “災害時の応援に関する協定書” (PDF). 土岐市. 2014年7月14日閲覧。
- ^ a b c d “姉妹(友好)提携情報”. 自治体国際化協会. 2012年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月14日閲覧。
- ^ a b c “姉妹都市(イタリア:ファエンツァ市)”. 土岐市. 2014年7月14日閲覧。
- ^ “イオンモール土岐がオープン、東濃初 社長「渋滞対策が最大テーマ」”. 朝日新聞デジタル (asahi.com). 朝日新聞社 (2022年10月8日). 2022年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月17日閲覧。
- ^ “イオンモール土岐公式ホームページ”. イオンモール土岐. 2022年5月31日閲覧。
- ^ 「県内外から30万人以上の人で賑わう 」織部ヒルズ ホームページ2015年12月25日
- ^ 「もみじライトアップ」曽木公園もみじライトアップ実行委員会公式ホームページ2015年11月5日