<

!– Bootstrap core CSS –>


【IWJ号外】レーガン元大統領の元特別補佐官ダグ・バンドウ氏インタビュー(後半)「米国、欧州、そしてNATOのすべてが、ウクライナ紛争の責任を共有している」と痛烈批判! 2024.9.21

記事公開日:2024.9.21 テキスト
このエントリーをはてなブックマークに追加

(文・IWJ編集部)

特集 ロシア、ウクライナ侵攻!!

 9月12日、米国にとって、「9.11」同時多発テロ事件の追悼記念日の翌日、ロナルド・レーガン元大統領の元特別補佐官・ダグ・バンドウ氏が、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに拠点を置く、独立系ジャーナリスト、アフシン・ラッタンシー氏が司会を務める、『ゴーイング・アンダーグラウンド』に出演しました。『ゴーイング・アンダーグラウンド』は、時事問題と地政学問題を主に扱っています。

 ダグ・バンドウ氏が出演した番組は「『不愉快』~ウクライナ代理戦争におけるNATOの役割をレーガン元大統領の元特別補佐官ダグ・バンドウ氏が痛烈批判」と題して、カナダに本社を置くオンライン動画共有プラットフォームの『ランブル』で公開されています。全体で30分ほどのインタビューを、前半と後半の2回に分けてお送りします。

 ダグ・バンドウ氏インタビューの前半は、以下でお読みください。

 バンドウ氏は、インタビューの後半で、ウクライナ紛争は、米国による、ウクライナ人を犠牲にして、ロシアを破壊する「代理戦争」であり、欧州もまた、米国が主導する「代理戦争」によって、深刻な打撃を受けていると語りました。

 バンドウ氏は、カマラ・ハリス氏が大統領に就任すれば、バイデン政権よりもさらに、「ブロブ(blob、米国の外交政策を支配する、主に介入主義的な政策姿勢)」に支配された政権になるだろうと予測しています。

 バンドウ氏は、「私はトランプのファンではない」と述べつつも、トランプだけが「米国が侵略行為を行っている」と述べ、大統領時代も「トランプが不必要な殺人に加担することをためらう場面がいくつか」あったことなどを考えると、この無惨なウクライナ紛争を終わらせようとするだろうと発言しています。

 バンドウ氏は、自分が関わってきたのは、戦場で実際に部隊を率いて戦う中級将校の集団であり、彼らは「愚かな理由で死にたくはないし、実際のところ、外国人を殺したくもない」と考えている人々だと説明しています。

 バンドウ氏は、「軍隊は、この問題を論理的に考えるのにふさわしい場所だ」と述べ、これら米軍の中核を担う人々は、戦争と平和の問題を非常に真剣にとらえており、米国の外交政策が、まったく無責任に米国民の税金を浪費してることに気づき始めていることに希望を持っている、と締めくくっています。

 以下、ラッタンシー氏による、ダグ・バンドウ氏インタビューの後半の仮訳です。どうぞ、IWJ会員となって、全文をお読みください。


「不愉快」~ウクライナ代理戦争におけるNATOの役割をレーガン元大統領の元特別補佐官ダグ・バンドウ氏が痛烈批判
アフシン・ラッタンシー『ゴーイング・アンダーグラウンド』、2024年9月12日

 「米国、ヨーロッパ、NATOはすべて、この件で責任を負うべきです。彼らはまったく無責任でした。NATOの拡大は、彼らが反対の保証をしたにもかかわらず…本質的には、ウクライナ人の命を犠牲にして、ロシアを破壊するために戦っているのです。私は、それが嫌悪すべきことだと思います」~ロナルド・レーガン元大統領の元特別補佐官、ダグ・バンドウ氏が、ウクライナにおける代理戦争に関する米国、英国、EUの政策を痛烈に批判する

<以下、インタビュー後半>

アフシン・ラッタンシ「『ゴーイング・アンダーグラウンド』へようこそ。引き続き、ロナルド・レーガン元大統領の元特別補佐官であり、ケイトー研究所の上級研究員であるダグ・バンドウ氏と一緒にいます。ダグ、(休憩前の)第1部で、米国の永遠の戦争について、人々が公の場で語っていることと、人々が個人的に内密に語っていることには、しばしば大きな違いがあると、あなたが説明しているところを(休憩のために)中断してしまいましたね。

 さて、ヨーロッパでの戦争について、今後数ヶ月はどうなると思いますか? あるいは、どうなるべきだと思いますか?

 あなたは、この件についてツイートされていましたね。不名誉な元英国首相、ボリス・ジョンソン、彼はどうなるべきでしょうか? 彼は明らかに、違法な武器をイスラエルに提供するよう呼びかけていますし、ウクライナと、より多くの若いウクライナ人が戦争に参加し、おそらくは『肉挽き機(過酷な戦場の意味)』の中で殺されるよう、呼びかけています。

 なぜ、ボリス・ジョンソンは、ゼレンスキーの軍隊に入隊するよう、人々をうながしたのだと思いますか?」

ダグ・バンドウ「戦争を望む人々は、戦争の恩恵を享受しているように見える、というのが私の印象です。

 例えば、リンゼー・グラハム上院議員(サウスカロライナ州選出、共和党)についても同様です(※1)。彼は、想像しうる限りの、あらゆる戦争を基本的に支持しています。彼らは、他の人々を(戦場に)送り込みたいと思っている人々です。彼らは、世界中で甚大な被害をもたらしています。

 これらの戦争で衝撃的なのは、米国、英国、ヨーロッパ諸国が戦争の代償を払わず、他国で代償を払っている(犠牲になっている)民間人の数です。ウクライナ人が犠牲になっています。ロシア人も犠牲になっています。そして、この長期にわたる戦争のコストは、まさに壊滅的なものになると思います。

 見てください、私達は、(ウクライナで)平和を必要としているのです。私はとてもはっきりと言っています、だからあなたは意味がわかるでしょう。

 ウラジーミル・プーチンは侵略者です。私は、彼がウクライナに侵攻したのは間違っていたと思っています。しかし、同盟国の指導者たち、つまり米国、欧州、そしてNATOのすべてが、この件(ウクライナ紛争)で責任を共有していることを、私達は認識すべきなのです。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php(会員限定・続きを読む https://iwj.co.jp/wj/member/archives/524642

(…会員ページにつづく)

アーカイブの全編は、下記会員ページより御覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です